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2009.12.07

「変身忍者嵐」第22話」 「恐怖怪談! 透明人間対ナゾの剣士」

 村人を奴隷として日本にピラミッドを造らせるミイラ男。それを知った伊賀忍者を惨殺したミイラ男を追うハヤテは、悪魔道人に阻まれ、炎に包まれる。一方、タツマキは下忍に化けて工事現場に潜入するも捕らわれて窮地に陥る。そこに駆けつけた嵐は、包帯を解いて透明人間と化したミイラ男に苦しめられながらも、月の輪の助けで本体を見抜き、ミイラ男を倒すのだった。

 西洋妖怪編第二回、嵐の前に現れる西洋妖怪はミイラ男。飛騨高山の山中にピラミッドを造り、エジプトから第二、第三のミイラ男を呼び寄せようとする(理論不明)怪人であります。

 その目的のためにやることは、これまでの血車党と同じ、村人を捕まえて労働力とするというものですが、しかしエジプト風の棺に収まって川を流れてきて、引き上げた村人を包帯で巻き取って僕(顔に包帯を巻いたような白いペイントが入る)としてしまう辺りは、なかなか怪奇性があってよろしい。

 また、その様を目撃した伊賀忍者を旅籠で襲撃する際も、首だけ、もしくは腕だけで出現して襲いかかるという、単純ながら映像的にもインパクトのあるもので――そしてそれがミイラ男の奥の手に繋がるのもうまい――「恐怖怪談」の名に違わぬ印象です。

 殺した忍者を、天井に張り付けにしておく――血が上からポタポタ落ちてきて、見上げるとそこには! という演出もベタですが怖い――のは、子供番組としては微妙にギリギリ感がありますが…
(さらに言えば、忍者の盃の中に、「茶碗の中」よろしくミイラ男の姿が映るのも面白い)

 また、今回は西洋妖怪の首領・悪魔道人とハヤテがファーストコンタクト。道人が巫女さんに化けているのはどうかと思いますが、水の上をひょいひょい歩いたり、杖の上の宝玉を光らせてハヤテの目を眩ませたりと、忍者とはひと味違うくせ者ぶりをアピールしていたと思います。
 しかし千年布で動きを封じられた上に、道人の術で炎に包まれたハヤテが、何ごともなかったかのように嵐に変身して飛び出してくるのはどうかと思いますが…(ここ数回、こんな感じですが)


 さてラストの対決では、ミイラ男の奥の手、透明化が登場。ミイラ男の包帯の下が透明というのは、これはやはり「透明人間」からの着想かと思いますが、サブタイトルでネタが割れてはいるものの、なかなか意外性のある組み合わせで良いと思います。(しかしこのサブタイ見ると、「透明剣士」が連想される…よね?)

 そしてその必殺技・透明固めに苦しむ嵐を救ったのは今回も月の輪。イブン・グハジの粉みたいなのを振りまくと、ミイラ男の正体が現れて…と出番は少ないながらもナイスサポートで嵐を救うのでした。

今回の西洋妖怪
ミイラ男
 エジプトから来た西洋妖怪。体に巻かれた包帯を相手に絡みつける「千年布」を武器とし、包帯を巻いた相手を洗脳して己の僕とする。包帯の下は透明人間で、千年布で動きを封じた相手を透明になって襲う「透明固め」で嵐を苦しめた。
 村人を操ってピラミッドを造り、第二第三のミイラ男を呼び寄せようとしたが、月の輪の助けで本体を見抜いた嵐に倒され、ピラミッドと共に爆発に消えた。


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