「仮面の忍者赤影」アニメ版 第16話「闇におどるガイコツのワナ!!」
明正寺にやってきた繭姫は、青影たちと堺見物に出る。そこで南蛮魔術一座の舞台に上げられた繭姫は、幻魔三人衆の一人・闇天竺の術で姿を消されてしまう。繭姫と紅秘帖の引き替え場所に赴いた青影は、闇天竺の不死身のガイコツ兵に苦しめられる。そこに駆けつけた赤影は、術のカラクリを見破り闇天竺を追いつめるが、そこに幻妖斎が現れたため、取り逃がしてしまう。赤影たちは戦いの決意を新たにするのだった。
幻魔城編第二回は、新たな幻妖斎の配下・幻魔三人衆第二の刺客・闇天竺との対決であります。
魔童子が西洋の騎士モチーフだとすれば、こちらは魔道士・幻術士といったところでしょうか、短躯をマントに包み、奇怪なエフェクトともに出現する様は雰囲気十分であります。
前回ラストで奪われた紅秘帖の半分を追って赤影たちと行動を共にすることになった繭姫ですが、これがまたいきなり個性爆発。
青影と堺に向かう途中の茶店で山のようにご飯をお代わりしたり、いつもの寺で子供たちがチャンバラごっこやっているところに突然乱入して子供相手に腕前を披露(ここで刀代わりに菊の花を使うのが実に良い…んですが和尚さんが大事にしていた花というオチ)、さらに子供たちにほめられて調子にのって竹竿を振り回し、和尚さんの盆栽をひっくり返してしまうとか、はた迷惑ながらちょっぴり可愛いじゃじゃ馬ぶりであります。
(しかしこのキャラ描写、どこかで見たような気が…と思ったらやっぱり脚本が井上敏樹氏でした)
そんなこんなで寺で働くことになった繭姫、さっそくうち解けた子供たちや青影と堺の町にやってきたのはいいのですが、南蛮魔術なる怪しげな見世物に入って、そこで舞台に上がることに…
箱の中に人が入って、あら不思議、開けてみたら箱の中は空っぽ…というお馴染みの人体消失マジックの手伝いということですが、この展開はどう考えても箱に入ったきり行方不明になるパターン…と思ったらやっぱりその通り!
まんまと繭姫は闇天竺にさらわれてしまうのでありました。
さて、ここで一旦舞台は移って、どこかの森の中。このご時世に呑気に野点を楽しむ姫君がいたと思えば、そこに現れたのは柄の悪そうな野武士たち。あわや落花狼藉か、というところに一本の小柄が投じられるのですが――
その主は、近くの草むらで笑っちゃうくらいわざとらしく昼寝をしていた霞丸。柴錬ヒーローチックに野武士を退治した霞丸は、名前を問う姫君の声を背に、いずこかへ去っていくのでありました。そしてまた悔しがる邪鬼さん…
と、今後に絡んできそうなエピソードを挟んで、クライマックスは繭姫を救うための青影と闇天竺の対決からスタート。
繭姫と交換に秘帖を渡す青影ですが、もちろん敵がそのままで済ますわけがありません。闇天竺の「こんきさつ(魂鬼殺?)」の術で地中から現れた無数のガイコツが、青影に襲いかかります。
これを一蹴する青影ですが、ガイコツは次々と復活。倒してもきりがない相手に青影が窮地に陥った時を見計らったように赤影が参上、忍法「もうかふうじん(猛火風陣?)」で敵を一蹴、繭姫も助け出すのですが、またもやガイコツが復活するのでした。
が、ここで赤影が闇天竺の術のタネを発見。このガイコツたちは、空中に蜘蛛の巣の如く張り巡らした糸によって、操り人形のように動かされていたのでした(ある意味、南蛮魔術よりもすごい技だと思います)。
これで形勢逆転と思いきや、今度は巨大な三頭の蛇が出現。これも闇天竺の術かと思いきや、術者はどうやら別人らしく…
と、そこに現れた鬼の面を被った能装束の男の面を赤影が斬るや、大蛇も消失。果たしてその仮面の下の顔は…幻妖斎!
一体何でカツラまで着けて能装束で現れたのかはわかりませんが、久々に対面する宿敵への礼儀のつもりでしょうか。その割に結構危ない場面があったような気もしますが、闇天竺と共に、幻妖斎は何処かへ消えるのでした。
お話的にはかなりシンプルではありますが、お約束的な展開と派手なアクションの組み合わせが面白く、それなりに楽しめるエピソードでした。
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