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2011.01.11

「快傑ライオン丸」 第11話「地獄の狼カマキリアン!」

 ドクロ忍者に襲われる笛師の母娘を助けた獅子丸たち。だが一度別れた後、カマキリアンに母は殺され、娘の千恵を助けて戦うライオン丸は、カマキリアンの忍法「山崩し」で生き埋めになってしまう。千恵を助けて戦う沙織と小助だが、小助は死を覚悟して笛を千恵に託す。だが千恵が笛を吹いたとき、ライオン丸を乗せたヒカリ丸が駆けつけた。再びの山崩しをものとせず、ライオン丸はカマキリアンを打ち倒すのだった。

 冒頭からいきなり展開されるドクロ忍者による旅人の無差別殺戮――どちらも全力疾走の妙に迫力あるシーン――を逃れた笛師の母娘を助ける獅子丸たちですが、向かう方向が違うと獅子丸が言って別れたばっかりに、母の方はカマキリアンに殺され、娘の千恵も人質とされる始末(今回に限らず、獅子丸の旅の巻き添え死が多い気が…)。

 さて、そのカマキリアンは、数珠をかけて池の前で祈るデボノバに応えて水中から現れた怪人。デボノバが「我が友カマキリアン、良く目覚めてくれた」というからには、そういうこと(?)なのでしょう。
 名前の通りカマキリ顔に、妙にボコボコした体が無駄にリアルな虫っぽさで厭なカマキリアン、カマキリ怪人なのに鎌を持っていないというある意味斬新な怪人です。

 さて、さっそくライオン丸に変身した獅子丸に対して、中途半端にでっかい縄の輪を投げたカマキリアン、と思ったらそれが地に落ちて火の輪に。
 飛び越せばいいのにライオン丸がわざわざ風を起こして消す間に逃げるカマキリアン…などというシチュエーションを経て第二ラウンド。
 カマキリアンが手の直刀を振り上げると爆発とともにいくつもの小刀が落下、さらに地に刀を突き刺すと、ライオン丸を囲んだ小刀が大爆発する忍法「山崩し」の前に、さしものライオン丸も姿を消します。

 それでも油断しないデボノバは、沙織と小助が死なない程度に攻撃し、二人がヒカリ丸(=果心居士の魂)を呼んだらそれを殺してから二人を殺すという、クレバーな作戦を展開。
 よりによって谷底の小屋に立てこもっていた沙織と小助、千恵の上に、カマキリアンたちは豪快に岩を転がしまくる!
 何とかこれを凌いでも、次に待っているのは無数のドクロ忍者。これに対し千恵を守って果敢に戦う沙織と小助ですが、その間に千恵が謝って谷底に転落。そこに「ここが男の見せ所よ」と小助を励まし、助けに行かせる沙織さんが男前であります。

 と、なかなか笛を吹かないことに業を煮やし、先ほどの作戦をさっさと放棄して三人を殺せというデボノバ。
 自ら攻撃してきたカマキリアンに対し、死を覚悟した小助は、千恵に笛を託して戦いを挑みます(でも結構二人の素早い動きに翻弄されるカマキリアン)。

 ここで小助の笛に口を当てる千恵、そして笛から流れるのはヒカリ丸を呼ぶあのメロディー――
 と、それに応えて飛んでくるヒカリ丸というのは、なかなか美しいシーンなのですが、小助以外でも吹けるということは、前回沙織が笛を吹けなかったのは単に下手だったから…などというのは野暮な詮索なのでやめましょう。

 と、ヒカリ丸の上には、ライオン丸の姿が! というわけで始まるカマキリアンとの第三ラウンド(ここでヒカリ丸を見て逃げた次のシーンで、なぜか土の中に埋まっていたカマキリアン。何やってんだ…)

 その前に向かってくるドクロ忍者を太刀で刺しては軽々と放り投げるライオン丸は、しかし、カットが変わるのが丸わかりで、そこで人形に入れ替わってるのがバレバレなのに困ってしまいますが、ここで「千恵ちゃん、ライオン丸は絶対勝つぜ!」という小助の台詞はやはり燃えます。

 しかしカマキリアンもフェンシング的な剣技で互角に渡り合い、さらに剣から出る光線で崖を崩す「山崩し」(さっきと内容が微妙に違うのは、ライオン丸にはよくあること)。
 さらにだめ押しとカマキリアンは地に剣を刺し、再び爆発!
 しかし問答無用で地面から飛び出したライオン丸、空中に逃れたカマキリアンをライオン飛行斬りで突き刺して、豪快に放り投げるフィニッシュで勝利するのでした。

 ラスト、千恵の母が死んだことも忘れたように朗らかに笑う獅子丸はどうかと思いますが、小助の奮闘ぶりが印象的で、シンプルなお話ながらなかなか面白いエピソードでした。


今回のゴースン怪人
カマキリアン

 デボノバの祈りに応え、池の中から現れた怪人。手にした直刀と、刀を地に刺して爆発を起こす忍法「山崩し」が武器。
 笛師の母娘を襲い、山崩しでライオン丸を一度は倒すが、再戦時には通じず飛行斬りに敗れた。


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コメント

個人的には「沙織、小助編」といいたくなるほど、二人の見せ場が多い話でしたね。
ドクロ忍者の大群を相手に、大活躍。ただ、カマキリアンには沙織が足で、ふみつけられる(!)シーンは、結構ドキリしましたが....
沙織が「たとえライオン丸が死んでも、私たちがゴースンを倒すのよ。」の名セリフ。いや、「絶対、無理だよ。」と野暮なツッコミは無し(笑)ですよね。
ただライオン丸が、途中で一時行方不明になったため、沙織小助がゴースン一味と
激戦になるんですが、ライオン丸がけがをした、土に生き埋めになったとかの、
説明が少しでも欲しかったような気もします。潮哲也さんが、本当にケガしてたりして...

投稿: エージェント・スイス | 2011.01.12 20:09

一応小助主役回なのですが、しかし沙織さんももちろん大活躍でしたね。
あくまでも二人とも(気持ちの上では)ライオン丸のサポートではなく、同格ということなのかな…と見ていると感じます。

しかし前回と合わせてみると、やっぱり沙織さん笛下手疑惑が(笑)

投稿: 三田主水 | 2011.01.17 00:44

変身忍者嵐の化身忍者カマキリガランを連想してしまいます。
それにしてもカマキリアンの造形、オルフェノクじゃないけど、首から上だけを変えて全く別の怪人にも出来たと思います。何か勿体無いな。(一番勿体無いのはフナシドキだな、出さなくて済むストーリーに出来なかったのかな?)

投稿: 特撮コメンテーター | 2011.11.12 12:38

特撮コメンテーター様:
カマキリは怪人によく使われるモチーフですが、同時期の特撮時代劇でかぶったのはちょっと面白かったですね。
フナシドキは、現代のCG技術を使ってリメイクしたらさぞ凄かろう、と思ったりします。

投稿: 三田主水 | 2011.11.13 20:59

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