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2010.03.01

「変身忍者嵐」 第33話「ヒマラヤの死神!!」

 霧の野原に潜み、人々の魂を食らう死神妖怪ワーラス。その噂を聞きつけたハヤテ一行だが、ワーラスに操られる異国娘リタに騙され、ツムジが捕らわれてしまう。それを追うハヤテとタツマキは、ワーラスの南蛮屋敷に乗り込み間一髪ツムジを救うが、死者の魂を操るワーラスに苦しめられる。月の輪の助けでワーラスと一騎打ちに持ち込んだ嵐は、妖術に苦戦しつつも、嵐岩石通しでワーラスを倒すのだった。

 まだまだ続く忍者大秘巻争奪戦(というか、ハヤテの持つ地の巻を狙って襲来する西洋妖怪との対決編)、今回の敵は、ヒマラヤから来たワーラスであります。
 白髪を生やした腐ったミイラのようなビジュアルが(いい意味で)厭な妖怪で、歪んだ口から覗く乱杭歯など、ある意味水木妖怪の忠実なビジュアライズという印象なのですが、どうもこの妖怪、水木先生由来の様子。

 手元の資料で調べてみると、カンボジアのアンコールワットの壁に彫り込まれている妖怪で、アンコールワットに危機が迫ると実体化して暴れ出すという、大魔神のカンボジア版みたいな妖怪として描かれています。
 設定(設定いうな)的にも、むしろ牛男っぽいビジュアル的にも、全然本作のワーラスとは異なりますが…

 それはさておき、このワーラスはなかなかの強敵。野原の一角に霧で包まれた死の世界を造り出し、迷い込んだ者を追い詰めた挙げ句、その魂を食らうという、まさに死神の名に相応しい、イヤ~な妖怪です。
 また、かつて食らった者の魂を操って自分の戦闘員代わりに使ったり、さらにははるばる中国(たぶん)から自分の命を狙ってきた異国娘・リタを脅して自分の手足として使うなど、さすが二千年生き続けてきたというだけあって悪知恵も働く。

 クライマックスの嵐との対決では、白髪と髑髏で嵐の動きを封じ(ワーラスの操る髑髏は、たぶん白髪だと思うのですが、脊髄にも見える尻尾がついていてとても怖い)、殴る蹴るの暴行を加えて嵐がグッタリするまで追い詰められる有り様であります。
 これはたぶん変わり身の術か何かで逃れるのだろう、と思っていたら、本当に嵐がグロッキーになっていたのには驚きました。何げに最強クラスだったのかも…

 しかしワーラスの優勢もそこまで。最後の力を振り絞った嵐に、力の源である白髪をむしり取られ…
 ってその白髪はヅラだったのか!? お前はギル太子か! と突っ込みたくなりますが、とにかく頭が寂しくなった状態で逃げるところを、空中回転から刀を投じる嵐岩石通しでワーラスは粉砕されるのでありました。

 ちなみに、こういう時に悪の手から逃れて自由の身になるポジションのはずのリタは、途中でワーラスに魂を喰らわれてそれっきり…あんまりです。


 そうそう、今回の月の輪は、ワーラスが操る死霊兵士三人を向こうに回し、ほとんど初めての大立ち回り。
 短めの刀を逆手に持っての殺陣がなかなか格好良く、最近「クラーム!」の叫びを聞くと胸がときめく私のような人間には嬉しいプレゼント(?)でした。


今回の西洋妖怪
ワーラス
 ヒマラヤからやってきた死神妖怪。死の世界を造り出し、迷い込んだ者の魂を喰らって二千年生きてきた。犠牲者の髑髏や自分の白髪をまといつかせて相手の動きを封じ、口からは火の玉を放つ。また、白髪は鞭にもなる。
 白髪で嵐の動きを封じて袋叩きにし、一度は敗北寸前まで追い詰めるが、一瞬の隙を突かれて力の源である白髪を奪われ、逃げるところを嵐岩石通しで貫かれた。


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