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2008.10.19

十一月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 蝉の鳴き声も途絶え、ついでやってきた秋の虫の音もだんだんと細くなってきて、日増しに寂しくなってくる今日この頃。今年も残すところあとわずか、十一月の時代伝奇アイテムの発売スケジュールであります。

 最近毎月言っているような気がしてきましたが、文庫時代伝奇小説については非常にお寒い十一月。新刊で期待できそうなのは、加野先生の「玄庵検死帖 皇女暗殺控」くらいのようです(といってもこれも、九月に出るはずだったものが延期しただけのような気が…
 一方、文庫化・復刊の方では、そろそろドラマ第二弾の話も聞こえてきそうなしゃばけシリーズの「うそうそ」や、毎月コンスタントに発売されるのがありがたいランダムハウス講談社の柴錬シリーズとして「剣は知っていた」「裏返し忠臣蔵」が刊行されます。「裏返し忠臣蔵」が来たということは、柴錬立川文庫がこれから続くのか? 期待です。

 さて小説の方で、おそらくは伝奇ものではないけれども気になるのが、翔田寛先生の「やわら侍・竜巻誠十郎 五月雨の凶刃」と、楠木誠一郎先生の「甲子夜話秘録 鼠狩り」。前者は何だか翔田先生らしくないいかにも文庫書き下ろし時代小説なタイトルが、後者は「耳袋の次は甲子夜話か!」的な点から(まあ、版元はどちらも同じだいわ文庫なのですが)という、いささか意地悪な点から気になります。

 さて、漫画の方は相変わらず講談社が元気です。先日あまりに急な最終回を迎えて愕然とさせられた「幕末喧嘩博徒 諸刃の麒麟」(巻数表示がないのは一巻のみということでしょうか)、二・三巻同時発売というのがちょっといやな予感の「裏宗家四代目服部半蔵花録」、そしてたぶん内容的にはアレなんだけどやっぱり買ってしまうアニメ版「無限の住人」公式読本などが大いに気になるところであります。
 また、時代伝奇漫画に異様に強い幻冬舎バーズコミックスからは、「デアマンテ 天領華闘牌」と「戦国ゾンビ 百鬼の乱」の、共に第二巻が登場。どちらも先が気になる作品だけに、これは楽しみです。

 ゲームの方では、何故か十三日が特異点と言いたくなるくらいに時代ものゲームが集中。PS3の数少ない希望「侍道3」、PSPの戦国トレカゲーム「戦国絵札遊戯 不如帰-HOTOTOGISU- 乱」、これはベスト版ですがPS2の「戦国無双2 Empires」、おまけにニンテンドーDSには(これを時代ものと呼ぶのは強引ですが)「風来のシレンDS2 砂漠の魔城」と、ハードもジャンルもバラバラとはいえ(むしろそれだからこそ)、よくぞここまで重なったものだと感心いたします。個人的には携帯機の二作品は買う予定。

 そして映像ソフトの目玉は何と言っても「剣」の傑作選DVD-BOX! 数年前にWOWOWで再放送されたものの、今なお伝説のベールで包まれた時代劇が、傑作選とはいえDVD化であります。完全版ではないのがかえすがえすも残念ですが…
 ちなみに時代劇ではありませんが、忍者好きな人間には、「世界忍者戦ジライヤ」のDVD化も見逃せません。


 最後に時代伝奇以外で気になるアイテムは、最近荒山徹先生にもネタにされた(強引)ブライアン・ラムレイのタイタス・クロウ長編シリーズ第二弾「タイタス・クロウの帰還」。クトゥルフ+伝奇アクション(「タイタス・クロウ変容行」という仮題もそれっぽくでOK)というコロンブスの卵的な本シリーズ、第一弾から結構待たされましたが、続巻の刊行は嬉しい限りです。

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コメント

どもども。
今までの発行ペースから考えると「KENZAN」は来月あたり出そうな感じですがどうでしょうか?

投稿: まさ影 | 2008.10.20 01:30

まさ影さんこんにちは。
確かに、言われてみれば「KENZAN」は毎年11月に発売されてました!
まだ公式には発表されてないですが、たぶん来月発売ですね。楽しみです。

投稿: 三田主水 | 2008.10.21 01:15

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