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2010.04.27

「機巧奇傳ヒヲウ戦記」 第16話「渡れ! 激流を越えて」

 新月藩の目の前まで辿り着いたヒヲウたち。しかし間道まで風陣は関所を設けており、後は海を越えるしか手段がなかった。折良く月食の晩で海の水が引き、むき出しとなった海底を歩く炎。しかしそこに風陣の大機巧・屋形鯨が現れ、華と雪の引渡しを要求する。海の水も戻り初め、追い詰められた炎を救うため、雪は華とともに海に飛び込む。混乱の中、炎は新月藩の岸にたどり着くが、二人はアラシに捕らえられていた。

 いよいよ第一部(?)もクライマックス、新月藩を目前として、最後の障害を描くエピソードであります。

 これまで当時としては脅威の二足歩行で(ちなみに今回のアバンは現代のロボット開発者の姿。二足歩行ロボの開発が難航する中、彼らが炎の図面を見つけて…これを元にロボット作ったら怒るぞ、と思ったら、昔から二足歩行は人間の夢だっんだ、だから頑張ろう! と持っていくところは感心)、山だろうが谷だろうが乗り越えてきた炎ですが、しかし今回炎の前に立ちはだかるのは海…

 華と雪がいるため通常の道は行けず、土地の者しか使わないような間道にまで風陣が関所を設けていて――と、ここで初めて一行は新月藩と風陣の関わりを知るのですが、視聴者は既によく知っていたので、ちょっと意外――と文字通り八方塞がりであります。
(意外と言えば、ここで以前登場した島田敏声の風陣が再登場したのもちょっと意外)

 そこで本当に偶然にその晩が月食であったことから、海の水が引いて渡れるようになるというのはさすがにどうかなあ…と思いますが、大部分引いたとはいえ、まだ水が残る中を、顔を出した岩の上を炎が歩いて/跳んで行くのはちょっと面白い。
 しかも横から、妙に可愛いデザインの風陣の機巧・屋形鯨が、これまた妙にラブリーな魚型の魚弾をポンポン撃ってくるというクライマックスは、緊迫感があるようでないようで…な不思議な展開でありました。

 さて、そんな今回、中心にフィーチャーされていたのはマユ姉ちゃん。みんなのお母さん役として最近はちょっと引いた立ち位置だったマユですが、今回は色々と活躍いたします。

 ヒヲウが雪弥に連れションしようと言い出した――この辺の子供っぽさはいいなあ――のがきっかけで起こった騒動を収めたり、土地の漁師の子供と仲良くなったり…
 といった相変わらずのお母さんぶりだけでなく、飛び出したヒヲウを追って海に出した舟が転覆したところを屋形鯨に捕まるという大ピンチも、あっさり火薬装填前の魚弾に飛び乗って脱出というアクションヒロインぶりであります。(というかアカ、さすがに今回は呆け過ぎだろう)

 そして、新月藩を目前に、ちょっとナーバスになった上、拠り所を唯一の肉親である雪に求める華に、二人とも自分の姉弟と同じ、と語るあたりが、キャラ面のクライマックスというところでしょうか。
 ラストの雪弥のダイビングも、マユのその想いあってこそ――ということなのでしょう。

 …正直なところ、その辺りの盛り上げ方がそんなにうまくいっていたとは言い難く、また史実とのリンクも――毎回毎回は難しいとは思いますが――なかったため、今回はお話的にはそれなりに大事なはずが、ちょっと繋ぎ的な印象なのが残念なところです。


 さて、どさくさに紛れて華と雪をさらっていくアラシですが、彼の傍らには謎の機巧が。必ず二人を助け出すと決意するヒヲウとの再戦は、そして…いよいよ次回、ヒヲウとマスラヲの再会であります。

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