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2008.03.05

「Y十M 柳生忍法帖」 もしかしてもの凄いピンチ…?

 冷静に考えると夏前には終わってしまいそうな「Y十M 柳生忍法帖」。今回はそのクライマックスに向けてのタメとも言うべき回でした。

 正直なところ、お話の動き自体はあまり大きくない印象で、遂に磔台も完成して明成も回復、残るは十兵衛・沢庵のもとにいるおゆらを連れ戻すのみ…と、銅伯が十兵衛たちのもとを訪れる、という回。

 あまりに銅伯が余裕こき過ぎていて、これは典型的な悪役の自滅パターンではと心配にもなりますが――もっとも、江戸に行ったきりのお千絵とお笛のことにも気を配っているあたり、油断はない様子――普通に考えれば、これはまず逆転されるおそれはない状況ではあります。

 まず、五人のほりにょ、そして(文字通り首に縄をつけて連れてこられた)おとねさんが人質になっている。そして人質といえば、天海僧正もまた、銅伯に人質にされているようなもの。
 仮にこれらの抑えを無視して十兵衛が動こうとも、銅伯には、十兵衛をして完敗させしめた忍法なまり胴の秘術がある。さらにいえば、万が一銅伯を倒して逃れたとしても、ここは敵地の真ん真ん中、城兵こぞって待ち受ける状況であります。

 これに対する十兵衛のもとには、おゆら様がいるのみですが、これも既に獣心香の魔力が醒めて、デレ期を脱した状況で、これまでのようにいくとは思えません。
 今回のラストでは、一応、十兵衛はおゆら様の首にその腕を回してはいるものの、十兵衛が女性の首をひねることなど、できようとは思えません。

 要するに、外部からの救いの手も、自ら状況を打開する方法もなく――いよいよもって最大の窮地に陥った十兵衛の運命や如何に。 唯一気になるのは、正気に戻りながらも、十兵衛の腕の中で静かな表情を見せるおゆら様ですが…

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