「変身忍者嵐」第24話 「恐怖怪談! フランケンの首が笑う」
伊賀忍者の命懸けの戦いを信じ、魔神像の在処を示す密書をタツマキたちに託す木こりの姉弟。魔神像に向かう伊賀忍者たちだが、その前にフランケンが出現、タツマキを除き皆殺しにされる。ハヤテに救われ山寺に担ぎ込まれたタツマキは、己を恥じて寺を抜け出すが、再びフランケンに襲われる。死を装って逃れたタツマキは、住職の正体がフランケンであることを暴き、フランケンの罠からハヤテたちを救う。タツマキたちを月の輪に託し、嵐は嵐イナズマ縛りでフランケンを倒すのだった。
さて、霧ヶ峰の大魔神像の在処を示す密書を巡る戦いの、後編とも言うべきエピソードです。
と言っても、密書を巡り江戸までの道中双六…と思いきや、前回あれだけ固くなだった木こりの姉弟があっさり気持ちを切り替えたおかげで、冒頭で密書をゲットしてしまったタツマキたち伊賀忍者。
勇躍、西洋妖怪の本拠壊滅のために魔神像に向かう彼らの前に現れたのは、今回の敵となる西洋妖怪フランケンであります。
原作は確か19世紀のお話なので江戸時代初期(おそらく)に登場するのはちょっとアレなのですが、まあ13魔族の一つフランケン族の一員なのでしょう…と思ったらあれはフランケンシュタインの怪物の子孫なのでダメか。いやもうツッコまないでおきましょう。
(なお、初登場シーンでは悪魔道人の術で復活するのですが、これは眠りについていたということなのかな)
それはさておき、この江戸時代に現れたフランケン、顔だけいわゆるフランケンマスクというビジュアルのため、西洋妖怪というよりむしろサソリ軍団チックですが、しかし初登場が雲水姿というのが素晴らしい。
「アイアムフランケン」とか名乗るキャラが雲水姿! この和洋折衷っぷりは本作ならではの味であります。
そして、これまで登場した西洋妖怪たちがそうであったように、本作のフランケンもまた、原典にないオリジナルの超能力――自分の体をバラバラにして襲いかかる能力をもって、嵐たちに襲いかかります。
フランケンの首が吹くオカリナの音に乗って、五体バラバラになったフランケンが襲いかかる場面は、残念ながら特撮技術、撮影技術のイマイチさがあって実際のビジュアル的にはちょっと…ではありますが、しかしアイディア的には実に面白い。
おそらくはフランケンシュタインの怪物が死体を繋ぎあわせて作られたことから連想したのだと思いますが、こうしたセンスは大好きです。
さらにこのフランケン、変身能力まで持っているのが恐ろしい。フランケンシュタインの怪物は、己の醜い姿を恨んで暴れまわりましたが、こちらのフランケンは普通に山寺の住職に化けて、ハヤテたちに毒入りのお茶を飲ませようと企みます。
(ちなみに、もう一人、ご丁寧に往年のフランケンシュタイン映画に出ていたイゴールを彷彿とさせる不気味な寺男にも化けるのが面白い。住職と寺男、どちらかがフランケンかと思ったら両方だった! というのもグッド)
さて、クライマックスの対決シーンには毎回突然現れる謎の男・月の輪ですが、今回は、寺の一室でフランケンが正体を現したところに、「話は聞かせてもらったぞ!(ガラッ」的なタイミングで襖を開けて登場。
いつもは便利アイテムや助言でフォローしてくれる月の輪ですが、今回はハヤテ以外を逃がすという地味な役どころで、その代わりと言うべきか、嵐の新必殺技「嵐イナズマ縛り」が炸裂。分離して襲いかかるフランケンの動きを封じた上で、見事フランケンを倒したのでした。
しかしこの二回のゲストキャラである木こりの姉弟、カスミ・ツムジと構成がかぶるので目立たなかったなあ…
今回の西洋妖怪
フランケン
魔神像の在処を示す密書を手に入れた伊賀忍者たちに襲いかかった怪力の西洋妖怪。口から炎を放ち、指先からは鉄砲を連射する。五体をバラバラにされても行動可能で、首が吹くオカリナの音に乗せて、体のパーツを襲いかからせる。また、人間への変身能力を持ち、山寺の住職と不気味な寺男に化けた。
嵐との対決では首と胴体の二手に分かれての攻撃で嵐を苦しめたが、「嵐イナズマ斬り」で首と胴体の動きを封じられた上で叩き斬られた。
「変身忍者嵐」第2巻(東映ビデオ DVDソフト) Amazon
![変身忍者 嵐 VOL.2 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/518XNqmXdtL._SL160_.jpg)
関連記事
「変身忍者嵐」 放映リストほか
| 固定リンク

コメント