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2010.03.02

「戦国ゾンビ 百鬼の乱」第4巻 ゾンビの恐怖は何処に

 ついにゾンビ出現の原因も判明し、物語も終盤に至った感のある「戦国ゾンビ」第四巻。
 しかし、武田信勝と赤葬兵の周囲は敵また敵…まだまだ彼らに安息の時は訪れそうにはありません。

 天目山地下に築かれた城塞で、山本勘助から鬼人(ゾンビ)の正体とその意外すぎる目的を聞かされた一行。
 しかし時既に遅く、最強の武人・本多忠勝ら徳川軍が突入し、さらに地下城塞で実験台とされていたゾンビも軛を離れ暴れ出すことに(この辺りはゾンビものの定番の一つですな)。

 時代伝奇ファン、忍者ファンには嬉しくも意外な新メンバーを加え、ようやく天目山から逃れた一行が、越後に向かう途中に迷い込んだのは、奇怪な教団が支配する村。
 後方からは徳川軍が迫る中、囚われの身となってしまった一行の運命は…

 といったこの巻の展開ですが、正直に言わせていただけば、残念ながら、これまでの勢いにストップがかかってしまった、という印象があります。

 その一番の理由は、ゾンビが物語の(恐怖の)中心でなくなってしまったことでしょう。
 ゾンビの正体が判明し、そしてゾンビが犇めく閉鎖空間から脱出してしまったこと(この脱出という要素、これだけで、THE ENDとなるゾンビものもあるくらいの一大目的であります)。
 そして、ゾンビなど歯牙にもかけぬリアル無双キャラ・忠勝の登場…

 既にゾンビが本作における役割の大半を終え、ほとんど障害物状態となったことで、本作のテンションが、ずいぶんとトーンダウンしてしまったと感じます。
(今回登場した邪教徒の村も、とってつけたようなエロ描写も相まって、違和感ばかりが強く残ります)

 もちろん物語の盛り上がりには山も谷もあるのは承知の上。これからおそらくは最後の山に向けて一気に上り詰めていくものと期待していますが…
 天目山での死闘を越える盛り上がりを見せることが出来るかが、本作全体の評価にも関わってくるかもしれません。


 ちなみにこの巻の冒頭では、バカ時代劇(褒め言葉)定番のあの武器が登場。
 やっぱり戦闘は火力だねえ、とすっかり嬉しくなってしまいました。

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