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2011.10.26

「快傑ライオン丸」 第52話「早射ち六連発 怪人ゴンラッド」

 ゴンラッドの挑戦を受けた獅子丸は苦戦しながら一度は退ける。旅を続ける四人だが、小助がさらわれ、救出に向かった獅子丸たちは、洞窟に追い込まれてしまう。煙攻めにあいながらも反対側から脱出した獅子丸たちは、ダブル変身でゴンラッドと対決。忍法陽炎霞に苦しみながらも、二人の呼吸を合わせた攻撃がゴンラッドを打ち破るのだった。

 残り三話となった今回は、獅子丸とゴンラッドとの決闘から始まります。
 馬に乗って首にはマフラー、体には弾薬を巻いて手にはライフルと、完全に西部劇ルックのゴンラッドですが、何にせよ、ライフルに正面から立ち向かう獅子丸は無茶…と思ったら結構戦えてるからスゴい。

 地面に潜った状態から変身、ジャンプの連続でゴンラッドをかわし――顔だけ五分身!?
 あまりに意外な展開に驚いたゴンラッドは一つずつ撃っていきますが、残り一つのところで弾切れになり…と、そこで再び飛び出したライオン丸は接近戦に。バックルを取り外したゴンラッドに、ライオン丸もバックルを外してぶつけ合ったら爆発…

 いきなりハイスパートな戦いに驚きましたが、ゴンラッドはこれで一時撤退。これは文字通り序の口にすぎません。

 さて、この決闘は獅子丸が独断専行してしまったようですが、それでむくれる小助を、錠之介が爽やかになだめるというシーンには、錠之介もすっかり仲間になったのだなと嬉しくなります。
 その後も、小助と錠之介が二人で狩りに出かけるのですが、小助と話しながら朗らかに笑う錠之介の姿には、あるいは彼の本当の姿はこちらなのでは、と感じさせられます。
 しかしその後、獅子丸と沙織、錠之介と小助が二手に分かれたときに、襲われて小助をさらわれてしまうのはいただけませんが…

 一方、獅子丸たちの方にはドクロ仮面(無印)が出現、何やら穴が三つある変な筒を持ち出してきたので、これも銃かと思いきや、どうも磁石だったようで、刀を奪い取られてしまいます。
 武器を奪われ、ドクロ忍者に囲まれてしまった獅子丸と沙織ですが、どうするかと思いきや、背中合わせになって獅子丸が背中に沙織を乗せ、かがんだ獅子丸の背を支点に沙織が大回転、キックを食らわせるという、仲良し度的にも沙織さんの太股的にも素晴らしい技が炸裂であります。
(が、その直後、鉤縄を取り出したらまた筒に吸い寄せられて、人質にされてしまうあたりやっぱり沙織さんです)

 そこに駆けつけた錠之介も、象牙の槍を奪われかけるのですが、その力を逆用して投げた槍は、筒を貫いてドクロ仮面(無印)を倒すのでした。

 さて、逃げるドクロ忍者を追いかけた三人は、縛られた小助を見つけるのですが、ゴンラッドは何故か小助を解放、三色のドクロ忍者の大群を差し向けますが、四人の敵ではありません。
 それならばと乱射してくるゴンラッドのライフルも、錠之介のマントがガッチリがガード(この辺りのチームワークが楽しい)するのですが、今度は榴弾らしき銃弾を持ち出すゴンラッド。

 さすがにこれはたまらんと、小助の爆弾で岩山に穴を開け、そこに逃げ込む四人ですが、ゴンラッドは逆に穴の入り口を爆破して塞いでしまいます。
 さらに四人を燻しだそうとするゴンラッドに対し、入り口の反対側を爆破して…ってかなり無茶ですが、脱出する四人。が、今度は脱出した側にゴンラッドが!

 しかし四人は、岩で造ったとおぼしい盾で銃撃をガード。さらに、それぞれの武器を束ねて造った槍でドクロ忍者を一掃(というか向こうから勝手に突っ込んできた感じですが)、いよいよ決戦の時です。

 まず獅子丸が変身! そして錠之介も変身! 待望の獅子と虎のダブル変身、ライオン丸とタイガージョーが、仲間となって夢の揃い踏みであります。

 さすがに二人を相手にしてはライフルは分が悪いか、刀を持ち出すゴンラッド。飛び道具に頼っていただけに刀は苦手…と思いきや刀を持たせてもゴンラッドは強い!
 短距離テレポート術である忍法陽炎霞みで自在に攻撃をかわす上に、ライオン飛行斬り、タイガー隼斬りを連続で受け止めるという、とんでもない強豪ぶりを発揮です。

 しかし、この二人が組めば怖いものはありません。呼吸を合わせた挟み撃ちで陽炎霞みを封じ、たまらず宙に飛んだゴンラッドを、隼斬りと飛行返しが斬る!
 ぴったり合った二人の呼吸が強敵を撃破したのでした。


 お話的には正直なところ穴埋め感の強いエピソードではありますが、しかし、獅子丸側とゴンラッド側の、あの手この手を繰り出しての攻防戦はそれなりに面白く(何だかスマートではない場面も多かったですが)、何よりもライオン&タイガーダブル変身という、シリーズ屈指の見せ場はやはり燃えます。

 ようやく力を合わせること素晴らしさを学んだ錠之介。いよいよゴースンとの決戦は目前であります。


今回のゴースン怪人
ゴンラッド

 ウインチェスターライフルを得意とするゴースン怪人。短距離テレポートの忍法陽炎霞みを用い、刀も得意とする。
 獅子丸一行を執拗に付け狙ったが、呼吸を合わせたライオン丸とタイガージョーの連続必殺技の前に倒れる。


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コメント

このあと、辛い重い物語に突入するだけに、この回は一息つけるというか、「娯楽編」といった出来。本当に気の置けない仲間になった錠之介。四人それぞれに見せ場あり。案の定、捕まってしまう沙織さん、小助もある意味それらしいです(笑)。錠之介の笑顔がたまらなくいい。もしかしたら、一番楽しかった時期かも..この四人そろって戦う回は、もう2,3回見たかったような。

投稿: エージェント・スイス | 2011.10.29 19:51

エージェント・スイス様
前後のつながりで考えるとあれですが、単独で見ると楽しいエピソードですね。全員がそれぞれ「らしい」キャラクターで、何よりもダブル変身もありますし。
次回がもう…なので、もう少しこの四人での活躍を見てみたかったように思います。

投稿: 三田主水 | 2011.10.30 20:26

次回も同じガンマン系のガンドドロと被ってしまうゴンラッド。
ガンドドロに花を手向けられる事もなく、まさに、穴埋め的な怪人と言う立ち位置に思えますが。仮面ライダーで言えばダブルライダー戦を思わせる戦いぶりも今回の見所と言えるのでしょう。

投稿: 特撮コメンテーター | 2011.11.12 11:32

特撮コメンテーター様:
それまでも銃使いは何体かいましたが、終盤に登場したガンマン怪人は、それとも一味違う、マジもののガンマンという印象で、ある意味作品世界の広がりを感じさせてくれました(というのは都合が良すぎる評価かな)
しかしゴンラッドの最大の功績は、ライオン丸とタイガージョーの共闘を見せてくれたことでしょうね。

投稿: 三田主水 | 2011.11.13 21:02

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