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2012.09.26

「笑傲江湖」 第27集「雪の閻魔殿」/第28集「将軍呉天徳」

 先日から記事タイトルを、各話サブタイトルにしているのですが、こうして見ると内容と大して関係ないサブタイなのが凄いですね…内容の方は、そろそろ残り1/3で終わるのかしら、と心配なくらいの盛り上がりなのに、というわけで少林寺決戦の続きから。

 一勝一敗一分けで丸く収まるかと思った少林寺での正邪頂上決戦、空気を読まない岳不群が出てきたことで途端にややこしいことに。一方的に絶縁されたとはいえ、師匠と戦うことなどできるはずもない令狐冲は、ひたすら攻撃を躱しますが、不意打ちを食らって思わず出した剣の先が岳不群を傷つけ、怒った岳不群に蹴りを入れられてしまいます。

 冲虚道人たちのとりなしでこの場は引き分けとなり、気を失った(らしい)令狐冲が次に目覚めたのは洞窟の中。これが今回のサブタイの閻魔殿とのことですが、ここでほとんどプロポーズチックなやりとりを繰り広げる令狐冲と盈盈(…なのですが、令狐冲の場合は素でわからずボケてた可能性あり)。
 そんなバカップルに当てられて、任我行と向門天は洞窟の外に…と思ったら、雪の中で座禅を組んでいる二人。左冷禅の寒冰真気を抜くために苦心していたようです。
 二人を助けるために、横に並んで手を繋ぎ、内功を巡らせる令狐冲と盈盈ですが、しかしなかなか回復せず――時間が経つ内に、そこには四つの雪だるまが!(本当)

 これ、原作通りの展開ですが、ビジュアルにしてみると非常にシュール。ほとんど「浦安鉄筋家族」的ノリであります。
 まさか路傍の雪だるまの中に知人がいるとは思わず、まずは通りかかった岳不群夫妻がその前で立ち話。岳不群によれば、あの立ち会いの内容は全て、令狐冲が前非を悔いれば水に流して娘とも結婚させるよ、という謎かけだった、というのですが…

 そして次に通りかかるのは(この辺、ほとんど舞台劇的ノリ)岳霊珊と林平之の真バカップル。こんなところに雪だるまがあるぅ! と、二人でわざわざ令狐冲の雪だるまに愛の言葉を刻んだりして…やめてくださいしんでしまいます。
 などと、見ているだけで胸が痛むような場面に現れたのは見るからに三下の破落戸たち。しかし多勢に無勢、林平之は取り押さえられ、その眼前で哀れ霊珊は落花狼藉の目に…遭うのを令狐冲が黙っていられるわけがない。雪だるまから飛び出して、破落戸どもを容赦なくジェノサイドであります。これまで明確な殺意を持って人を殺めた描写はなかったように思いますが、この場合はダークサイドに走っても仕方ない(か?)。よせばいいのに、雪だるまに刻まれた文字を聞き出したりして…(その後殺害するんですが)。

 二人を行かせる令狐冲ですが、礼も言わずに去ろうとする二人に盈盈の怒り爆発。雪だるまから飛び出してきますが、いやこれは三人三様に気まずい。気まずすぎるのですから、一概に何も言わなかった(言えなかったであろう)霊珊を責められますまい。
 気まずくなった令狐冲は、色々煩いバカ笑い親父とも分かれて再び一人旅に…出たと思ったら酒飲んでるアル中。

 途中で出会ったえばりくさった武官・呉天徳を叩きのめして衣服を剥ぎ、名前を騙って旅するという凶行に及びます。いや、肩書きにモノを言わせて庶民を虐めるような奴ですし、令狐冲自身の素顔は有名になりすぎたから仕方ないんですが…サブタイまで出て出番は一瞬の呉天徳さん。

 一方、またしても陰謀を巡らせる左冷禅は、邪魔な恒山派を片付けるべく、相互援助協定にかこつけて福建に一門を誘き出します。定逸師太以下、これを罠と知りつつも、死を覚悟して旅立つのですが…
 とばっちりを食ったのは田伯光。陰ながら彼女たちを守るため、儀琳の父・不戒和尚(この人はついていくのを拒否られた)に無理矢理坊主にされ、旅に出るのでした。

 と、呉天徳の令狐冲は、恒山派を狙う刺客と同じ宿に居合わせるのですが、そこに後を追ってきた盈盈や向門天がやってきてややこしいことに(ここで盈盈の正体を知られまいと、遊女扱いしてごまかす令狐冲と、それに乗りつつ霊珊と林平之の愛の言葉を引用して彼の心の傷を抉る盈盈が面白い)。
 盈盈が向門天に刃を突きつけている隙に飛び出す令狐冲ですが――

 そしてその頃、ようやく平之の実家に到着した華山派。一人隠れて辟邪剣譜を必死に探す平之ですが、しかし彼を見つめる何者かの目が…というところで続きます。

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