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2009.07.25

八月の伝奇時代アイテム発売スケジュール

 もう夏本番、厭になるほど暑い毎日ですが、こういう時は冷房の効いた部屋に閉じこもって本でも読んでいたい…とダメ人間らしい気持ちになりつつ、八月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。(敬称略)

 まず文庫小説の新作では、何より注目は朝松健の「本所お化け坂 月白伊織」。タイトルだけ見ると、いかにも文庫書き下ろし時代小説的ですが、もちろんただの市井ものになるわけがない、と心待ちにしている次第です。
 また、先月刊行予定だったのが流れたらしい竹河聖のあやかし草子シリーズ「半夏生の灯」も気になります。もちろん、風野真知雄「妻は、くノ一」シリーズの第5巻「月光値千両」も…
 また、「さらば、石田三成(仮)」「龍馬暗殺者伝」と、加野厚志作品が二冊刊行されるのにも地味に注目です(もっとも、後者は旧作「鮫」の改題だと思いますが…)。


 さて、旧作の再版・文庫化では、何と言っても火坂雅志の「花月秘拳行」! 個人的には火坂作品で一番好きな作品だけに(っていうのはさすがにどうなのかしら)実に楽しみです。「天地人」だけが火坂作品だと思っている向きには是非ご覧いただきたいものです。もうこういう作品書いていませんが。
 また、宮本昌孝の大作「風魔」、紹介しようしようと思っているうちに文庫化されて三田さん涙目、の「新帝都物語 維新国生み篇」も見逃せません。

 一方、漫画の方では、名手・波津彬子が古今東西の幻想譚の漫画化に挑んだ「幻想綺帖」の第1巻が登場(秋発売の第2巻は綺堂の「玉藻の前」を漫画化!)。また、内容は未見なのですが、「X-Road まつろわぬ遍歴の十勇士」も何やら気になります。
 また、シリーズものでは、「巷説百物語」第3巻、久々登場の「公家侍秘録」第7巻、7月刊行かと思ったら移ったみたいな「もののけ草紙」第2巻が楽しみなところです。そしてもちろん、二ヶ月連続刊行の「エンバーミング」第3巻も!
 さらに、ここしばらく貸本時代の作品の復刊が続く水木先生は「時代怪奇 貸本・短編名作選 異形の者・吸血鬼」が文庫で登場ということで、これも読まないわけにはいきません。


 映像ソフト・ゲームソフトは今ひとつ…ですが、強いてあげればPSPで発売の「ソウルキャリバー Broken Destiny」でしょうか。シリーズはIIIまでしかプレイしていませんが、久々に見たら結構知らない顔が登場していますね…特に髭ダンディが超気になります。
 しかしIFは「薄桜鬼」で引っぱるなあ…さすがというか何というか



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