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2011.12.03

12月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 既に3日くらい踏み込んでしまいましたが、12月であります。平成23年、2011年もこれでおしまいであります。
 皆さんにとって、今年はどのような一年だったでしょうか? 良いことも悪いことも、様々にあったかと思いますが、どうせ終わるのであれば、せめて楽しい気分で終わりたいもの。その助けになるかもしれない、12月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。

 12月の文庫時代小説では、今年も大活躍した上田秀人・風野真知雄の新作が登場。上田秀人は奥右筆秘帳シリーズの最新巻「召抱〈奥右筆秘帳〉」が、そして風野真知雄の方は、大団円を迎えた「妻は、くノ一」シリーズのスピンオフ「姫は、三十一」が刊行されます。「姫は、三十一」の方は、果たして伝奇要素があるかはわかりませんが、思わぬところで伝奇していたりする風野作品だけに、楽しみにしたいと思います。

 その他楽しみな作品としては、とうとう今年の後半は月刊ペースを守りきった高橋由太の「恋閻魔 唐傘小風の幽霊事件帖」、第1巻から少し間が開きましたがやはり続きが楽しみなあさのあつこ「燦 2 光の刃」に注目です。

 また、文庫化や新装版の方では、まず先月の「剣豪将軍義輝」に続き、宮本昌孝の「海王」が文庫化。そして毎月刊行が続く上田秀人の「将軍家見聞役 元八郎」シリーズの新装版は第5弾の「風雅剣」が登場です。
 その他文庫化としては、輪渡颯介「無縁塚〈浪人左門あやかし指南〉」、矢野隆「蛇衆」(おお、なんとタイミングのいい(?))が刊行されますが、「蛇衆」の方は、漫画版の第2巻も同じ月に登場です。

 そして12月の角川文庫山田風太郎ベストコレクションは名作「風来忍法帖」と、個人的に好きなエッセイ集「あと千回の晩飯」。一方、徳間文庫からは「人間臨終図鑑」の新装版第3,4巻が刊行され、山風ファン的には師走に嬉しいプレゼントであります。

 もう一つ、久々刊行の「異形コレクション」は「物語のルミナリエ」。時代ものが掲載されているかはわかりませんが、期待したいと思います。


 さて、漫画の方は、女性向けが元気な印象。「女子が読む少年誌」のキャッチコピーも面白い「コミックジーン」からは、アニメ化も間近な霜月かいりの「BRAVE 10」の新シリーズ「BRAVE10 S」第1巻と、個人的には大いに期待しているところのゆづか正成「海賊伯」第1巻が登場。
 一方、ちょっと驚いたのは岡野玲子(&夢枕獏)の「陰陽師」新シリーズ「陰陽師 玉手匣」第1巻ですが…果たして今度はどこまで行ってしまうのでしょう。

 その他、毎月読んでは泣かされている金田達也「サムライ・ラガッツィ 戦国少年西方見聞録」第4巻、先月から発売延期となった阿部川キネコ「姫武将政宗伝 ぼんたん!!」第5巻、原作からの翻案の塩梅がなかなか良い森秀樹の「腕 駿河城御前試合」第2巻など、数は多くありませんが、楽しみな作品ばかりであります。

 そしてまた、潮漫画文庫からは、横山光輝先生の遺作「殷周伝説」が刊行開始されます。かの「封神演義」を如何に横光先生が料理したのか…こちらも楽しみです。


 最後に映像関係では、武侠もので「処刑剣 14BLADES」「酔拳 レジェンド・オブ・カンフー」「レイン・オブ・アサシン」と楽しみな作品が連続。この辺りの作品をコンスタントに見ることができるというのは本当にありがたいことです。



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