「変身忍者嵐」 第41話「母のない子と嵐の母!!」
カゲリたちからジャワラの情報を知らされたハヤテ。しかし子犬にしかけられた爆弾により、そばにいた母子の母が深手を負う。さらにジャワラが化けた医者により母は殺され、残された子・六助はハヤテを仇と憎む。医者に唆された六助に谷底に落とされたハヤテは、さらにジャワラに襲われ深手を負うが、イタチ小僧の助けで辛うじて復活。六助がハヤテから預かったサタンの鈴を奪おうとするジャワラの前に現れた嵐は、ガンビームでジャワラを粉砕するのだった。
大魔王サタン編第二回目の今回、登場するのはジャワ出身の硫黄怪人ジャワラ。悪魔というよりミュータンロボットみたいなビジュアルですが、突然周囲を黄色く染め、地の底から現れるという登場シーンはなかなかよろしい(が、その後、野里村で何をやっていたのか今ひとつわかりにくい…ジャワラの力で野獣の村と変わった、というのですが、硫黄で飢饉になって食い物がなくなった? 硫黄で人々が狂った?)
が、やることはサタン直属の部下とは思えない微妙さ。ハヤテの目の前で子犬をいじめ、見かねたハヤテが引き取ったかと思いきや、子犬には爆弾が!
…いや訂正、非道さでは図抜けてますね。今では抗議が来るレベル。しかもそれでハヤテではなく、そばにいた母子の母が巻き添えになったと見るや、今度は医者に化けて近づき、治療のフリをして毒薬(自分の硫黄?)を飲ませて殺害、その子供・六助にはハヤテが犯人だと吹き込む始末であります。
おかげですっかりひねくれた六助(これがまた無駄に厭な顔なんだ…)に散々駄々をこねられた挙げ句、崖っぷちに六助が落とした守り袋を拾いに行かされたハヤテは、六助が落とした岩を喰らって谷底に転落、さらにそこでジャワラにリンチされるという悲惨すぎる展開。
これで六助が最後まで改心しなかったら、ピープロ作品みたいな鬱展開で終わるところでしたが、そこまではさすがに行かなかったのは良かったのか悪かったのか…
それはさておき、一人になってしまった六助の前に偶然現れたのは、盲目となりながらも一人ハヤテを求めて彷徨う母・シノブ。おお、ここでタイトル通り母のない子と嵐の母の心の交流が描かれるのだな! と期待したのですが、ハヤテのことを訪ねられた六助が、そんな人知りませんよーだ、とひねくれたことを言うだけ、という色々な意味のすれ違いっぷりにがっかり。
今回、ハヤテが子犬爆弾(いやこうして書くと本当に非道い)にひっかかるのも、六助のわがままにつき合うのも、生き別れの母――裏返せば母のいない子――に対する複雑な想いがあったからこそ(そのわりに、前回まで完璧に母のことを忘れていましたが、まあ変身忍者になるときに頭の中いじられているし、色々あるのでしょう。色々)。
その辺りを踏まえて、六助が改心するきっかけがシノブとの触れあい…というのに期待しましたが、まあそれはそれでベタでしょうか。
さて、結局、ジャワラがゲロったおかげで六助は真犯人を知りあっさり改心、ハヤテはもんのすごい仮面ライダーチックな演出(これって血車党編より後退ではありますまいか?)で嵐に変身、ジャワラをほとんど相手にせずバトンでフルボッコにした末、正義の光線ガンビーム! で爆殺でおしまい。
あんまり良いことを書きませんでしたが、今回、コメディだけでなくちゃんとハヤテをリリーフするイタチ小僧は、重い話の中で良い仕事をしていたと思います。あと出番は少ないですがカゲリとツユハはやっぱりよろしい。特に男言葉のカゲリ。
あ、ジャワラの足跡が黒く焦げているのは良かった!
今回の悪魔
ジャワラ
ジャワ出身の硫黄怪人。口から硫黄を吐き、相手を溶かしてしまう。トゲ付きの杖を得物とする。
野里村をその能力で野獣の村と変えたが、ハヤテの接近を知り、子犬爆弾で殺害しようとした。失敗するや、医師・源庵に化けてまきぞえで深手を負った母を殺し、その子・六助を唆してハヤテを追い詰めた。ハヤテが六助に預けたサタンの鈴を奪おうとしたが、嵐に邪魔をされ、ほとんど手も足も出ずガンビームで爆殺された。
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