« 「笑傲江湖」 第39集「心の魔」/第40集「鴛鴦の譜」(その二) | トップページ | 「猿飛三世」 第6回「同の巻」 »

2012.11.17

「いかさま博覧亭」同人ドラマCD2 音だけでも楽しい大騒動

 いささか発売から間が空き、ファンとしては忸怩たるものがありますが「いかさま博覧亭」のドラマCD第2弾であります。第1弾はオリジナルストーリーでしたが、今回は「怪異いかさま博覧亭」第5巻収録された大江戸鬼ごっこのエピソードがドラマ化されています。

 毎度おなじみ、両国のさびれた見世物小屋「博覧亭」の若旦那・榊をはじめとするおかしな人間・妖怪が入りみだれてのドタバタ騒動を描いた「いかさま博覧亭」。
 今回ドラマ化されたのは、博覧亭の面々をはじめとする両国界隈の連中総出で繰り広げられた鬼ごっこの顛末なのですが、もちろん、ただの鬼ごっこのわけがありません。
 追いかけるのは榊たち参加者、追いかけられるのは――何と本物の鬼、天邪鬼なのですから。

 かつて悪行を繰り返した末に高僧・石竹に捕らえられ、彼もろとも石像に封印されたという天邪鬼のクロ。
 解き放たれたクロが捕まる前に朱引から外に逃げられればクロの勝ち、その前にクロを捕まえられれば捕まえた者の勝ちという、呑気といえば呑気、剣呑といえば剣呑という、いかにも本作らしい展開です。

 さて、このドラマCDの内容・展開は、ほとんど全く原作そのまま。そういう意味では、原作読者にとっての意外性というのはほとんどないのですが、ドラマCDなのですから楽しみなのはキャスティング。
 第1弾も、榊役の平川大輔役をはじめとした豪華キャスティングで、同人作品(なのですよ、このCDは)というものの意味について考えさせられたものですが、今回も実に豪華であります。

 今回のキーパーソンである石竹とクロは、藤原啓治と斎賀みつき。原作でもサブレギュラーの悪徳尼僧コンビ・空木&石蕗は丹下桜と伊藤美紀。そして熊野烏の付喪神・八咫は金元寿子――
 相変わらずアニメに疎い私でも驚かされるキャスティングです。

 言うまでもなく皆はまり役、という印象なのですが、面白かったのは石蕗の演技。オトナの女性、というかかなりお色気入った声なのですが…
 冷静に考えてみれば、石蕗は本作の巨乳四天王の一人。原作ではそれを売りにしているシーンがほとんどないので完璧に忘れていましたが、ここでそれを再確認させられるというのも面白いお話ではあります。


 いずれにせよ、音だけで聞いても十分以上に面白い本作。音だけでこれだけ楽しいのですから、絵が付いたら…と考えてしまうのは、ファンの欲目でしょうか。
 いつかその日が来ることを、密かに楽しみにしているのであります。

「いかさま博覧亭」同人ドラマCD2 Amazon


関連記事
 「怪異いかさま博覧亭」 面白さは本物の妖怪コメディ
 「怪異いかさま博覧亭」第2巻 妖怪馬鹿、真の目的?
 「怪異いかさま博覧亭」第3巻 この面白さに死角なし
 「怪異いかさま博覧亭」第4巻 陰と表裏一体の温かさ
 「怪異いかさま博覧亭」第5巻 博覧亭、これで見納め!?
 「いかさま博覧亭」第1巻 博覧亭、いよいよ新装開店!
 「いかさま博覧亭」第2巻 相変わらずの妖怪騒動
 「いかさま博覧亭」同人ドラマCD いかにもな感触のCD化

|

« 「笑傲江湖」 第39集「心の魔」/第40集「鴛鴦の譜」(その二) | トップページ | 「猿飛三世」 第6回「同の巻」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13655/56085929

この記事へのトラックバック一覧です: 「いかさま博覧亭」同人ドラマCD2 音だけでも楽しい大騒動:

« 「笑傲江湖」 第39集「心の魔」/第40集「鴛鴦の譜」(その二) | トップページ | 「猿飛三世」 第6回「同の巻」 »