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2010.08.17

「仮面の忍者赤影」アニメ版 第09話「恐怖のおろち丸!!」

 堺に軍資金供出を命じた信長の使者が、影一族を名乗る者に襲われた。怒りに燃える信長だが、幻妖斎配下のおろち丸の仕業だった。密かに明智光秀と結び、影一族を犯人に仕立て上げようと企む幻妖斎の指示により、邪鬼がまず青影を捕らえ、さらに、青影を人質に赤影・白影をも捕らえようとする。しかしやまぶきの助けもあって赤影は青影を奪回、おろち丸の操る大蛇も、赤影の忍法火炎柱でかろうじて撃退に成功するのだった。

 今回のエピソードも、ある意味ニセ者話。二話続いて影一族に汚名を着せようという幻妖斎の企みを描く展開ですが、前回は堺と影一族を敵対させようとしたのに対し、今回は信長と影一族を敵対させようという作戦であります。
 しかもそこに明智光秀が絡み…と、似ているようでいて、だいぶ印象の異なる内容となっています。

 さて、堺を守る代償と称して、信長軍が二万貫もの軍資金を吹っかけてきたのがことの発端。
 これまでのエピソードでは、赤影と協力して幻妖斎たちと戦ったこともある信長軍ですが、しかしそれはあくまでも共通の敵があってのこと。あくまでも天下獲りのために動く信長と、自分たちの自治が守られればよい堺、そして天下の平和のために戦う影一族と、微妙にスタンスが違っているということなのでしょう。

 今回の幻妖斎の企みは、その隙をついたと言うべきもの。やり方はかなり大雑把ではありますが――もっとも、光秀と結んでいることでその辺りはカバーしているようですが――なかなかにクレバーな作戦であります。

 さて、その作戦に当たるのは今回初登場のおろち丸ですが、このおろち丸が操る白蛇がまたとんでもない。
 全長十数メートルはあろうかという巨体ながら、その動きは青影らを捉えるほど素早く、赤影の刀も弾き返す鱗の固さ。

 やまぶきによれば、代々おろち丸の一族により育てられてきた不老不死の蛇とのことですが――
 特撮版ならば知らず、本作では破格の怪獣であります(がま法師の千年ガマも立派な怪獣でしたが、蛙と蛇では相手が悪い…)

 このおろち丸と白蛇、横山先生の漫画版にも登場し、ほとんど手の付けられない無敵ぶりを発揮したのですが、今回もその力の一端を、存分に発揮してくれたかと思います。
 もっとも、今回の作戦に適していたかは別ですが…いや、鉄砲隊までいた信長軍を襲ったのですから、このくらいの戦闘力が必要なのかな。

 このおろち丸と共同して赤影たちを襲った邪鬼も、青影を捕らえた上で、火薬を積んだ小舟に縛り付け、辺り一面油を浮かべた湖の上に浮かべて赤影・白影の動きを封じるという非道ぶり。
 やまぶきのフォローなければ、さすがにかなり危ないところでありました(が、この邪鬼、やまぶきにメロメロなこともあって、妙に憎めないんですな…声は屋良さんだし)。

 結局、白蛇は赤影を尾で締め上げたところに赤影渾身の忍法火炎柱(実際の炎というより化学反応で光と熱を出している印象?)で赤影を離したところに目つぶしをくらい、ようやく撃退――というより赤影たちが撤退できたというところ。
 またもや強敵が登場した、というところであります。

 ところでこれで三回連続で助っ人役を果たしたやまぶきですが…もうスッパリ影一族に入った方がいいんじゃないかしらん(本人の安全的にもドラマの展開的にも)。

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