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2009.05.11

「水滸伝」 第04回「九紋竜の激怒」

 少華山の頭領となった史進は、華州の絵描きの娘・矯枝と恋仲になっていたが、賀太守に奪われ、自分も捕らわれてしまう。それをを知った林冲は、武松らと共に、灯籠献上の旅に来た宿大尉一行を襲ってこれに成り代わり、華州城に潜入。史進を救い出し太守一味を討つ。しかし矯枝は帰らぬ人となり、心を痛めた史進は梁山泊入りを断り去っていくのだった。

 一話置いて再登場の史進主役回の今回は、原典中盤(七十回本では後半)の華州編をベースとしたストーリー。
 原典では史進の梁山泊入りのエピソードとなるのですが、こちらでは武松や扈三娘たちもくわわって、少々捻った内容となっています。

 第二話の感想でも書いたかもしれませんが、何と言っても感心するのは、史進役のあおい輝彦のはまりっぷり。
 史進は今回、山賊稼業そっちのけで恋に燃えた末に、たった一人で太守の元に乗り込んだ挙げ句、バカみたいにあっさり捕まってしまうのですが、この辺の腕っ節は強いのだけども、お坊ちゃん育ちで青い部分を感じさせるキャラクターは、ビジュアル的にも存在感的にもこの当時のあおい氏にピッタリなのです。
(王矯枝役の人はこれはどう見ても…と思ってたらやっぱり小林幸子。変わらないなあ)

 このドラマ版、無理キャストも結構いますが、違和感なしのキャラも多く、これは意外(というのは失礼ですが)な収穫と思っていますが、史進は間違いなくその一人でしょう。

 一方、その無理キャストの代表がハナ肇の武松ですが、重くなりがちな今回では貴重なギャグメーカーとして活躍。
 特に、登場してすぐの、芦屋雁之助演じる居酒屋のあるじ(曹という名前だったけれど、原典の曹正に当たるのかしらん)とのバカすぎるやりとりには大笑いさせていただきました。
(ギャグと言えば、卓に置いた矯枝にもらった花の側に陳達が足を載せたからといって、いきなり斧を持ち出して卓をぶち壊す史進にも腹を抱えましたが)

 その他、今回は扈三娘を探しに来たという妹・燕麗が登場。容赦なく吹き矢を打ちまくる剣呑な女の子ですが、太股出過ぎ、胸元空きすぎともの凄いコスチュームでちょっとびっくり。
 演じてるのが中山麻理さんだから当然(?)かもしれませんが…

 その他、少華山の陳達と楊春も登場しましたが、原典同様目立たず。朱武がこの二人のキャラも兼ねてるようなビジュアルなので出てこないと思ってましたよ。


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コメント

はじめまして。黒猫亭といいます。
漫画の水滸伝ネタからたどりつきました。
何気に今、水滸伝がブームなのでしょうか。
ドラマの水滸伝のあらすじと感想、拝見しました。
実は拙宅サイトにもドラマ版水滸伝のあらすじと解説をアップしていたりします。似た事をする方がいた、と感心いたしました(ただし拙宅の方はあらすじの方がメインですが。
先は長いですが、どうぞ頑張って全話アップしてくださいね。

投稿: 黒猫亭 | 2009.06.07 17:34

黒猫亭様はじめまして。
なかなかメジャーになりきれない水滸伝ですが、ここのところ色々なところで名前を見るようになり、ファンとしては嬉しい限りです。

黒猫亭様のサイトも拝見しました。素晴らしい内容ですね! 大先達に負けないよう、私も最後まで頑張ります。

投稿: 三田主水 | 2009.06.08 23:19

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