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2011.10.01

10月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 ようやく残暑も終わり、すっかり秋の気配の10月ですが…夏の暑さに疲れたのか、時代伝奇アイテムの方は、(特に小説は)かなり寂しい状況。読書の秋だというのに――と落ち込んでいても仕方ないのですがやっぱりちょっと残念な10月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。

 と、冒頭に述べてしまいましたが、どうにも寂しい文庫小説。
 新作の方で楽しみなのは、同じ徳間での「三田村元八郎」シリーズ新装版刊行も続く上田秀人の「お髷番承り候 3 秘謀の刃(仮)」と、ほとんど毎月刊行…どころかシリーズ二ヶ月連続刊行の高橋由太「大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり クロスケ、恋をする」と言ったところ。
 文庫化の方では、夢枕獏の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」が角川文庫から刊行開始ですが、この作品、昨年徳間文庫で文庫化されたばかりなのですね…不思議。

 後は、風野真知雄の新作が「大奥同心」「大江戸落語百景」と二作品刊行ですが、タイトルから見た限りでは伝奇要素はなさそうですね。


 と、すっかり暗くなりましたが、漫画の方はなかなかの豊作。新登場では、なんと言っても小竹田貴弘「いかさま博覧亭」1が一押し。「Comic REX」で「怪異いかさま博覧亭」のタイトルで連載されていたものが、「電撃コミックジャパン」に移籍して新装開店したものですが、待ちに待った単行本第1巻の刊行であります(ちなみに「怪異…」の方も同じレーベルで新装版が刊行されるので、未読の方はぜひ!)
 その他の新登場では森田滋「新撰組秘闘 ウルフ×ウルヴズ」、木村直巳「戦国風魔伝 乱破」、松下朋未「幕末料理侍 すずしろのボン」と、なかなかバラエティに富んだ作品が顔を見せてくれます。

 また、続巻では、いよいよ最終章も佳境に入った沙村広明「無限の住人」28、意外な取り合わせに一部で話題となった(?)西村ミツル「信長のシェフ」2、第1巻が実質1話のみ収録だったのでいよいよ全貌がわかるか?の唐々煙「曇天に笑う」2、その他スクエニガンガン系からは浅岡しゅく「御指名武将真田幸村 かげろひ KAGEROI」4と、七海慎吾「戦國ストレイズ」9も登場です。

 そして復刊の方では、横山光輝先生の名作「血笑鴉」が小学館から完全版で刊行(すみません、見落としておりましたが、9月に第1巻が発売されてます)。
 横光主人公にしては珍しい生臭い奴ですがどこか憎めない血笑鴉、いややっぱりしぶとい生命力であります。



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