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2009.08.24

「水滸伝」 第14回「決戦! 祝家荘」

 窮地に陥った林中らを救ったのは阮三兄弟だった。一連の事件を蔡京に難詰された高求だが、護衛官の欒廷玉を抱き込んで蔡京を殺害、宰相に就く。梁山泊軍は扈家荘で欒廷玉らと対峙するが、燕麗が林中を狙った矢に斃れる。復仇を誓う梁山泊軍は祝家荘を攻めるものの、堅固な城壁に阻まれて苦戦。そこで阮三兄弟が、史進を捕らえたと称して城内に潜入、祝家荘を攻め落とす。悲しみをこらえ、林中は新たなる旗印「替天行道」を掲げるのだった。

 祝家荘との対決を描く前後編の後編、戴宋は祝三兄弟に捕らわれ、林中らも伏兵に包囲されて絶体絶命! というヒキで終わった前回ですが、この危機に駆けつけたのは阮三兄弟。
 戴宋がその身を呈して逃した燕麗から林中らの遭難を聞き、駆けつけた、という寸法ですが、祝家荘に祝三兄弟あれば、梁山泊には阮三兄弟あり! と言いたくなるような痛快な暴れっぷりであります。

 何しろ、本放送が正月であったのをいいことに(?)崖の上から「落とし玉」と称して爆弾を投げ落としたりとやりたい放題。前回登場できなかった鬱憤を晴らすような大暴れで、その場をさらっていきます。

 さて、難を逃れた林中たちを、新たに祝家荘に付いた欒廷玉は、前回ラストで壊滅させた扈家荘に、扈大公の遺骸を放置するという悪辣な手段でおびき寄せます。
 そこは一枚上手だった林中が伏兵を用意して互角に持ち込みますが、そこで人質となった戴宋に駆け寄ろうとした燕麗が、林中を狙った祝豹の矢に倒れ――哀れ、燕麗は戴宋を想いつつ息を引き取ることとなります。
 前回は父を、今回は妹を失った扈三娘の心中はいかばかりか…(と書きながら何ですが、妹は燕麗なのに姉は三娘という名前の付け方に、複雑な事情を感じてしまいますな)。

 そしてクライマックスの梁山泊対祝家荘の決戦になだれ込んでいくわけですが、そこで再び大活躍するのが阮三兄弟。
 冒頭同様、もうほとんどアドリブなんじゃないの? と言いたくなるようなハイテンションな演技の数々(特に、史進を捕らえた官軍を装って、梁山泊軍に追われるシーンで、「手ぇ抜けバカ!」とか叫ぶ阮小二の緊張感のなさが素敵)に、正直、さっきまでの悲劇が頭からすっ飛びました。
 といいつつ、三兄弟とともに囮として潜入した史進が、戴宋に対し敢えて正直に燕麗の死を告げるシーンは、かつて同じ悲しみを味わった史進だからこその味わいがあってなかなか良かったのですが…

 何はともあれ、乱戦の中、祝竜は史進に、祝虎は戴宋に討たれて祝家荘も壊滅(祝豹はその前、燕麗を射た際に、激怒した林中の投げた刃を胸に受けて死亡)。
 ただ二人舟で逃れた欒廷玉と祝朝奉も、「そろそろ幕にしないとね キリがないんでね ごきげんよう」と人を食った台詞で阮小五が仕掛けた爆薬で壮絶爆死するのでした。

 しかし前回から登場の欒廷玉、原典では鉄棒を操る武芸者で三兄弟の武術師範という設定でしたが、ドラマでは蔡京を裏切る護衛官という設定。この裏切りの際には、鎖の先に刃付きの円盤をとりつけた珍妙な武器を使ったのですが、このシーンのみだけしか使わなかったのがちょっと残念。あまりに変な武器だったので…

 ちなみに今回から、EDで流れる主題歌は三番が使用されています。


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