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2008.05.08

「箱館妖人無頼帖 ヒメガミ」第2巻 艶やかかつパワフルに

 明治の蝦夷地を舞台に、土方歳三の娘・彪と、謎の美女戦士ヒメガミが諸外国の送り込む妖人たちと死闘を繰り広げる「箱館妖人無頼帖 ヒメガミ」待望の第二巻が発売されました。
 今回二人が死闘を繰り広げる相手は、亜米利加からやってきた外道騎兵隊。白い大地を赤く染めての一大銃撃戦に加えてヒメガミ側にも驚きの展開があり、早くも急スピードで物語が走り始めた感があります。

 「みぶろ」を求めて、一人箱館に現れた幼い少女。「新撰組の封印」を狙う者たちに少女の村が襲撃・占領されたことを聞かされた彪とヒメカの凸凹コンビは、その村を目指します。
 が、一軍にも匹敵する多数の敵から、村人たちを守って戦うのは彪たちにとっても荷が重い話。村人の間にも不協和音が生じる中、非道な敵の猛攻に苦しむ彪とヒメガミの前に現れたのはなんと――という展開。

 画のうまさとアクション設計の巧みさはさすがの一言。また、作者入魂の女体のムチムチっぷりも相変わらず見事で、あまりサービスシーンの好きではない私も正直感服いたしました(何言ってるんだろう俺)。特に、数ページを費やして描かれたヒメガミ変身シーンは、艶やかかつパワフルで、強く印象に残ります。

 物語展開の方は、個々の要素が今一つドラマを盛り上げる方向に噛み合っていなかった印象があり――エピソードのウェイトが、彪や新撰組の生き残りから、途中でヒメガミ側に移ってしまったようで――その点は残念だったのですが、予定調和的に見えた物語が、終盤、思わぬキャラクターたちの参戦によりひっくり返されたのにはちょっと驚かされました(特に鉄球さんはすごいな)。

 倒しても倒しても、陸続と現れる妖人たちに劣勢を強いられる彪ですが、彼女の戦いに「新撰組の封印」が何をもたらすのか。今回さりげなく語られた、外国勢力のみならず和人からも虐げられる人々の存在が、如何に彼女の運命に絡むことになるのか…まだまだ謎と、楽しみは尽きません。


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