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2009.04.21

「戦国BASARA」(アニメ版)第3話まで 正攻法で面白い?

 順当といえば順当、意外といえば意外と評すべきでしょうか。この四月から、カプコンのTVゲーム「戦国BASARA」がアニメ化されました。一応元ゲームのファンとして、本作をはじめとする「歴史(っぽい)もの」が作り出している一種の歴史ブームに興味を持つ者として、そして何よりもバカ映像愛好家としてチェックせざるを得ないと、この週末に三話まとめてチェックいたしました。

 一口に言えば、「スーパー戦国武将大戦」である本作、アニメ版になってもその辺りは相変わらずで、第一話からして、信玄と謙信の川中島決戦に乱入しようとする伊達政宗を阻む真田幸村、第二話では桶狭間に政宗と幸村が今川義元を追い詰めたところに、信長・光秀・蘭丸らが現れるという展開で、もう良識ある歴史ファンは眉を顰めること必至の内容。
 とはいえ「スーパー戦国武将大戦」なんですから、この辺りは本来は交わることのない原作(史実)をこんな風にクロスオーバーさせてきたか、と面白がるのが正しいのだと思います。

 しかし個人的に第一話で不満だったのは、当初の期待に比べてあまりに映像が真っ当過ぎた点であります。
 政宗の馬にチョッパーみたいなハンドルとマフラーが付いてるとか、OPの足軽ムーヴとか面白い点はいくつか合ったのですが、人が空飛ぶ程度じゃ今更満足できず、やっぱり巨大化・目からビームや、いきなり最終回(それは別の番組)は当然だろJK…という印象でしたが、そんなトチ狂った視聴者をちょっと感心させてくれたのは第二話。

 政宗vs幸村の激突以降の、暴走寸前なほどテンションの高い作画のパワーに加え、それと並行して描かれる信玄vs北条氏政&風魔小太郎のバトルシーケンスがかなり良い感じに描かれていて、誠に失礼ながら、ケレンではなく正攻法で面白がらされるとは、と大いに見方を変えた次第。

 さらに第三話では、(一応)主役三本柱の一人だったのになかなか登場しなくてハラハラしていた前田慶次が登場。他の武将とは一風異なる行動原理で天下のために動く姿がマトモに慶次らしくて格好良く、それに絡めて政宗の復活劇(政宗が信長の威圧感に恐怖を感じている一方で、幸村がなーんも悩んでいないのが実にらしくてよろしい)が描かれ、さらに良い具合に盛り上がってきた印象があります。

 まあ、あれだけ面白い原作(史実)のいいとこ取りをしているのだから、これくらい盛り上がって当然、という見方もあるかもしれませんが、しかしやはりキャラクターやストーリーのデフォルメの仕方は、これはスタッフのセンスというものだと思いますし、そして大袈裟に言えば、これも一つの歴史解釈・受容の表れと言えるのではないかしら…(これはまたいずれ、稿を改めて書くこともあるかもしれませんが)と思うのです。

 今は、元ゲームファンとしては、置鮎声のゴリランガーZと、個人的に一番気に入っている松永ダンディー(早く操作可能キャラにしようよ…)がいつ登場するかを楽しみにしている次第。…登場するよね?


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