「逃亡者おりん 烈火の巻」 道悦様大ハッスル!
放浪の旅の途上、虚無僧たちに追われる少女・すみれを助けたおりん。すみれは、由比正雪の軍資金の在りかを知る唯一の存在だった。軍資金を狙う駿府城代・土井采女正一派、そして大岡忠光配下の風魔一族からすみれを守り戦うおりんだが、その争いを陰から操る由比正雪の亡霊の正体は…
二週連続の「逃亡者おりん」スペシャル第二弾は、由比正雪が遺したという莫大な財宝を巡る争奪戦に、おりんが巻き込まれるという趣向。
正直なところ、続編的な趣向は前回のスペシャルでほぼやってしまったため、そういう意味では今回は続編的な要素は少なめではあるのですが、TVシリーズで大暴走したあおい輝彦演じる大岡忠光が再登場。相変わらずロクでもない陰謀を企んでくれます。
その他、風魔幻一郎役に遠藤憲一、土井采女正に田村亮、その娘・佐奈子に木下あゆ美と微妙に豪華キャストで、アクションあり人間ドラマありサービスシーン(ゴールデンタイムだというのに女郎屋の折檻蔵に吊されるヒロイン…)ありと、盛り沢山であります。
が…番組終盤で全てを掻っ攫って行くのはやっぱりあの人。
生き残ったおりんと弥十郎の前に現れた由比正雪の亡霊。果たしてその正体は――ってやっぱり道悦!(正体を現すときは意味なくモーフィング)
しかも道悦、先週のスペシャルのラストで底無し沼に呑まれて死んだはずなのに、生きていた理由をあっさりスルーする豪快さが実に素晴らしい。
そしてクライマックス、おりんと道悦の死闘の最中に、正雪の軍資金を収めた堂宇の仕掛けが発動。これは来るぞ、来るぞ…と思っていたらやっぱり来た! スイッチが入ると周囲で爆発、爆発の連続!
折角だから余った火薬を全て使いました、と言わんばかりの爆発の連続に、こちらの腹筋も爆発しそうになりました。
結局、軍資金は道悦もろとも爆破の中に消え、おりんはまたただ一人さすらいの旅に――と、意味ありげに映し出される堂宇…と思ったらそこからガバッと突き出される腕!
まったく、最後の最後まで期待を裏切りません。
というわけで、二週間にわたって放映された久々の「逃亡者おりん」。振り返ってみれば道悦様の大ハッスルぶりが強く印象に残りました。冷静に考えてみると、果たして私らのような特殊ファン以外の視聴者にどれだけ受け入れられるか、ちょっと不安ですが、これも立派に一つの時代劇の姿。
どう考えても続編を作る気満々のラストだったので、おりんさんには申し訳ないですが、またの再会を楽しみにしている次第です。
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