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2011.05.29

6月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 楽しかったゴールデンウィークもあっという間に終わり、祝日が一日もない6月へ…梅雨も相まってじっとりとした気分にもなろうものですが、しかし祝日が一日もないということはそれだけ平日が多い=本の発売日もそれだけ多いということ!
 と、現実逃避バリバリな頭で6月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。

 毎回毎回、チェックし始めた時は暗い気分になるのですが、しかし一通りチェックした後に見直してみると、なんだ結構あるじゃない…という気分になるのがこの発売スケジュールのチェック。それは6月も同様であります。

 まず文庫新刊では、上田秀人の奥右筆秘帳シリーズ最新巻「刃傷」が登場。また、楠木誠一郎の「武蔵三十六番勝負」は第4巻にして早くも「風之巻 決闘! 巌流島」。サブタイトル的に全5巻かと思いますが、さて…
 その他、内容はわかりませんが、たぶんいつものノリの鳴海丈「美女斬り御免!」や、タイトルはファンタジーっぽいですがラブコメという噂の高橋由太「唐傘小風の幽霊事件帖」も要チェックでしょう。

 そして注目は、、平谷美樹が河北新報に連載した「義経になった男」が、一気に全4巻で出版(文庫化)されます。義経北行伝説を題材に、義経の影武者を主人公とした大河歴史小説――連載時は作者自らが挿絵も描いた(!)ほど力の入った作品だけに、伝奇云々は抜きにしても大いに気になるところです。

 さらに、旧作の復刊・文庫化としては、4月からスタートしたちくま文庫の山田風太郎幕末小説集の第3弾「旅人 国定龍次」、何故か時代小説文庫ではなく通常の(?)ハルキ文庫から刊行の中見利男「秀吉の暗号 太閤の復活祭」全3巻、そして一度は予定に上ったものの延期となっていたえとう乱星の名作「蛍丸伝奇」改め「化龍の剣」など、なかなかのラインナップ。
 そして、上旬としか現時点ではわかりませんが、コスミック時代文庫からは島田一男の「影姫参上」全2巻が復刊。ここしばらく、新作だけでなく旧作の復刻にも力を入れているレーベルだけに、今後の展開も期待したいところです。

 また、これは情報不足で恐縮ですが、タイトル的におそらく時代ものなライトノベルが数点。コバルト文庫からは長尾彩子「裏検非違使庁物語 姫君の妖事件簿 ふたご姫の秘密」、ルルル文庫からはミズサワヒロ「鬼のみた夢 吉原夜伽帳」、も一つメディアワークス文庫からは出海まこと「ロクモンセンキ」と、気になるタイトルが並びます。

 も一つ、中国ものでは、北方謙三の続・水滸伝「楊令伝」がいよいよ文庫化開始。本作は文庫化まで待とうと思っておりましたので、これからじっくり追っていきたいと思います。

 さらにさらに、今度は西洋ものではジョン・R・キング「ライヘンバッハの奇跡 シャーロック・ホームズの沈黙(仮)」が必見。タイトルからわかるとおり、ホームズのパスティーシュですが、何と本作ではホームズと幽霊狩人カーナッキが共演! ホームズファン、ゴーストハンターものファンとして、見逃すわけにはいきません。


 さて、珍しいことに小説に比べると元気がないのが漫画の方。

 新登場作品としては、現在「コミック乱 戦国武将列伝」で連載中の森秀樹「腕 駿河城御前試合」がやはり注目でしょう。言うまでもなく南條範夫のあの作品の劇画化ですが、「シグルイ」という先達に対して(いやそれよりも先に平田弘史&とみ新蔵兄弟がおるわけですが)果たしてどのように原作を料理するのか?

 また、これは新作というより仕切り直しですが、福田宏の「常住戦陣!! ムシブギョー」が1・2巻同時刊行で刊行されます。
 しかし考えてみると、四大週刊少年漫画誌のうち、チャンピオン以外の三誌で時代ものが連載されているのですね…

 さらに、久しぶりに登場の佐野絵里子「為朝二十八騎」第2巻、重野なおき「信長の忍び」第4巻辺りが要チェック。おっと、戦国四コマ繋がりで大羽快「殿といっしょ」第6巻も…



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