「変身忍者嵐」 第37話「バラバラ妖怪! 死の舟がよぶ!!」
ハヤテたちが戸沢白雲斎の孫娘・さくらのいる寺を訪ねることを聞きつけた妖怪バラーラは、寺男を殺害して入れ替わる。隙を見て忍者大秘巻を奪おうとするバラーラだが、ハヤテに見破られ、さくらを人質に逃走する。さくらを取り戻すため、ポルトガル船を目指すハヤテ。バラーラの罠を潜り抜けてさくらを救い出したハヤテは、バラーラと対決。首を分離させるバラーラの能力に苦しむが、月の輪の助言でバラーラを打ち破るのだった。
今回登場するのは悪魔道人率いる西洋妖怪最後の刺客、ポルトガルのバラバラ妖怪バラーラ(まず間違いなく捏造妖怪)。
五体をバラバラにして襲いかかる…というのはフランケンもやりましたが、バラーラはロバっぽい大きな耳も切り離して、盗聴器代わりに使うのがちょっと面白い奴です。
もっとも、首が分離しても体は別に動くというのを手っ取り早く再現するため、首がえれえ長くてぶっといという…リアル「中の人などいない」状態。造形的にははっきり言って最低レベルです。
さて、今回のゲストキャラは、戸沢白雲斎の孫娘さくら(と、さっぱり目立たなかった)尼僧くノ一の月光院。大魔神像の目撃情報を聞くため、ハヤテは彼女たちのいる寺に向かいます(が、それは途中でどうでもいい感じに)。
それにしてもいきなり白雲斎とは世界観的にどうなのか…時代背景を考えればギリギリセーフ? いやしかし白雲斎の弟子の佐助は甲賀流だし豊臣方で、伊賀の公儀隠密であるタツマキたちとはどうなんだろう…などという小うるさいマニアの悩みは置いておくとして、このさくらがなかなか可愛らしいキャラでよろしい。
特に、バラーラに捕らわれ、アジトのポルトガル船で柱に縛られていた時に縄抜けして、「手首の関節を外して縄を抜けるってほんとなんだわ!」って感心をするところなど、間が抜けているのか世間知らずなんだかわからない可愛らしさがありました。
演技も特撮番組の子役にしてはよいしビジュアル的にも整っているし…と思ったら、後に一時期必殺シリーズの常連だった西崎緑だったのには驚きましたが。
しかし今回、上記のさくらの縄抜けといい、微妙に間抜けな印象のシーンが連発します。
バラーラは天の巻を奪うため、崖の上でハヤテを手の短銃(西洋妖怪のくせに銃が頼りって…)で脅している時に思わず撃ってしまい、天の巻もろともハヤテは崖の下に転落。 さらにその後、ハヤテを爆殺するために火薬を満載したポルトガル船内でまた短銃を撃って、当然の如く火薬に引火、あぶなく自分も爆死ともう…
今までひたすらクールだった月の輪も、さくらを助けに来た時に、バラーラが残していった耳に気付かず(さくらは耳に悟られないよう、音を立てないように脱出しようとしていたのに…)。「私はあなたの味方だ」とか言いながら飛び込んできて、バラーラにバレるという微妙っぷりであります。
も一つ、バラーラに追い詰められたハヤテが、ポルトガル船めがけてスローした天の巻を拾い、「どうしてここに?」と頭をひねるのも月の輪らしくない印象でした。
(あと、ここで月の輪に斬られたはずのバラーラの耳がいつの間にか復活しているというチョンボも)
さくら・月光院とともにバラーラに立ち向かうハヤテの「我ら日本の忍者たち! 西洋妖怪にむざむざやられはせん!」という台詞は実に格好良かったのですが…
と、色々と微妙なシーンばかり印象に残りましたが、ラストにハヤテが月の輪に自分を助ける理由と正体を尋ねるという、次回次々回に繋がる描写もあって、いよいよ西洋妖怪編も(今回と関係なく)クライマックスであります。
今回の西洋妖怪
バラーラ
ポルトガルのバラバラ妖怪。体の各パーツをバラバラにして自在に操ることができる。噛みつかれたものは毒に犯され、高熱に苦しむ。また、耳から毒ガスを出すことも可能。武器は短銃。人間への変身能力も持つ。
得意のバラバラ攻撃で嵐の腕に噛みつき、動きを封じて苦しめるが、月の輪の助言を受けた嵐に、太陽光に透かすことにより首と胴体を繋ぐ一本の筋を見破られて切断された上、胴体を嵐稲妻落としで粉砕された。
「変身忍者嵐」第4巻(東映ビデオ DVDソフト) Amazon
![変身忍者 嵐 VOL.4 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51n4TmtlLkL._SL160_.jpg)
関連記事
「変身忍者嵐」 放映リストほか
| 固定リンク

コメント