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2011.10.05

「快傑ライオン丸」 第49話「恐るべき屠殺人 怪人ジャムラ」

 ゴースンの怒りを買い、三年間岩の中に閉じこめられていたジャムラ。ゴースンの命で解き放たれたジャムラは、タイガージョーを圧倒、完全に生殺与奪を握るが、散々あざ笑った末に見逃してしまう。屈辱に燃える錠之介は獅子丸に襲いかかるが、小助の機転でその場は収まる。ジャムラは次に沙織をさらって獅子丸をおびき出す。ジャムラの力に圧倒されるライオン丸だが、錠之助の助けにチャンスを掴み、ジャムラを破るのだった。

 今回のゴースン八人衆・ジャムラは、その凶暴さ・傲慢さからゴースンの怒りを買い、三年の間岩の中に閉じこめられていた…という設定から察せられるように、孫悟空モチーフの怪人であります。
(あれ、八忍衆勢ぞろいシーンは…?)

 にしても、本当に人の言うことを聞かない奴が多いゴースン怪人ですが、ジャムラも、ゴースンからの解放の命を伝えにきたドクロ頭を振り回しまくり。
 近くに錠之介が現れたことを知り、ようやく立ち上がるジャムラですが…しかし、さすがに強い!

 先に三日月型の刃がついた八節棍を武器にして、タイガージョーをなぶるように打ち据え、ジャンプからの攻撃も、足に棍を絡めて引きずり落としてしまいます。
 ついには象牙の槍を奪い取り、それをタイガージョーの喉元に突きつけるのですが…
 ジャムラはタイガージョーを野良猫呼ばわりした挙げ句、見逃してやるのでした。

 もちろんこのような屈辱を我慢できる錠之介ではありません。折悪しく、そこに獅子丸が通りかかり、親しげに声をかけたことから錠之介の怒りが爆発!
 変身して、初登場した頃のように遮二無二突っかかってくる錠之介に、やむなく獅子丸も変身して相手をする羽目に…

 実はこれはジャムラの計算したこと。錠之介の性格からして、屈辱を与えて見逃してやれば、怒り狂ったその牙は獅子丸に向かうだろうと…単純粗暴なように見えて、恐ろしい奴であります。

 火薬玉を放り込むという小助の豪快な手段で引き離された二人ですが、怒ったジャムラは沙織と小助を誘拐してしまいます。
 と、思いきや、小助は服を脱ぎ捨てての空蝉の術で脱出。これだ! 沙織さんも早くこの手で!

 というわけにももちろんいかず、沙織救出に向かう獅子丸。ようやく冷静さを取り戻した錠之介は獅子丸から顔を背け――視聴者の方に顔を向け――ジャムラの強さを警告するのですが、その目には悔し涙が…
 と、錠之介は泣いていたねと身も蓋もないことを言う小助に、「錠之介は偉い。男は自分が負けたことを人には話したくないものだ」とフォローする獅子丸。いや、どちらも男です。

 さて、指定された場所に向かった獅子丸ですが、ジャムラはやはり強い!
 八節棍に仕込まれた爆弾や、体の毛を抜いて吹いたところに瞬間移動(分身ではないですが孫悟空ですなあ)と、様々な技でライオン丸を圧倒します。

 たまらずジャンプしたところに八節棍を絡められて引きずり落とされ、タイガージョーと同じパターンになってしまいます。
(ここで、また見逃すのではないかと心配したら、うるさいとジャムラに斬られてしまったドクロ頭は災難というしか…その前にはドクロ忍者たちも邪魔だと叩き斬られていて、いやはや本当に恐ろしい奴です)

 と、そこに現れた錠之介にジャムラの気がそらされた隙にライオン丸は形勢逆転。
 ジャムラの八節棍を弾き飛ばし、小助が見つけだしたスペアの八節棍をジャムラに絡めてライオン飛行返し! ジャムラは大爆発するのでした。
(文章にするとわかりにくい展開ですが、映像ではさらにわかりにくい…)

 戦い終わり、一人去っていく錠之介。
ナレーションでは錠之介との友情は失われた、と言っていますが、この二人の友情は今までもこんなもんだった気がしますが…


 ジェンマ同様、怪人との攻防戦のみのシンプルなエピソードでしたが、あまり乗れなかったのは、錠之介にいいところがなかったためでしょうか。
 これは言うまい言うまいと思ってきたのですが、抜忍になってからの(≒獅子丸と共闘してからの)錠之介は、何だかかませ犬度が高いような…

 ライバルが味方になった途端に弱くなるというのはよくあるパターンですが、タイガージョーばかりはそうあって欲しくないものです。


今回のゴースン怪人
ジャムラ

 凶暴・傲慢でゴースンに三年の間岩に閉じこめられていた猿の怪人。三日月型の刃がつき、柄には爆薬が仕掛けられた八節棍を武器とする。自分の毛を抜いて飛ばしたところに瞬間移動も可能。
 凄まじい強さでタイガージョーを圧倒、わざと見逃して獅子丸と反目させるなど、硬軟取り混ぜて獅子丸を苦しめたが、一瞬の隙を突かれ、ライオン飛行返しに破れる。


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コメント

初期とくらべ、敵に捕らえられる事が少なくなった沙織さん。.....またこの人の話題で
なんですが(汗)。 久しぶりに捕らえられドクロにかかえられ、アジトで縛られてる姿は、やはりそそります。しかし憎っくきジャムラに、完膚なきまでやられ、獅子丸にきりかかり、涙を流す錠之介を見るのは、辛い。ピープロは、どうしてこうもヒーローたちに、厳しいのか。
「錠之介は偉い。男は自分が負けたことを人には話したくないものだ」と獅子丸の優しさが、心にしみます。しかしこんな人間的な、弱さ暖かさをもつ錠之介を演じる、福島さんの好演もいいです。

投稿: エージェント・スイス | 2011.10.07 19:26

エージェント・スイス様:
やはり後半の沙織さんは、錠之介に(?)押されて出番が減った印象はどうしてもありますね。
それにしても錠之介が負け続きなのは切ないものがありますが、そんな錠之介を貶めることなくフォローしてみせる獅子丸もイイ男です。

投稿: 三田主水 | 2011.10.14 23:44

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