七月の時代伝奇アイテム発売スケジュール
まったく私事で恐縮なのですが、今年の七月早々に一つ年をとります。年男ですよ三度目の! 「不思議だな…人は年を取り続けても、夏は変わらずにやって来る…」とか往壓さんのマネをしている場合ではありません。まあそれでも何でも生きていると良いことの一つや二つはあるわけで、そんなことの一つが新しい時代伝奇作品との出会い――というのはそれはそれで問題ですが、とにかく七月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。
文庫小説では、何よりも気になるのが4日発売の「世話焼き家老星合笑兵衛」シリーズの最新作「花見の宴」。私の大好きなシリーズであり、個人的にもっともっとメジャーになってよいタイトルと思っているだけに、新刊発売がそのきっかけになればと期待します。また、近刊の刊行ペースも快調な上田秀人先生の作品は、10日の「勘定吟味役異聞」シリーズ第七弾「遺恨の譜」が登場です。
一方、異形コレクションの最新刊は、ちょっとびっくりの「未来妖怪」。異形コレクションといえば、うちのサイト的には朝松健先生の室町伝奇ホラーですが、これがまた凄い趣向らしいので楽しみです。
その他、文庫化・復刊としては、柳蒼二郎先生の「元禄魔伝」の文庫化第二弾「秘伝 元禄骨影の陣」や、微妙に快進撃のランダムハウス講談社時代小説文庫から、シバレンの「決闘者 宮本武蔵」の続刊、そして何故か(?)多田容子先生の「双眼」が登場です。
また、武侠小説としては4日に金庸先生の「雪山飛孤」が文庫化。あのラストには色々とご意見がある方も多いと思いますが、あれはあれで私は結構好きです(一巻本で収まりもいいしね)。
さて漫画では、何と言っても、先日完結したばかりの「Y十M 柳生忍法帖」最終巻第11巻が4日に発売されるのに注目。まあ、作者的に書き足し等はなさそうですが…その他シリーズものの続刊としては、同日に「諸刃の博徒 麒麟」の第4・5巻が一気に登場のほか、23日に「戦国戦術戦記 LOBOS」第3巻と漫画版「大江戸ロケット」第2巻、25日に漫画版「大帝の剣」第2巻、そしてこれまた第2巻の「赤鴉」が28日に登場と、かなりの充実ぶりです。
また、嬉しい驚きは、商業出版化されながらも出版社の倒産で立ち消えとなっていた「ネリヤカナヤ」の復活。人間待っていると良いこともあるものです。
そして、個人的に最愛の時代漫画の一つ、「矢車剣之助」は六月の「疾風編」に続いて18日に「迅雷編」全三巻が刊行。これは後半部分の単行本化かな?(ストーリーはさておき、絵的には後期の絵が気に入っているのです)
ゲームでは、何だかずいぶん待たされた感のある「サムライスピリッツ 六番勝負」が24日にWiiとPS2で発売。しかしPS2版は通信対戦があるのに(有料ですが)、Wii版はその代わりにミニゲーム付きとは…こういうことをやってるからWiiのサードソフトは売れないとまだわからんのでしょうか。
それはさておき、その他微妙に時代ものから外れますが、一部の表現の問題で1日「ソウルキャリバー4」がXBox360とPS3で発売。また、PSPではPCエンジンで発売されたシリーズ全作を収録した「天外魔境コレクション」が31日に発売されます。同時に「第四の黙示録」のベスト版も発売されるのですが、一体ハドソンに何が起きたのか。
さて最後に時代伝奇以外の個人的に注目アイテムですが、やはり夏は怪談の季節、ということで、7日の「「超」怖い話M」、15日の「怖い本」と平山夢明先生の新刊二冊が登場…って大丈夫かしら。そしてその他にも福澤徹三、平谷美樹の両先生の怪談本も今年も登場ということです。
そして最後の最後。24日発売の熊谷カズヒロ先生の単行本「モノクロームボックス」が個人的に非常に気になっています。単行本の内容はまだわかりませんが(というより集英社から発売予定だった「モノクロームジェット」の単行本かしら)、「コミックバーズ」誌で新連載が始まることもあり、大いに楽しみにしているところであります。
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