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2008.03.24

「時代劇の間違った見方 弐」に行ってきました

 昨晩、阿佐ヶ谷ロフトAで開催された「時代劇の間違った見方 弐」というイベントに行ってきました。
 ゲスト出演された近藤ゆたか先生からご招待いただいて、脚本家のA先生と評論家のH先生に挟まれてという、時代劇オタとしては有り難いような恐ろしいようなシチュエーションでありましたがそれはまあいいとして。

 このイベント、要するに、出演者が面白時代劇映像を持ち寄って、ツッコミを入れながら盛り上がろうというもの。昨年の一回目は残念ながら見に行くことはできなかったのですが、初めて見た今回は、ある意味予想通りの、身内の上映会的な楽しいイベントでした。

 実に約四時間にも及ぶイベントで、内容的には一つ一つ書ききれないのですが、印象に残ったものを挙げれば、前回上映されて大ウケだったという萬屋錦之介の「破れ奉行」ネタから引き続いての「破れ」シリーズに、「江戸の牙」や「江戸特捜指令」のひどすぎるヒーローたちの暴れっぷりといったTV時代劇ネタにはじまり、実は豪華な東映ポルノ時代劇の世界に、あまりに小池イズム溢れる勝新版「御用牙」、あるいは海外の間違ったニンジャ・サムライ映画に、何故か「ミラーファイト」まで飛び出して、実に混沌とした(誉め言葉)イベントでした。
 こちらも既に見たことがあるネタから知識では知っていたネタ、果ては初見のネタも幾つかあり、理屈抜きに大笑いさせていただきました。

 しかしながら――失礼を承知で言わせていただけば、時代劇ネタではまだまだ未熟者の私の目から見ても、「これ、そんなに珍しいネタかしら?」とか、「このネタ、みんな笑ってるけど伝奇的には十分アリ/既にあるだろう」とか思ってしまったのも事実。
 まあ後者の感想は置いておくとして、前者は、正直もう少しレアなネタが出てくるものかと思っていたので、ちょっと残念でした。まあ、この辺りは、こちらの思っていた客層(コアな時代劇ファン)と、主催者側のターゲットとしていた客層(とにかく面白い映像を楽しみたい方たち)に差があったということでしょう。
(というか、周囲と明らかに違うタイミング/ネタで盛り上がるタチの悪い客でごめんなさい)

 とはいえ、上記の通り、素直に楽しむ分には実に楽しいイベントでしたし、リアルでは最近まで時代劇ネタで一緒に盛り上がれる人が身の回りにいなかった自分にとっては、こうやって皆で賑やかに辺りはばからず爆笑できるイベントは、なかなか貴重な機会でした。

 果たして次回はいつ、どこで開催されるのかわかりませんが、その時にはまた馳せ参じたいと思いますし、さらに正直に言えば「こういうイベントを開催できるのっていいなあ…」と思った次第です。

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コメント

はじめまして、上記イベント壇上で客席から見て右端に座っていたEMUと申します。

当日はご来場いただきありがとうございました。
お楽しみいただけた、というご感想を頂き恐縮しております。

ご意見としていただいた事については、まさにご指摘のとおり、客層的に盛り上がるのはあれぐらいのネタの深さなんですね。

基本的に想定しているのが「水戸黄門や暴れん坊将軍は概要くらい知ってる。鬼平は裏番組見てる」くらいの感じの層です(何らかのオタクである事前提)。
「時代劇」というものを漠然としたイメージで一くくりにしている、と申しましょうか。

ですから、暴れん坊将軍の隕石話や月形黄門のヒヒ退治など、世間一般でのイメージが完全に定着しているもののトンデモ話、というのが最も破壊力を持つ、と言う事になります。

後は、ビジュアル的に強烈なもの、キャラが濃いものなどが中心になりますね。

ですので、時代劇に本当に詳しい方には、食いたらなさや「何故ここが笑いのポイントになるのか」など、色々な「何故?」があったかと思います。
その点はもう頭を垂れる以外にございません。
会場ウケを意識して原典の主題と外れた紹介の仕方もしている部分がありますので。

ただ、今回のイベントで、幾人かの時代劇ビギナー(オタク前提)に
「時代劇も(色々な意味で)アリだな」と思っていただければ、主催した人間としては本望でございます。

その上で時代劇ファンの方に楽しんでいただければ、と言うのが理想ですね。

「時代劇」については年1くらいでやれれば、と思いますが、当方本分である「海外映像」他イベントは今後継続して行く予定ですので、今後とも宜しくお願いいたします。

投稿: EMU | 2008.03.24 11:28

EMUさんはじめまして。楽しいイベントをどうもありがとうございました(家に帰ってきてみたら声が枯れておりました)

あとで自分の書いた文章を読み返してみたら、自分の脳内で勝手なイメージを作って、それを元にアレコレ言っていて、申し訳なくなりました。

ウケ狙いも大事なことだと思います。まさにうちのサイトも「時代劇も(色々な意味で)アリだな」と思ってもらいたいと思って作っている部分もありますので…
(いや、本当にうちのサイトも人のことどうこう言えません(汗))

何はともあれ、今後とも楽しみにしております。海外映像も元々嫌いではないので、大いに気になっております。頑張って下さい!


投稿: 三田主水 | 2008.03.25 00:42

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