5月の時代伝奇アイテム発売スケジュール
春が遅れに遅れてようやくやってきたと思ったらもう5月。今年のゴールデンウィークは、ほとんど一週間お休みに近いのですが、しかしそれはつまり月の四分の一がお休みということであって、その分、新刊の発売が少なくなるのが残念…
という戯言はさておき、5月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。
冒頭に述べたような事情もあってか、ちょっと寂しい5月の文庫小説新刊。しかし――
双葉文庫の新刊「遠き祈り 左近 浪華の事件帳」というタイトルを見れば、そんな気分も吹っ飛びます。左近・浪華 、そして作者は築山桂とくれば…これはもう、あの、千明様がTVドラマ「浪花の華 緒方洪庵事件帳」で演じた男装の麗人、大坂を守る在天別流の左近殿以外ないではありませんか!
というわけで本作は、「緒方洪庵 浪華の事件帳」のスピンオフ作品とのことで、 本編の二年前、緒方章君は出てこないとは思いますが、まあ左近殿ですよ左近殿。
しかも同じ月には、ポプラ文庫ピュアフルで「浪華の翔風」が再刊。左近殿の兄・弓月王が登場する、長らく幻と化していた作品であります。ポプラ社は金の使い所がわかってるねえ!
その他、同じレーベルから三田村信行の「風の陰陽師」2の文庫化、4月から刊行開始されたちくま文庫の山田風太郎幕末小説集からは「魔群の通過 天狗党叙事詩」が刊行されます。
また、新刊ではPHP文芸文庫から多田容子の「おばちゃんくノ一小笑組」が登場。作者のこれまでの路線からはかなり変わったタイトルにちょっとびっくりしましたが、しっかり柳生も登場するようですので、期待しましょう。
も一つ、仁木英之の「僕僕先生 胡蝶の失くし物」も文庫化であります。
さて、漫画の方もそれなりのラインナップ。
続刊の方では、河合孝典「石影妖漫画譚」3、浅岡しゅく「御指名武将真田幸村 かげろひ」3、宮永龍「伊達人間」2、さらに和物以外では和月伸宏「エンバーミング THE ANOTHER TALE OF FRANKENSTEIN」5、中道裕大「月の蛇」5あたりは要チェックであります。
また、おそらくはこれで最終巻では、というところでは田中ほさな「乱飛乱外」9、横島一&猪原賽「伴天連XX」3、本宮ひろ志「猛き黄金の国 柳生宗矩」3も読まなければなりますまい。
新登場は、原哲夫の最新作「いくさの子 織田三郎信長伝」が目に入りますが、その他、タイトルからは杉山小弥花「明治失業忍法帖」、松永空也「ハヤブサ 真田電撃帖」などが気になるところであります。
映像の方では、三池版「十三人の刺客」は、やはり一度は見ておくかと思いますが、梁羽生の武侠小説原作の「侠骨丹心」DVD-BOXも大いに気になる次第。
も一つ、CDでは「蔵出し盤! 熱中時代劇」が、どちらかというと少年向け時代劇の主題歌がメインというラインナップで、ちょっと意外な方向の蔵出しという印象で楽しみです。
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