「快傑ライオン丸」 第05話「地獄から来た死神オボ」
隣国との和平のための密使を殺し、密書を奪おうとするオボ、ドキ、ツララの三怪人。密使と出会った獅子丸一行は密使と同行する。怪しい虚無僧を目撃して一人後を追った獅子丸は捕らわれて岩雪崩で殺されかけるが、駆けつけた蒲生城太郎に救われる。その間に密使はオボらに襲われ、深手を負う。ライオン丸に変身してオボらを倒した獅子丸は、密使の遺志を継ぎ、密書を届けるのだった。
今回は何と怪人が三人登場する豪華編…といっても、うちドキとツララのは虚無僧装束に顔だけという倹約デザインなのですが…
残る一人、今回のタイトルにもなっているオボは、彼らのリーダー格らしく全身新造(?)であります。
三人の得意技は、三方から杖を投げつけて相手の動きを封じてしまうという、ちょっと地味な技なのですが…
にしても土偶っぽい顔のドキと氷柱を武器にするツララはよくわかるのですが、オボは一体…オボという妖怪はいるものの、あまり今回の内容に関係なさそうなのですが。
それはさておき、今回のメインとなるのは、隣国へ平和のために旅立つ密使となった侍(EDの役名が「密使」)。
結局どこの国からどこの国への使者だったのかはわからずじまいだったのですが、ゴースンがわざわざ三人も怪人を送って妨害しようとしたのですから、それなりの国だったのでしょう。
しかし巻き添えを食ったのは、他の旅の侍や周囲の農民。
冒頭では密使と間違えられた侍が殺された上に、それを目撃していた農民も殺される羽目に…(この農民の死体が変化していく様がほとんど精神的ブラクラ)
密使も旅に出てすぐに般若忍者(たぶんドクロ忍者のバリエーション)に襲われるのですが、そこで獅子丸たちが登場。
密使を助けることにする獅子丸たちですが、まず獅子丸が般若忍者を追って離れ、その後を追う沙織と小助はあっさり罠にはまることに…(ああ、前回は頑張ったのに)
文字通り網にかかった二人を助けたのは、第3話に登場したさすらいの忍者(?)蒲生城太郎。
怪しい虚無僧を目撃してその後をつけ、オボが「あの山で獅子丸を殺す!」と宣言しているのを耳にして、助けに来たのでした。
しかし「助けたお礼の金は、またいずれもらうぞ」とか言ってるところは相変わらずのキャラクターです。
さてその獅子丸はといえば、般若忍者、実はドキを追って岩場まで来たものの(ここで鳥に変じたドキを手裏剣で打ち落とすシーンがちょっと面白い)、ドキの放つ蜘蛛の糸と、おそらくは彼が操る蔓に絡みつかれ、動きを封じられることに。
そして導火線に火がつけられ、岩雪崩で獅子丸がまさに殺されそうになったときに駆けつける城太郎! いやはや、相変わらず彼の前では獅子丸はまだまだ…
しかし久々登場のヒカリ丸で空を飛んで密使を追った獅子丸は、オボたちの杖に捕らわれたところに駆けつけます。
獅子丸も杖で捕らえんとするオボたちですが、「風よ!」で杖を吹き飛ばした獅子丸は、馬上にすっくと立って獅子変化!
ツララの槍もドキの蜘蛛の糸もものともせず、忍法たてがみ吹雪で二人を巻き上げ、金砂地一閃、密書を取り返します。そしてオボもあっさりライオン飛行斬りで倒すのでした。
しかし密使は既に虫の息。獅子丸は彼の意志を継ぎ、密書を届けて平和をもたらすのでありました。
怪人が三人もいたり、城太郎が再び登場するなど趣向は面白い回ではあるのですが、それがお話に有機的に絡んでいなかったのがもったいない回でありました。
今回のゴースン怪人
ドキ
オボの配下の土偶のような顔をした怪人。狼牙棒状の得物を持ち、指から蜘蛛の糸を放つ。また、蔓を操ることもできるらしい。
ツララ
オボの配下の仏像のような顔をした怪人。先が氷柱のようになった槍を持ち、指先から氷柱を打ち出す。
オボ
トカゲのような顔にむき出しとなった肋骨を持つ怪人。先にハサミがついた杖を得物とし、口から炎を吐く。ドキ・ツララと共に杖を投げ、相手の動きを封じる。
和平のための密使を狙うが、ライオン丸に阻まれ、飛行斬りであっさりと倒された。
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コメント
蒲生城太郎は、今回が最後の登場でした。個人的には、もう何回か観たかったキャラ
でした。成川さん、本当にありがとうございました。確かに怪人三人組、般若忍者
はイマイチかもしれません。が、ワンパターン化させまいという、制作側の意欲が
感じられます。般若忍者も、もう少し出してもよかった。ところで密使を助けたが、
般若忍者に足を傷つけられ、その密使に逆に助けられた沙織。そのあと小助と
網にかかって蒲生城太郎に助けられる沙織。前回と違い、またまた足引っ張り役
でした.......
投稿: エージェント・スイス | 2010.11.29 20:07
エージェント・スイス様:
城太郎はあまりに格好良すぎて主役を食ってましたからね…しかし、単体でも主人公になれる(っていうか前の番組で主人公だったんですが)良いキャラでした
ゴースン側は、ドクロ忍者にも微妙にバリエーションがあるのが面白いですね。
そして沙織さんは文字通り足を引っぱることに…(笑)
投稿: 三田主水 | 2010.11.30 01:00
モチーフに制約のないライオン丸の怪人なら、たとえ首から上だけの造形であっても充分に怪人として通用したと思うし!要はアイデア次第だと思うんですが、何でうしおそうじ氏は全身造形に拘ったのでしょうか?
「小さな怪獣」と呼んでも良いくらいの重厚な造形の怪人も結構いて無駄なまでの豪華さを感じます。怪人の着ぐるみの流用再使用とかもっとやっても良かったのにね!
投稿: 特撮コメンテーター | 2010.12.04 23:13
特撮コメンテーター様:
確かにそうですね…首だけ上が怪人の顔で、体は普通の装束というのも、異形感があっていいんですけどね
いずれにせよ、あの独特のモコモコ感は、あれはあれで捨てがたい味がありますね
投稿: 三田主水 | 2010.12.12 23:59