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2009.07.07

「白獅子仮面」 第08話「のっぺらぼうが火をふいた」

 虚無僧に扮したのっぺらぼうの一団により、江戸の油屋から次々と油が奪われていた。敵の超能力に翻弄された兵馬は、虚無僧に扮して敵の懐に入り、敵の目的を探る。江戸に四方から火を放つことだと知るも、時既に遅く、四人に分身して準備を完了していたのっぺらぼうの頭目。兵馬は白獅子仮面に変身、自らも瞬間移動で四カ所ののっぺらぼうを倒し、陰謀を阻むのだった。

 第八話は、江戸を炎に包もうというのっぺらぼうとの攻防戦。
 登場するのは何故か口のあるのっぺらぼうですが、しかしこれが実に強い。まさに番組始まって以来の強敵でした。

 次々と江戸の油屋を襲うのっぺらぼう(普段は虚無僧に扮しているのがイイ)を何とか捕らえんとする兵馬たちですが、その頭目は、稲光を呼び、それと共に瞬間移動するという超能力の持ち主で、さしもの兵馬も苦戦を強いられます。
 しかしこれで引き下がる越前と兵馬ではもちろんなく、江戸に残った油を一ヶ所に集め、皆に配給するという高札を立てて敵をおびき寄せ、そこにやってきた敵の一人とすり替わってしまおうという作戦(敵が虚無僧に扮しているのを逆手にとってしまうのがうまい!)。

 ちなみに本作の妖怪たちは、いずれも剣呑なわりにどこか抜けているらしく、毎回火焔大魔王様に怒られるシーンがあるのですが、今回も怒られるのっぺらぼう。
 紛れ込んだ兵馬にいつまでも気付かず、大魔王様に「悪の世界を何と心得る!」とよくわからない怒られ方をしていました。

 しかしここ一番で発揮されるのっぺらぼう頭目のチート級能力! 何と四分身して江戸の四方に散り、同時に火の手を上げようというのです。
 が、ここで調子に乗った頭目が俺のように稲光に乗って瞬間移動できるのか、と煽ったのが悪かった。「それだ! 貴様のうぬぼれを思い知らせてやる」といきなりエキサイトした白獅子仮面は、自分の抜いた刀の光に乗って瞬間移動という、これぞまさしく神通力と言うべき無茶な秘技を繰り出すのでした。がははは、さすが元・光速エスパー(違

 結局、白獅子仮面がこの荒技で次々と江戸四方に飛び、のっぺらぼう頭目を倒したことで事件は解決するのですが、いや、真面目な話、ヒーローものとして実に愉しい回でした。というのも、単純に敵が強かったというのもあるのですが、白獅子仮面登場にそれなりに必然性があったのが大きい。
 白獅子仮面は実はヒーローとしてはビジュアル面以外にも存外華のないキャラクターで、見ているうちに「兵馬変身する必要ないんじゃね?」という気分になってくるのですが(今回も生身で二人のっぺらぼうを倒してますしね)、今回ばかりは、白獅子仮面に変身しなければありえない展開で、大いに納得できました。

 まあ、今度は「移動シーンだけ変身してればいいんじゃね?」という気もしてきましたが…


<今回の妖怪>
のっぺらぼう

 火焔大魔王の命で江戸を焼け野原にするため、油屋を襲撃して油を奪う。普段は虚無僧に扮しており、天蓋の下の顔の上半分は赤く、下半分は青い。のっぺらぼうといいつつ嘴状の大きな口を持っており、そこから炎を吐き出す。また、先から花弁状に刃が飛び出す尺八を武器にする。
 頭目は強力な超能力を持っており、稲光と共に瞬間移動、遠隔視、催眠術、分身しての同時出現などで奉行所と兵馬たちを苦しめたが、同じく瞬間移動した白獅子仮面に配下もろとも倒された。


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