「戦国BASARA3 宴」 帰ってきたお祭り騒ぎ!
年末の大作ラッシュもあって今頃恐縮ですが、ここしばらく少しずつ「戦国BASARA3 宴」をプレイしておりました。
簡単に言ってしまえば、「戦国BASARA2」に対する「2英雄外伝」的な位置づけの、「3」の拡張版タイトルであります。
というわけで、「3宴」の前に「3」が当然あるわけで、私ももちろんプレイしていたのですが――個人的には(あくまで個人的には)、あまりノれなかった、というのが正直なところでありました。
「2」までは、設定あってストーリーなし…と言っては言い過ぎかもしれませんが、史実をディフォルメした設定を持つ戦国武将たちが好きにぶつかり合う、言ってみれば「スーパー戦国武将大戦」といった感覚。
それが、史実とのギャップをいい具合に緩和した、一種のお祭り騒ぎとして魅力に感じられたのです。
一方「3」は、これまで以上にストーリーに――言い換えれば史実、というか作中の歴史に――重点を置いた作品。関ヶ原の戦を舞台に、東軍と西軍の武将それぞれが激突する「3」は、中心となるストーリーがあるだけに盛り上がることは間違いありません。
しかし、「2」までに登場した武将のうち、結構な人数が削除(ストーリー上死亡扱いなど)されたりプレイヤーが操作できないNPC扱いになっていたり…と、お祭り騒ぎを楽しみたい私のような人間には、いささか残念な内容ではあったのです。
…と、そんな中に登場したのが、本作「3宴」。
松永久秀、片倉小十郎、猿飛佐助、小早川秀秋、天海、最上義光、立花宗茂、大友宗麟と、8名のキャラクターにストーリーモードが追加。
そのほかにも(前作ではストーリーモードに統合された扱いだった)天下統一モードで、全作NPCだった12名(松永を除く上記メンバー+)上杉謙信、かすが、前田利家、まつ、北条氏政)+松永久秀と武田信玄が使えるようになっています。
結局、秀吉や半兵衛、濃姫に蘭丸ら、ストーリー上死亡したキャラの参戦はありませんでしたが(これはまあ仕方がない)メンバー的には、これでまず完全版と言ったところでしょうか。
特に天下統一モードは、ストーリー性こそほとんどありませんが、日本全国を舞台にして、この賑やかな面々が国盗り合戦を繰り広げるという内容。まさしくタイトル通りに「宴」――お祭り騒ぎが復活した印象で、嬉しいところであります。
…そして、それ以上に個人的に何より嬉しいのは――これは完璧にキャラファンの視点ですが――松永久秀のプレイヤーキャラ化であります。
本作の久秀は、独特の美学のみを基準に動く一種の怪人。
その言動は、常人からすれば完全に悪とも狂気とも取れるものではありますが、しかし完全に突き詰めてしまったその姿は――藤原啓治の声も相まって!――どこか魅力的ですらあります。
史実からの過剰なディフォルメがごく普通のBASARAシリーズにあっては、むしろ地味な部類(でもまあ、攻撃技で周囲を爆破しまくるのが、実に本シリーズらしい)にはいるのですが、しかし、それがまた逆に印象に残るのであります。
もちろん、史実では関ヶ原の時点では既に亡くなっている人物ではありますが、本作では生きていたという設定。
おそらくは「死んだ」際に失った平蜘蛛の代わりとなる宝を求めて戦場をさまよい、政宗も幸村も三成も家康も信長も、すべて自分の獲物として狩ろうとするそのストーリーモードは、もちろん一種の外伝ゆえに許されるものでしょう。
しかし、その無茶苦茶ぶりが、本シリーズらしく、また本人らしい…
と、ここまで読めばおわかりかと思いますが、私は(本シリーズの)久秀ファン。本作を「3」以上に気に入ったのも、もちろん上記の通り、お祭り騒ぎが復活した点はあるのですが、それに勝るとも劣らず、久秀プレイヤーキャラ化の点にあります。
(そんな私でも、久秀が一番大きく場所を取っているパッケージは、本当にこれで大丈夫か不安になったりもしますが)
と、まんまと売り手の思惑にはまった感もあり、その辺りは忸怩たるものがあるのですが、まずはお祭り騒ぎとキャラという、シリーズの魅力を値段分は楽しむことができたということで…
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