« 「孫文の義士団 ボディーガード&アサシンズ」 彼らが彼ら自身であるために | トップページ | 「快傑ライオン丸」を見終えて »

2011.11.09

「快傑ライオン丸」 第54話「ライオン丸 最後の死闘」

 錠之介は獅子丸の腕の中で逝き、怒りのライオン丸はガンドドロを倒す。ついにゴースンに挑むライオン丸だが、ゴースンサンダーの前に敗れてしまう。獅子丸は、小助の言葉から、命を捨ててゴースンにぶつかる決意を固める。ついに京に足を踏み入れたゴースンに対し、ライオン丸はその口の中に飛び込んだ。ライオン丸の刃が体内からゴースンを貫き、大爆発するゴースン。沙織と小助は、獅子丸が天に還っていく姿を見るのだった(完)

 衝撃の前回ラストから、そのまま突入する今回はいよいよ最終回であります。

 地に伏したタイガージョーの元に駆け寄る獅子丸(ここでマントが一瞬ジョーの顔を覆うと、錠之介に戻っているのがいい)
「お前との勝負を預けて、俺だけ先に逝ってしまい、すまん…」「これぐらいの傷が何だ!」「今度ばかりは応えたぜ。すまん、先に逝かせてくれ…」
と、実に男臭い会話を交わし、錠之介は獅子丸の腕の中で逝くのでありました。

 当然激しい怒りに燃える獅子丸ですが、しかしガンドドロはやはり強い。ライフル乱射の前に変身すらできないところに、タイガージョーの魂が宿ったマントが舞い降り、銃弾を防ぐではありませんか。
 その隙に獅子変化! と、ここで最終回タイトルが! これは燃えます。

 久々登場のライオンバックルで遠隔操作した太刀でライフルを弾くライオン丸ですが、接近戦でも強いガンドドロ。再び形勢逆転されてしまうのですが…
 と、そこに再び奇跡が! タイガージョーのマントは今度はガンドドロの頭に被さり、その間に復活したライオン丸の太刀がガンドドロを貫きます。
 …ここで本体が倒れたと思ったら、(中の人付きで)毛皮が逃げ出したのには驚きましたが、これに対し胴鎧に刻まれた正義の「心」を放つライオン丸。背中に心の文字を食らった毛皮はダウン。本体もろとも大爆発!

 錠之介の墓を河原に作る三人。背中を向けて立ち尽くす獅子丸、ゴースンを倒したら錠之介を飛騨に連れていこうという沙織、眼帯を形見に持つ小助――それぞれの形で、大きすぎる彼の死を悼むのでした。

 さて、悲しむ暇もなく京に向かった三人は、ついに巨大神変化したゴースンを発見。
 ゴースンの前で変身ポーズに入る獅子丸に対して放たれるゴースンファイアーを、果心居士(お久しや!)の幻影が防ぎます。
 以前知ったゴースンの弱点である胸の紋章を狙うライオン丸ですが、やはり象牙でないのがいけないのか、またもやゴースンサンダーでノックアウトされてしまうのでした。

 ダウンしてしまった獅子丸(その際、オロチ、デボノバ、トビムサシ、何故かトドカズラとハチガラガの幻影を見る獅子丸)を前に、思いつめた表情で小助と頷き合う沙織。
 ゴースンが「ジャラモンよご照覧あれ」と何やら祈りを捧げている間に、二人は爆弾を足元に仕掛け(気付よゴースン)大爆発!
 が、もちろんゴースンに効くはずもなく、二人ともゴースンサンダーを喰らってしまうのでした。

 もはや打つ手なしとなった三人。しかし獅子丸は、小助の「おいら死ぬことなんてへっちゃらだい! ゴースンを倒して死ねるんならね!」という言葉に、何かを感じます。
 滝に打たれ、座禅を組んだ末に獅子丸が呟く言葉は「死のう…」

 何事もなかったように、花を摘んで帰ってきた獅子丸。この花は、飛騨の山奥に一杯咲いていた花だと笑うのですが――寡黙な獅子丸の、これが精一杯の想いでしょう。故郷を懐かしみつつ、二人に声なき別れを告げるこのシーン、獅子丸の想いが伝わってきてグッと来るのです。

 そして寝ている二人を置いて一人出て行く獅子丸。二人が見たものは、花畑に残された太刀と笛のみ…
 そしてヒカリ丸を呼んで獅子丸が向かう先は、ゴースンが大破壊を繰り広げる京であります。ゴースンを前に大ジャンプをした獅子丸は最後の獅子変化!
 迎え討つゴースンサンダーを刀で反射させ(もっと早くやれとか言わない)、その大きな口の中に飛び込みます。

 そしてゴースンの体内で、ゴースン土に還れ! と太刀を突き刺したライオン丸の「さらば!」の言葉とともに、ゴースンは大爆発するのでした。

 その中に獅子丸がいたことを悟り、号泣する二人。沙織は、獅子丸はヒカリ丸と空へ還っていったのだと呟き、小助とともに飛騨へ帰っていくのでした…

 と、長くなってしまったので全体の感想は次回に。


「快傑ライオン丸」(アミューズソフトエンタテインメント DVDソフト) Amazon
快傑ライオン丸 カスタム・コンポジット・ボックス [DVD]


関連記事
 「快傑ライオン丸」 放映リスト&登場人物紹介

|

« 「孫文の義士団 ボディーガード&アサシンズ」 彼らが彼ら自身であるために | トップページ | 「快傑ライオン丸」を見終えて »

コメント

もう一回見直しましたが、本当に中身が詰まった見事な、最終回だったと思います。獅子丸、錠之介の死は悲しいですが、それだけ印象に残ります。現在なら、沙織小助とともに、生還してハッピーエンドでしょうか...見どころは三田様が書かれていますが、たとえばゴースンが、都を襲い火に包まれるシーン、獅子丸が、滝に打たれるなど「流し」てしまいそうな場面でも、キッチリ描いてるスタッフの姿勢は偉いと思います。

投稿: エージェント・スイス | 2011.11.12 09:10

エージェント・スイス様:
少々駆け足であったような気もしますが、まさに圧巻のラストでした。
次の感想にも書きましたが、あそこまで死亡フラグを立てたら、逆に生還を期待したいところですが、やはりこれはここで完結すべきなのでしょう。
獅子丸が覚悟を決めるシーンを、静かに、淡々と描いていたのが印象に残ります。

投稿: 三田主水 | 2011.11.13 20:51

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13655/53182114

この記事へのトラックバック一覧です: 「快傑ライオン丸」 第54話「ライオン丸 最後の死闘」:

« 「孫文の義士団 ボディーガード&アサシンズ」 彼らが彼ら自身であるために | トップページ | 「快傑ライオン丸」を見終えて »