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2010.05.12

「変身忍者嵐」 第43話「100万年妖怪のミラー地獄!!」

 行方不明者が続発するまだら山に向かったカゲリとツユハは、グールに襲われ、崖から転落したところを太一少年に救われる。しかしそこにもグールが現れ、太一の父が捕らわれてしまった。父を捜す太一は町で鏡売りの男から不思議な鏡を渡されるが、そこからグールが出現、ハヤテを鏡の世界に引きずり込む。ガンビームを跳ね返すグールだが、嵐はバトンで鏡を粉砕し、太一の父を救い出すのだった。

 さて、毎回律儀に世界各地に向かう大魔王サタン様でしたが、今回向かったのはアラビア。
 世界でただ一冊、サタンのみが持つ妖怪大辞典(うわ、超読みたい)に、妖怪の世界百万年で最も優れた妖怪と記された人食い妖怪グールを復活させます。

 グールというと今日日は食屍鬼などと訳されますが、本作のグールは、前回のバックベアードに勝るとも劣らぬ奇っ怪なデザインであります。
 簡単に言えば、二本の足が生えたパラボラアンテナ状の巨大な鏡(ちなみに鳴き声は「パラボラパラボラ」…)。ちなみに裏に回ると、肉色の人体が鏡を抱えた形になっているのが気持ち悪いのです。

 その鏡の中の世界に犠牲者を引きずり込んで喰らってしまうグールが目を付けたのは、ハヤテと、カゲリ&ツユハ両方と関わり合った少年・太一。
 彼の父を鏡の中に引きずり込んだグールは、父を人質に、ハヤテの持つサタンの鈴を奪い取ろうとします。

 普通であれば、ここでサタンの鈴を引き渡すところですが、瞼の母に「死んでも渡してはなりません」と言われた鈴を渡すことを、ハヤテは拒否します。
 もちろん太一の悲しむまいことか…

 ここで太一がハヤテを責めて、プチ鬱展開になるのですが、ここでその辺りを突っ込んで描かないことが良くも悪くも(むしろ後者)本作らしい。
 サタン編に入ってからは、ハヤテと母との対比ということか、ハヤテとかかわりあって悪魔に襲われる親子が毎回登場するのですが、その対比が中途半端なのが、食い足りなさを残します。

 その食い足りなさは、敵の能力の見せ方や嵐との対決にも及んでいるのですが、今回はまだましだった方でしょうか。
 最後の戦い、鏡の中の世界に引きずり込まれた嵐の前に現れたグール(グールの鏡の中の世界にグール…合わせ鏡みたいですな)。そのグールに対して嵐は必殺のガンビーム一撃!
 いつもであれば、ここで勝負が決まってしまうのですが、グールはその鏡面でガンビームを反射してしまいます。
 「鏡は光線を反射する、それが科学の法則だ」と、古代妖怪が言うのはどうかと思いますが、今までの瞬殺に比べれば全然OKです。

 が…そこでおもむろにバトンを取り出した嵐、バトンで鏡面を一撃! 鏡が割れてグール死亡。
 って工工エエエエ(´Д`)エエエエ工工

 いや、考えてみれば鏡なんだから不思議ではないんですが、サタン様の妖怪大辞典って…


 …そういえば、古代アラビアの鏡って、今の鏡と同じ構造だったのかしら。


今回の悪魔
グール

 古代アラビアの人食い妖怪。魔法の炎を思うがままに操り、妖術・ミラー地獄で作り出した鏡の世界に人間を引きずり込み食らう。
 おそらくは古代に封印されたのがサタンの妖原子エネルギーで復活、まだら山に潜んで人々を喰らい、太一少年の父を人質に、サタンの鈴を奪おうとした。
 ハヤテをミラー地獄に引きずり込み、ガンビームも反射したが、バトンで鏡を粉砕されて絶命した。


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