「快傑ライオン丸」 第10話「死の水 ドクイモリ」
里見村でイモリが異常発生し、不吉な事件が起こるという噂を聞いてきた獅子丸一行。そこで小助は、ドクイモリが吐く毒の水が混じった沼の水を飲んでしまう。重兵衛という男なら治せると効いた獅子丸は、単身山向こうに向かう。重兵衛が薬を作る間も襲い来るドクイモリとドクロ忍者。獅子丸は重兵衛の子・京太とともに戦ってドクイモリを倒し、重兵衛の薬で小助も救われるのだった。
「快傑ライオン丸」第10話は、怪人ドクイモリの登場回。このドクイモリは、デザイン的にはむしろ鮫っぽいイメージですが(ギンザメより鮫っぽい)、配下のドクロ忍者が変じたイモリを操る描写など、なかなか印象的な怪人です。
しかもこのドクイモリ、失敗した部下には容赦なく、お払い箱にして去っていくところを後ろからデボノバに与えられた短筒(またか!)で狙撃するという冷酷さ。
しかしこの時、脳天ぶち抜かれて血だらけの大穴が開いたドクロ忍者の頭をどアップで映すのはいかがなものでしょうか。
それはさておき、今回お話の方はかなりシンプル。毒水を飲んで苦しむ小助を助けるために獅子丸が奔走するお話であります。
山を越えたところに住む重兵衛という男であれば治せると知り、沙織に看病を任せて重兵衛のもとに向かう獅子丸。
(ここで小助の代わりにヒカリ丸を呼ぼうと沙織が笛を吹くのですが、スースーとしか音が出ないのが可笑しい。小助だけが吹ける笛なんでしょう…と思ったら)
さて、途中妨害を受けつつも重兵衛の元に辿り着いた獅子丸ですが、重兵衛は単なる薬師とは思えない雰囲気の男、獅子丸の腕前も一目で見抜いてしまいます。
実は彼は医術と武術で鳴らした男、武芸比べで人を殺して以来、こうして隠棲しているというのですが…
一方、その息子の京太は、獅子丸に憧れ、獅子丸の助っ人を買って出るという展開。
ここで戦いが怖かったという京太に、獅子丸も自分もそうだが、しかし何かを守るためにはどんなに怖くっても戦わなければいけないと語りかける場面は、ありがちな内容ではありますが、獅子丸の内情を吐露したものとして印象に残ります。
さて、薬作りにはしばらく時間がかかるということで待つことになった獅子丸ですが、そこに次々と敵は襲いかかります。
まずはデボノバ殺法「五月雨」――デボノバが胸から赤い光線を放ち、当たったところからドクロ忍者が湧いて文字通り降ってくるという攻撃ですが、獅子丸に片っ端から斬られてあっさりデボノバ敗走。
次にドクイモリ配下のドクロ忍者は忍法「横車」で襲いかかってくるのですが…
まず第一段階、不気味な黒装束でドクロ忍者が現れるのですが…これが妙に背が高い。それもそのはず、二人肩車しているのですが、まさかリアル「中の人などいない」を見せられるとは思いませんでした。
これが破られた第二段階、三人一組で円陣を組んだドクロ忍者が、まとっていた黒布を頭にかぶり、外側に刀を突き出してぐるぐる回りながら襲ってくるという…
確かに横車なのですが、京太の放った矢を喰らってあっさり破れる始末。そもそも、頭に黒布被ってたら外が見えないのでは…
しかしこの面白攻撃は陽動だったか、薬を完成させた重兵衛のもとに現れるドクイモリ。しかしドクイモリの攻撃を素手でいなす重兵衛が格好良い!
そして駆けつけた獅子丸との最後の対決、屋内での戦いで梁に刀を引っかけてしまうという初歩的なミスを見せる獅子丸が微笑ましい(?)のですがそれはさておき…
毒液噴射を「風よ!」で弾き返して変身したライオン丸、太刀を右腕のかぎ爪に受け止められて至近距離で毒液をくらったりもしますが、闘志は十分。
空に飛んで姿を消したドクイモリの影が地上に残っているのを見破り、ジャンプ一番ドクイモリの首を叩き落とすのでした。
己の術に溺れることなく精進されよと言葉を贈る重兵衛、いつか自分にも忍法を教えて欲しいという京太の言葉を背に、獅子丸たちは再び旅立つのでした。
しかし今回、沙織さん(小助も)がいつにもまして豪快にチラチラさせていて…
今回のゴースン怪人
ドクイモリ
里見村で人々を苦しめていた怪人。口から毒水を放ち、飲んだものは激しい痛みに苦しみ、ついには血が固まって死んでしまう。右腕に金属製の三本爪を装着している。また、背景に溶け込んで姿を消すことが可能。
解毒薬を巡り獅子丸を襲うがいずれも破られ、姿を消したところを見破られて斬られた。
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