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2009.05.27

「白獅子仮面」 第04話「小判の好きな化け猫騒動」

 金持ちたちを殺害していく化け猫の群れ。千両箱が無傷なのに不審を抱いた兵馬は、金が全て偽金にすり替えられていたと知る。久世大和守の姫君が怪しいと睨んだ兵馬は、逆に偽金を利用して化け猫たちを罠にかけるが、無断で久世家に潜入していた縫が人質となってしまう。白獅子仮面に変身した兵馬は、腰元に化けていた化け猫のかしらを倒し、縫らを救うのだった。

 何だか地口みたいなタイトルの今回ですが、敵の企みのスケールは大きく、江戸中の小判を偽金にすり替えて、恐慌を引き起こそうというもの。
 …妖怪とか大魔王が考えることではないような気がしますが、なかなかに偏差値の高い作戦です。
(もっとも、その程度で本当に恐慌が起きるのかなあという気がしますが、田所同心と一平のコントでその辺りをわかりやすく説明しているのが愉快)

 さて、その作戦を遂行するのが化け猫軍団なわけですが、化け猫らしく(?)全員女性。顔の造形的にはピープロ猫科ヒーローチック…と言ったら褒めすぎなレベルですが、姫君や腰元の着物を着て、うら若い女性の声を発する化け猫というのは、やはり存在感があります。火焔大魔王に「猫よ」とか呼ばれているのが萌え。

 しかし、大名家に入り込むことにより、宿敵である大岡越前ら町奉行所の追求を封じるというのはなかなかうまい手。
 そこから、
同心隊による張り込み→幻を追わせておいて本当の化け猫は後から脱出→目的の蔵に偽金の詰まった千両箱を用意して待ちかまえる兵馬→薙刀指南役に化けて潜入した縫を人質に
と畳みかけるような攻防戦となっているのもまた面白いのです。

 結局、縫が化け猫の催眠術により、寺の五重塔からあわや身投げ…というところで兵馬が白獅子仮面に変身(敵の前で変身したのは初めてのような気もしますが、さして気にしてない大魔王と配下)。
 いつも以上にあっさりと妖怪を倒して幕、ですが、今回本当の妖怪はかしらのみだったらしく、かしらが倒されると他の化け猫は人間に戻ったのは、後味の良い終わり方でした。
 ちなみにこのかしら、姫君ではなく腰元の方に化けていて、人の見ていないところでは主従逆転して姫を呼び捨てにかしづかせているのがちょっと倒錯的でユニークでした。


<今回の妖怪>
化け猫

 江戸中の小判を偽金にすり替え、恐慌を起こす作戦を担当する妖怪。着物は女性のままだが、顔と手足が猫のものに変化する。久世大和守の娘・綾姫の腰元・加世に化けており、綾姫や他の腰元を化け猫に変えて操っていた。
 主な武器は手の鋭い鉤爪で、手裏剣として飛ばすこともできる。その他、催眠術(念動力?)で他人を操ったり、幻を見せることも可能。また、尻尾の先にも鋭い爪がついている。


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