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2009.06.05

「白獅子仮面」 第05話「顔なし男が顔を盗る」

 大岡邸を襲う顔なし男の襲撃を撃退する兵馬。しかし顔なし男は少年に化け、下城途中の越前を罠にはめ、顔を盗んでしまう。小伝馬町の囚人を解き放つよう命令する偽物越前。それが偽物の仕業と見破った兵馬は、白獅子仮面に変身して二人の顔なし男を倒し、大岡邸に急ぐ。生還した本物の越前が偽物と対峙するところに駆けつけた白獅子仮面は、偽物を倒すのだった。

 「白獅子仮面」第5話は、顔なし男による、大岡越前襲撃作戦。
 顔なし男と言ってものっぺらぼうではなく(のっぺらぼうは第8話に別に登場)、他人と瓜二つに変身してしまう妖怪であります。

 敵方に変身して潜入し、攪乱するというのは、忍者ものの定番展開ですが(そういえば顔なし男のビジュアルは、「SHINOBI」版の如月左衛門似)、ここでは越前に変身して江戸の治安を混乱させようというのがたちが悪い。
 もっとも、最初に出した命令が囚人解き放ちとメチャクチャなものだったため、あっさり見破られましたが…(「白獅子仮面」の妖怪連はどうも頭の方は今いちで、毎回火焔大魔王に怒られている気が)。

 しかも越前に止めをささず、ご丁寧に川に放り込んで生存フラグを立ててあげるという失策で、ラストは二人越前の対決に。
 そこで二人が取っ組み合いとなり、どちらが本物かわからなくなったところで、片方が妹の縫に向、、両方に小柄を打て! と命じたことで本物がわかるというのは、なかなかうまい趣向であります(もちろん命じた方が本物)。

 ちなみに縫は冒頭、障子に映った顔なし男のシルエットに「兵馬さん」と声をかけるうっかりぶりを披露。いや、うっかりというか何を見ても兵馬に見えるのかしらん。

 しかし、クライマックスの白獅子仮面と顔なし男の対決は、いつもながらのカット割りだらけの立ち回りで緊張感なしだったのが残念。
 越前に化けた顔なし男へのフィニッシュも、手首に鞭を絡めて、木の枝を支点に仕事人チックに吊したところで腹を斬るという微妙なものでした。
 …いま気づいたけど、白獅子仮面、必殺技がないんですね。そりゃあスッキリしないわけだ。

 そんな白獅子仮面に敗れて、「泣き面かかしてやるぞ!」と捨て台詞を吐く火焔大魔王様がちょっと愉快。

<今回の妖怪>
顔なし男

 火焔大魔王の命で大岡越前を狙った妖怪。ドリアンの実のようなボコボコした顔に、鱗か木の葉めいた飾りを体に生やしており、普段はマントにフード姿で活動する。
 相手の顔ばかりか、背格好までコピーする顔盗りの術を使う(この術の最中、頭の上がペカペカ光る)が、術の完了まで時間がかかるため、劇中での成功率は低かった。
 常に三体で行動、戦闘の際は素手で戦う。体の固さで兵馬の十手を弾き返したが、白獅子仮面にはあっさり敗れた。


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