「白獅子仮面」 第06話「妖怪女狐参上」
夜な夜な江戸の町で残虐な人斬りを繰り返す五人の女狐。兵馬の活躍で一人は倒されたものの、女狐のリーダーは、継母に虐められて片目に醜い傷を負った森田屋の娘・お光に目をつけ、彼女を女狐に変えてしまう。五人に戻って暴れ回る女狐は、森田屋に襲撃の予告状を送りつけ、警護についた大岡越前以下奉行所もろとも、爆弾で皆殺しにせんとする。兵馬は白獅子仮面に変身してこれを防ぎ、女狐を次々と倒す。そして一人残ったお光も、白獅子仮面の説得と肉親の情の前に、元の姿に戻るのだった。
「白獅子仮面」、今回の妖怪は身も蓋もないネーミングの女狐。ビジュアル的には狐面に白衣に緋袴という、萌えキャラっぽいナニですが、しかし登場するやいきなり子供や年寄りも殺す非道っぷり。タイトルの前にいきなり障子に血糊がべったりとんで「女狐参上」のメッセージがでる辺り、ホラー映画のようです。
とはいえ、特殊能力は念力くらいで、後は薙刀と短刀が武器というくらいで(それでも常人より遙かに強い)、変身前の兵馬に一人倒されてしまうのですが…
それはさておき、今回ドラマの中心になるのは、一人欠員の出た女狐(何か五人であることに呪術的な意味があるのかしらん)にスカウトされる、薄倖の少女・お光。
自分の子を溺愛する継母に疎まれて何かと虐められた上、突き飛ばされた拍子に左目に無惨な傷をつけられて家出したところに忍び寄る女狐の影…
ということで自身も女狐の一人となって(狐になっても左目に傷があるのが可哀想)、挙げ句の果てに火焔大魔王に「親殺しの手本となるのだ!」ってヤバい発破をかけられてしまうのでした。
そしてクライマックスでは、森田屋襲撃の予告状を越前に送りつけて、警護に集まってきたところを(これは森田屋贔屓というわけではなく、奉行所も女狐を迎え撃つ良いチャンスと思ったのでしょう。まあ、お光が家出しただけで何故か兵馬に知らせが行ったりするのですが…)、まとめてえらく近代的な爆弾というかダイナマイトで店もろとも木っ端微塵にしてやろうという豪快な作戦が展開。
ここでちょっと面白いのは、お光が継母を襲うシーンと、越前vs女狐リーダー、白獅子仮面vs残り三人のバトルが並行して描かれることで、この辺り、妖怪が複数いるおかげで、バトル(山場)が並行して複数描かれるのは本作の長所でしょう。
さて、相変わらず生身でもバカ強い兵馬は、もう一人生身で倒すも、残り二人の「妖術仕掛け網」(念力で動きを封じたところに、どこからともなく網が降ってくる…妖術?)をくらってしまうのですが、そこから何の伏線もなしにすり抜けてしまうのがもの凄い。
そしてここで白獅子仮面に変身(しながら空中回転して樽の上に降り立つのが微妙)、瞬く間に二人倒して、リーダーと対決。鞭で相手の武器を封じて、突くのかと思ったら、ジャンプして斬りかかるという総統D(デー)のダッカーキック並みに謎技でフィニッシュです。
そして残るはお光狐ですが…継母をかばった可愛い弟に一瞬たじろいだところに駆けつけた白獅子仮面の説得を…聞かずに襲いかかる! が、峰打ち一発でダウンして、もとの姿に戻ります。
ここで白獅子仮面は継母に対し、「お光さんはあなたを許してくれた」と語りかけるのですが、どう見ても許してません。しかしいつの間にかお光の目の傷も治った上に、白獅子仮面に継母も「もう二度と虐めてはいけない。大事にするんだぞ」と諭されて一件落着。
…例え許してなくても納得してなくても、白獅子仮面の怖い顔に説教されたら言うこと聞かざるを得ないよな、というのはひねくれた大人の考えですが、事件は解決、みんな笑顔で朝日を迎えるというのは気持ちよい幕切れでした。
<今回の妖怪>
女狐
火焔大魔王の命で、夜な夜な殺人・放火を繰り返す五人組の妖怪。リーダー格は、金色の狐面に赤い髪をしている。
主な武器は薙刀と短刀投げで、その他、念力で相手の動きを封じたり、操ったりすることが可能。しかし白獅子仮面(兵馬)には歯が立たず、あっという間に倒された。
「白獅子仮面」第2巻(角川映画 DVDソフト) Amazon
![白獅子仮面 2巻~のっぺらぼう参上~ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/31NRZHA5N6L._SL160_.jpg)
関連記事
「白獅子仮面」放映リストほか
| 固定リンク

コメント