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2011.03.30

「快傑ライオン丸」 第22話「盗まれた笛 怪人キバギラー」

 旅芸人の志乃の弟・笛吉は、小助の笛に目を付け、こっそりすり替えてしまう。そうとは知らぬ獅子丸たちはキバギラーに襲われ、獅子丸は深手を負う。笛吉たちもドクロ忍者に襲われ、小助に笛を返すが、捕らえられてしまう。ジャンプ力に勝るキバギラーに勝つために三人は特訓、先に跳んだ小助と沙織が宙で手を組んだ上に飛び乗ってジャンプした獅子丸は変身に成功。キバギラーを倒し、笛吉たちを救い出すのだった。

 今回は小助の笛に興味を持つゲストキャラクターの登場で、またもや小助主役編かと思いきや、途中で強敵打倒の特訓編と方向性が変わった感のあるエピソードです。

 その強敵とはキバギラー、毛の抜けたモグラかイタチチックな気持ち悪い顔とは裏腹に、獅子丸打倒に自信を持つ怪人であります。

 キバギラーは、獅子丸を倒すためにはまず仲間たちとの分断を、というわけで、小助の笛を奪い、しかるのちに小助と沙織を始末しようと企むのですが…
 知らぬうちにその片棒を担ぐ羽目になったのが、姉の志乃と芸をしてあるく笛吉少年。

 名前の由来は笛キ○○イから、という、あまりにもあまりにもな笛吉少年は、茶屋で出会った小助の笛に魅せられ、ついついすり替えてしまうのでした。

 そうとは知らず、キバギラーと戦った獅子丸は、変身しようとするたびに、腕の爆弾刃(左腕に生えた刃を投げると爆発する)を投げつけられ、変身を封じられてしまいます。

 これはある意味、禁じ手ではありますが、実際にやったキバギラーがえらい。しかもキバギラーのジャンプ力は獅子丸以上…これは思わぬ強敵です。

 フォローしようと笛を吹いて、ようやくすり替えられたことを知った小助は、折りよく(?)小助の笛を狙うドクロ忍者に襲われる笛吉と出会い、笛をあっさり返してもらうのですが、自分たちがヒカリ丸で逃れるのがやっと。
 獅子丸はキバギラーの攻撃の前に足に傷を負って倒れ、志乃と笛吉はキバギラーにさらわれてしまうのでした。

 …キバギラーにほぼ完封されてしまった獅子丸は、褌一丁で滝に打たれるのですが(今回のサービスカット?)、しかし焦りが募るばかり。
 その獅子丸の脳裏に久々に現れた果心居士
は、己の力を過信するな、一人の力は所詮一人だけの力だと――三つの力を合わせよ、お前たちは三人一体と思えと、やけに具体的に叱咤するのでした。

 これによって目の覚めた獅子丸は、沙織小助と特訓を開始するのですが…

 そして、笛吉たちがまさに処刑されかかったとき、末期の願いで吹かせてもらった彼の笛の音を頼りに駆けつけた獅子丸たち。
 今回もジャンプ力を頼りに獅子丸を圧倒しようとするキバギラーに対し――

 獅子丸のアシストで小助がジャンプ、それと同時に沙織がジャンプ! そして空中でしっかり繋いだ二人の手を足場に、獅子丸がさらにジャンプ!

 まさに果心居士の教え通り、三位一体となった獅子丸のジャンプはキバギラーを超え、(結局着地するんですが)見事変身を成功させます。

 激しい剣戟の末、跳ぶというより飛ぶというのが相応しい勢いで空中戦を繰り広げた両雄。しかし変身したライオン丸にはかなわず、キバギラーは倒されるのでした。

 笛のあれこれは水に流して、子供らしく爽やかに小助と笛吉は握手して分かれ、まずはめでたしなのでした。


 冒頭に述べたとおり、話の中心が前半と後半で変わってしまった感のある今回。
 キバギラーに対する三人の合体ジャンプなど、単なる獅子丸のおまけでない沙織小助の存在感もあって良かったのですが――まさにそれを封じるためのキバギラーは笛をターゲットとしていたのであり、そこに笛吉の出番がありながらも、やはり中途半端という印象は否めないのでした。


今回のゴースン怪人
キバギラー
 右手に巨大な刃、左手に爆弾になる小さめの刃を生やした怪人。左手の刃は投げてもすぐ再生する。また、ジャンプ力に優れる。
 獅子丸打倒のために沙織・小助との分断を図り、さらにジャンプ力で圧倒したが、特訓の末に三位一体でジャンプを成功させた獅子丸に変身され、ライオン丸の刃に散る。


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コメント

キバギラーは、まさかの強豪怪人でしたね。ただ見返したら、変身後のライオン丸に
なぜか腕の爆弾刃を一回も、使用しなかったのが惜しまれます。何かこの回は、アクションが多くて、見どころが多かったです。
しかしこんな手練が残ってたのに投入しなかったデボノバは、やはり無能だった?

投稿: エージェント・スイス | 2011.03.30 18:01

エージェント・スイス様:
キバギラー、何の怪人だかよくわからないわりには(?)えらい強かったですね。
この辺りから、敵もゴースン直属になっていったイメージなので、デボノバとは命令系統がちょっと違う感じなのかもしれませんね。

しかし三人の絆をきっちりと見せてくれた合体ジャンプは実にうまい趣向です。

投稿: 三田主水 | 2011.03.31 00:46

キバギラーよりも高くジャンプしようと苦肉の方法を実践する三人ですが、あの方法では物理的には絶対に不可能なんですね。しかも、仮により高くジャンプしたとしても、着地してから変身している、全く何の意味もないじゃないですか?ただ、相手に心理的な動揺だけは与えられたのかも。それよりも、より高所から落下してくる敵を下から迎え撃つための訓練をする方がよっぽど有意義だと思いますが。

投稿: 特撮コメンテーター | 2011.11.12 16:18

特撮コメンテーター様:
まあ、物理法則を言ったらそうなってしまうのですが、今回の肝は三人の心を一つにするということで。
そしてそれを可能とした時、特撮ヒーローは往々にして物理法則をぶち破るということでご勘弁を

投稿: 三田主水 | 2011.11.27 22:54

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