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2010.04.04

「機巧奇傳ヒヲウ戦記」 第13話「ちぇすと! 魔界京都に刃が光る」

華は何者かに追われる少年武士・有坂と出会うが、ヒヲウは華が有坂を気にするのが面白くない。清河の言葉に応じ、獅子王なる人物に機巧を見せたヒヲウは、機の民は武士として御所に仕えよという獅子王の言葉には応えられず、その場を離れる。一方、有坂についていった華は、薩摩の過激派に捕らわれてしまうが、偶然華の歌を聞いていたテツのおかげで居場所がわかり、救い出されるのだった。

 前回からスタートした京都編、今回と次回がその本編といったところですが、さて今回は登場人物の思惑が入り乱れ、相当慌ただしい印象です。

 大まかに整理すれば、
・京の機巧堂で父の情報を待つヒヲウ一行
・何者かに追われる少年武士・有坂と彼を追う男・益満
・京に眠る天狗剣を探す風神のイシとフブキ
・清河八郎と彼が接近する獅子王なる高貴の人物
の各グループ(?)のやりとりで物語が展開していくことになります。
 見ている間はあまり感じなかったのですが、今回メモを取りながら改めてみてみると、非常に細かく場面展開していることに驚かされます。

 物語の中心となるのは、ヒヲウと喧嘩――ヒヲウが華を男と疑って布団に潜り込むという二重に失礼なことがきっかけで――した華と、薩摩の過激派に属する少年武士・有坂であります。
 華は、フィクションとしての本作の中心である三剣藩関連のエピソードを代表する人物。一方、有坂は、時代ものとしての本作の背景となる京の政治情勢の一面を象徴する人物であって、この二人が中心となるのは、ある意味正しい構成でしょう。

 その一方で、そこから微妙に外れた位置に立つ――そして考えてみればそれは本作全体に共通することかもしれませんが――ヒヲウが、今回は少し霞んでしまったかな、という印象。
 珍しく今回は炎が戦わず、その代わりのクライマックスとなった薩摩浪士からの華奪還にも居合わせなかったということもあっての印象なのですが、先に述べためまぐるしい構成もあって、ちょっとお話(の目指すところ)が掴みにくかったかもしれません。

 もっともその辺りを和らげる役割にあったのが、大人(?)たちの思惑と一人関係なく飛び回っていたテツなのでしょう。
 周囲の人々の思惑の行き違いなどはどこ吹く風、無邪気に飛び回っては敵味方関係なく関わる姿は、子供たちが主人公という意味をある意味体現していると言えますし、何より見ていて楽しいものでした。これ、単純なようでいて大事ですからね。


 さて、次回は今回終盤に登場した謎の人物・獅子王の思惑と、伝説の天狗剣の存在が描かれることとなります。
 今回ちらりと顔見せした風陣の大頭や、謎の機巧・ミコトなど、今後描かれるであろう部分も楽しみなのです。

 そういえば今回、マチが、蝶々が出てくる機巧杖を使ったのですが、懐かしかったなあ…ってこっちが先だよ!


 ちなみに今回のアバンタイトルは生麦事件でしたが、被害者の方々が堂々と機巧馬に乗ってきたのはやっぱり違和感…
 最終的には機巧が消えゆく様も描かれる予定だったのかな?


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