« 「三ツ目の夢二」第2巻 現実と虚構、ネガとポジ | トップページ | 「遊郭のはなし」 人を鬼にする場の物語 »

2010.11.21

「快傑ライオン丸」 第04話「ムササビアン 爆破作戦!!」

 果心居士の弟子・久兵衛は、強力な火薬の製法を獅子丸に伝えようとするが、ムササビアンに製法を奪われ、深手を負わされる。久兵衛の子・五郎太に仇と誤解された獅子丸は、五郎太に襲われた隙にムササビアンに捕らえられ、新型火薬による大砲の的にされてしまう。誤解の解けた五郎太は沙織・小助と協力して獅子丸を救出。獅子丸はライオン丸に変身してムササビアンを倒し、火薬の製法は五郎太の希望で焼却されるのだった。

 「快傑ライオン丸」第4話は、ヒーローものの定番、強力な兵器の発明話と、これも定番の主人公が仇と勘違いされるエピソードを
組み合わせた内容であります。

 冒頭に登場するのは、大村千吉演じる果心居士の弟子で忍者の久兵衛。これがまた絶妙な面構えで、白土作品の忍者的佇まいなのですが、それはさておき、彼の発明した新型火薬が今回の物語の中心となります。

 この火薬を獅子丸に託そうとする久兵衛ですが、しかしいち早くそれを嗅ぎつけたのは怪人ムササビアン。
 さすがに忍者だけあって身のこなしも素早く渡り合う久兵衛ですが、善戦むなしくムササビアンに深手を負わされ、火薬の製法を奪われるのでした。

 そこに駆けつけて短縮版ポーズでライオン丸に変身、ムササビアンと戦うも逃げられた獅子丸は、久兵衛からいまわの言葉を聞くのですが…
 そこに折悪しく帰ってきたのは、食料を調達して帰ってきた久兵衛の子・五郎太。彼は獅子丸が久兵衛を殺したと誤解してしまいます。

 ここで獅子丸が五郎太をはじめ周囲から責められたらある意味らしい鬱展開ですが、しかしさすがにそうはならず、獅子丸は五郎太を沙織小助に任せてムササビアンを追跡。
 しかし五郎太は二人の隙をついて逃走、怪しげな男たちに煽られたこともあって、獅子丸に襲いかかります。

 しかし男たちの正体はドクロ忍者。五郎太を人質に取られ、獅子丸は囚われの身に。そして五郎太は谷底に突き落とされて…
(ここで緑の衣装のドクロ仮面が出てくるのですが、前回の生き残り? そういえば死んだシーンはなかったような…)

 そしてムササビアンは、都を背に張り付けにした獅子丸に対し、件の新型火薬を使った大砲を発射し、獅子丸もろとも都を木っ端微塵(!)にしようという、合理的なような無茶苦茶なような処刑計画を立てます。

 さて、突き落とされた五郎太がそのまま死んでいたらもの凄い鬱話ですが、川にでも落ちたのか、傷だらけとはいえ何とか沙織たちのもとに助けを求めに行きます。

 そして軽快なBGMに乗って獅子丸救出に向かう三人。
 これまで沙織がよく捕まっていたために足手まといの印象が強いのですが、しかし沙織も小助も戦闘力自体は結構なもの、ドクロ忍者程度であれば十分相手にできます。

 そこで小助はムササビアンの秘密基地を発見、ドクロ忍者を翻弄して金沙地の太刀を取り返します。
 一方沙織はドクロ忍者に化けて一味に近づきますが、一瞬でバレた!?

 とはいえこれも陽動、この隙に五郎太が投じた刀で縄を切り、獅子丸は自由に!
 しかしそれでも平然と大砲の発射準備を進めるムササビアン。なるほど、獅子丸に逃げられても、そのまま大砲を撃てば都は破壊できるわけです。

 さあどうする獅子丸!? と、太刀を受け取った獅子丸、変身ポーズから「風よーっ」で巻き起こした強風で、ついに発射された砲弾を巻き戻し…じゃなくて吹き戻した!
 あまりに豪快な返しに驚きましたが、変身ポーズがそのまま逆転に繋がるあたりの展開は実に痛快であります。

 さて、最後の戦いではムササビらしく空を舞って空中から攻撃するムササビアンに翻弄されるライオン丸。
 と、あらかじめ「正義の忍法」と断ったライオン丸、光を刀で反射させて相手の目を眩ます太陽剣!
 いや、正義って言ってるけどこれは卑怯だろう…

 その隙にムササビアンの土手っ腹に刀を突き刺すライオン丸、そのままフィニッシュに入ってムササビアンを爆破であります(この時、口に久兵衛の火薬の巻物をくわえているのが格好良い)

 さて、久兵衛の墓に詣でた一行。五郎太は火薬の製法を焼却することを望み、獅子丸も快くそれを受け入れるのでした。
 さすがに正義の時代劇ヒーローが大砲ドカンはまずいでしょうしね。

 それにしてもムササビアン、ものすごい着ぐるみ感満点の造形で暖かそう…


<今回のゴースン怪人>
ムササビアン
 自由に空を滑空するムササビの怪人。脇に翼のような二つの刃を生やした銛と、同型の手裏剣を武器とする。
 久兵衛が開発した新型火薬の製法を奪い、捕らえた獅子丸もろとも都を爆破しようとしたが、ライオン丸の太陽剣に目が眩み、倒される。

「快傑ライオン丸」(アミューズソフトエンタテインメント DVDソフト) Amazon

|

« 「三ツ目の夢二」第2巻 現実と虚構、ネガとポジ | トップページ | 「遊郭のはなし」 人を鬼にする場の物語 »

コメント

ムササビアンは、快傑ライオン丸の雑誌の特集だと、必ずといっていいほど出てくる
「看板」的存在ですね。(笑)あと五郎太が印象に残ります。バック転もできるし、
芝居もうまい。小助もそうだが、子役もこの時代はレベルが高い。
この話は、全編中での、屈指の沙織が、活躍する回ですね。
いつもとは反対に?小助と五郎太を連れて、獅子丸救出に成功する大活躍。
ドクロに変装したり、投げ縄の腕も披露。忍者として、冷静さ、統率力、判断力もあることがわかります。
ジャンプして敵を斬ったり、前転して斬ったり、そのたびに「エイッ」と掛け声
もカッコイイ。.......でも次の回からまたまたピンチ、縛られが待ってます 笑

投稿: エージェント・スイス | 2010.11.21 20:48

ライオン丸の「太陽剣」って、刀に光を反射させて相手の目に当てる目眩ましの技!これって、変身忍者嵐の「秘剣 影写し」と同じじゃないですか?

投稿: 特撮コメンテーター | 2010.11.28 16:51

エージェント・スイス様:
沙織さんは第7話でも、村人を指揮して怪人相手に大活躍ですね
敵が強すぎるので弱く見えますが、相当頑張ってる部類にはいるのではないでしょうか

特撮コメンテーター:
言われてみれば…しかし、問答無用のフィニッシュである影写しに比べ「正義の忍法」と言い訳するのがちょっとひっかかります(笑)

投稿: 三田主水 | 2010.11.30 00:55

あ、五郎太が獅子丸を父の仇と思いこんでる時に、獅子丸を睨むいやーな目つきは本当に印象に残ります

投稿: 三田主水 | 2010.11.30 00:56

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13655/50088957

この記事へのトラックバック一覧です: 「快傑ライオン丸」 第04話「ムササビアン 爆破作戦!!」:

« 「三ツ目の夢二」第2巻 現実と虚構、ネガとポジ | トップページ | 「遊郭のはなし」 人を鬼にする場の物語 »