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2010.05.04

「変身忍者嵐」 第42話「暗黒星雲を呼ぶ悪魔!!」

 サタンの鈴奪回のため送り込まれたバックベアードは、目潰し光線で牛首村の人々を盲目にする。その中の一人・お蝶がハヤテと出会ったばかりと知ったベアードは、お蝶を騙してハヤテから鈴を奪わせようとするが失敗。一方、ツムジたちも盲目とされ、その命が日暮れまでと知ったハヤテは、ベアードのもとに向かう。ベアードをものともせず、嵐はガンビームでベアードを粉砕するのだった。

 大魔王サタン編第三回目に登場する悪魔は、ヨーロッパの魔境(とサタン様が言ってました。スペインに毎年言ってる方がいうのだからきっとその通り…かどうかは知らない)ブルガリアのトランシルバニア地方出身のバックベアード。
 ネット上では「このロリコンどもめ!!」でお馴染みのベアード様、最近では水木しげる先生の創作であることが定説ですが、本作でのビジュアルを見れば、そのインパクトの前にそんなことはどうでも良くなります。

 簡単に言えば、足が生えた巨大な一つ目の顔。それ以上でも以下でもありませんが、いざ立体化されてみればそのインパクトたるや…むしろ「超神ビビューン」に出た方が違和感ありません(っていうか出てます。もちろんデザイン違いますが)

 このベアード様の能力は、巨大な一つ目から発するオレンジの(サタン様談)目潰し光線と、口の中から出てくる触手の先の二つの目からの破壊光線。
 くせ者はこの目潰し光線で、単に視力を奪うだけでなく(おかげで今回「め○ら」連発)、それがベアードのエネルギーとなるためか、奪われた者はやがて死んでしまうという副作用付きなのです。
 しかし真の副作用は、奪われた人間の目のメイクが猛烈にグロいことで…いやこれ子供がみたら泣くよ! カゲリとツユハは無事で本当に良かった。

 さて、今回のお話は、一つの村全体に目潰しを喰らわせたベアード様が、村人を唆してハヤテを襲わせるという展開。
 その中には、幼い頃に人さらいにさらわれながら、ようやく逃れてきた娘・お蝶と、帰りを待ちわびていたその母なども混じっていて、ハヤテとシノブのドラマに関わってくるかと思ったらそんなことはありませんでした。
(というか、お蝶に平然と爆弾入りの偽鈴を渡すハヤテって…)

 それ以上に印象に残るのは、ベアードのもとに向かうハヤテの前に、爆弾を抱かされた村人たちが現れるシーン。盲人ゆえにソロソロと、そして無言でハヤテに近づいていく姿はなかなか不気味で良かったのですが…
 しかしここからがひどい。ハヤテはその村人たちに静かに近づいていくので、何か策があるのかと思ったら、そのまま包囲されたところに――ベアードの破壊光線一閃、大爆発!

 ハヤテはもちろん脱出しているわけですが、村人たちは全員爆死…さすがにヒーローとしてそれはいかがなものか。

 結局、変身した嵐には破壊光線もまったく効かず、伸ばしたバトンを目にグッサリされるベアード様(地面に落ちる眼球が無駄にリアルでまたグロ)。
 同じ目から怪光線でも格が違うとばかりに、ガンビームで爆死するのでした。

 ちなみに今回、ツムジがハヤテを追いかけて伊賀から出奔(火薬の推力で飛ぶ空力を無視した飛行機で)。
 しかしあっさりとベアードに目潰しくらったところに、よけいなことをするからだと叱りつけるハヤテさんマジ鬼畜。


 …あ、暗黒星雲はどこいった。


今回の悪魔
バックベアード

 トランシルバニア地方で三千年眠っていた巨大な顔の悪魔。一つ目から出すオレンジの目つぶし光線と、口の中にある二本の触手の先の目玉から発する破壊光線が武器。視力を奪った者はエネルギーを奪われ、やがて死んでしまう。
 サタンの鈴奪回のために送り込まれ、牛首村を襲って村人やイタチ小僧、ツムジの目を潰した。が、変身した嵐には全く力が通じず、バトンで目を潰された上、ガンビームで爆死した。

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コメント

巨大な頭だけの怪物と言えば大帝王クビライやクライシス皇帝とかもいますが、しかし嵐のバックベアード、ボスキャラでもないのに造形が余りにも重厚過ぎて無駄なまでに暑苦しい。
総統タブー風の造形にした方がスリムに仕上がって良かったんじゃないかと思いますが、むしろ「何でもアリ」感が他の作品よりも強い嵐の西洋妖怪達。一体くらい着ぐるみではない操演の妖怪がいても良かったんじゃないか!と思います。
もっとも、今ならCGで表現されるでしょうね。

投稿: 特撮コメンテーター | 2010.05.13 22:13

クビライやクライシス皇帝は、足があからさまに後付け臭かったのですが、バックベアードはその重量感が違和感を吹き飛ばしていて結構好きですね。むしろブルガンダーとかあの辺の豪快さを感じます。
ベアード、グール、ゴーストファーザーの三体は他の番組では見られないような異色さが、異次元の敵という印象で気に入ってます。

投稿: 三田主水 | 2010.05.13 22:24

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