「快傑ライオン丸」 第41話「大魔王ゴースン あの胸を狙え!」
ついにゴースンこと豪山と対峙した桃雲斎。豪山は兄を日本征服にと誘うが、桃雲斎はこれを拒み、二人は決裂。城主と桃雲斎は城を逃れる。桃雲斎の後を追う獅子丸は、行く手を塞ぐガライタチを撃破する。そして再び対決するゴースンと桃雲斎。桃雲斎は巨大化した蝙蝠でゴースンを狙うが、ゴースンサンダーで敗れ去る。獅子丸は死の間際の桃雲斎からゴースンの胸を狙えと告げられ、錠之介は象牙がゴースンの弱点と知るのだった。
ゴースンの正体を巡る骨肉の因縁を描くエピソードもいよいよ後編。
兄・桃雲斎を抹殺するため、巨大化して自ら鷹取城を襲撃するゴースン。一方獅子丸は、怪人の毒にやられて意識不明…は、あっさり復活したものの、第二の怪人・ガライタチの毒ガスに石垣から転落、沙織と小助も捕らえられてしまうのでした。
さて、ゴースンの方は、桃雲斎の停戦の呼びかけに応え、人間体=豪山の姿になって、ついに兄弟は二人対峙することとなります。
さて、豪山は北条も上杉も織田もない、日本を征服するのはこの豪山と豪語(第一話での時点では今川家は存在していたようですが、桶狭間でもあったのでしょうか)し、兄をその片腕にと誘います。
驚いたことに、ここに至るまで豪山の人間性を期待していたらしい桃雲斎ですが、これはさすがに無茶というもの。
ことここに至っては、二人の間も決裂。というか、自分で目を潰しておいて、仲直りしようという豪山も凄い根性ですが…
さて、ガライタチに捕らえられた沙織と小助は、ガライタチのボウガンの的にされてしまうのですが…そこに割って入ったのはタイガージョー!(ここで意味ありげにドクロ忍者が何度も映されるので、てっきり獅子丸が紛れ込んでるものと完全に騙されました…)
ここで単純に裏切ったわけではなく、何を遊んでいる、城主を追え、こいつらの始末は俺がつけるとガライタチに言い放つ辺りが、タイガージョーらしくて良いのです。
さて、ついに炎に包まれた鷹取城を脱出し、山寺に逃れた城主と桃雲斎。それを追う獅子丸の前に、再びガライタチが現れます。
変身するも、再び毒ガスに苦しめられるライオン丸。しかし体をくるくると回転させて、ガスを吹き戻し、逆にガライタチが苦しむ羽目に…目の前で回ってるんだからどうにかしなさいよガライタチ。
結局、苦し紛れにジャンプして空中で斬られるという毎度の負けパターンで敗れ去るのでした。
そして、蝙蝠が飛んでいく先を追って桃雲斎の元にたどり着いた獅子丸と錠之介(そして蝙蝠に追っ払われる錠之介)。
二人の見守る前で、再び対峙したゴースンと桃雲斎、最後の戦いが始まります。
巨大化したゴースンに対し、自分の蝙蝠を巨大化させて立ち向かう桃雲斎。蝙蝠の胸には、なにやら白い槍のようなものが…
しかし蝙蝠は蝙蝠、なかなか手を出しあぐねているところにゴースンサンダーを受けて、桃雲斎は倒されるのでした。
そして、ここで運命のいたずらというべきでしょうか、ゴースンの弱点は、二つに分かれて獅子丸と錠之介に伝わることになります。
すなわち、地に落ちた蝙蝠の亡骸から、象牙の穂先を見つけた錠之介は、ゴースンの身を破るのは象牙のみであると知り――
そして桃雲斎を看取った獅子丸は、その最期の言葉から、ゴースンの弱点は巨大化した時の胸の紋様であると聞かされるのでした。
そのどちらか一方では足りないことは、直後、ゴースンに挑んだライオン丸が、あっさりゴースンサンダーに敗れたことからもわかります。
さすがに激闘に疲れたか、止めを刺さずに去っていくゴースンを、ただ見やるしかない獅子丸なのでした。
と、色々な意味で実に豪華、盛りだくさんのこの前後編でしたが、終わってみれば、桃雲斎が勿体ぶったおかげで被害が増えただけな印象になってしまったのちと残念(鷹取城は再起不能では…)。
しかし、遂に明かされたゴースンの弱点が、ライバルである二人に半分ずつ伝わるという仕掛けは、実にうまいと、感心するほかありませんね
今回のゴースン怪人
ガライタチ
背中に背負った紅白のガス袋から毒ガスを噴き出す怪人。その他、刀やボウガンを操る。
ゴースンに従い鷹取城を襲撃、一度は毒ガスで獅子丸を撃退するが、再戦時には、体を回転させたライオン丸にガスを吹き戻され、あっさりと斬られた。
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コメント
今回はゴースンに滅ぼされた鷹取城。まあ、あの山口さん演じる頼りない城主では時代的に(甲斐の国だし)武田信玄か織田信長に滅ぼされていたでしょうから(笑)、桃雲斎さんも兄弟の情に弱気になったとはいえ、「戦力の逐次投入」という戦争で一番やってはいけない鉄則を犯しているあたり、軍師としては(笑)。
投稿: ジャラル | 2011.08.10 21:25
個人的には、「果心居士覚書編」のクライマックス回と思ってます.....正義と悪にわかれた兄弟、ベテラン俳優の方の会話もよくできてます。「快傑」は出足が好評→視聴率アップで、予算もアップ→登場人物、スケールもアップ→と好循環で回ったいい例では、ないでしょうか。そして、書くのは辛いですが戸野広浩司さん....本当にいい役者さんでした。(涙)虎錠之介決して忘れません。
投稿: エージェント・スイス | 2011.08.13 21:47
ジャラル様:
前にちらっと書いたのですが、フラワンダーの時の鷹取城との関係が気になりますね…先代の殿様が非業の死を遂げて、今の殿様になったのでしょうか。
そして桃雲斎は確かに軍師としては…
エージェント・スイス様:
ベテラン俳優の投入、ストーリーもひねりが効いて非常に楽しめた果心覚書編のクライマックスとして、この前後編は見事に盛り上げてくれましたね。
そして、本当に戸野広さんは残念です…錠之介ほど、キャラクターとビジュアル、声の見事に噛み合った存在も珍しいでしょう。合掌
投稿: 三田主水 | 2011.08.13 22:00
ストーリーの方にばかり気を取られていますが、それにしても、カマイタチ(変身忍者嵐 忍者戦隊カクレンジャー 仮面ライダー響鬼)なら判りますが、語呂合わせパロディっぽい「ガライタチ」って名の怪人、一体何処から考え出されたのでしょうか?
何か繋ぎ(穴埋め)キャラっぽい。
ガスは判るとしても、特に鎌を武器としてはいないし。
投稿: 特撮コメンテーター | 2011.11.12 18:48
特撮コメンテーター様:
い、言われてみれば…間違いなくパロディだと思いますが、イタチ=ガスで勝手に納得しておりました(笑)
ハリザンザと連携して欲しかったですねえ
投稿: 三田主水 | 2011.11.27 22:56