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2012.12.12

「浣花洗剣録」第5集/第6集 入り乱れる6人の因縁

 まだ放送で言えば2回分しか見ていないのに、恐ろしい分量見てしまった気もする「浣花洗剣録」。この第5、6集でようやく普通のスピードになってきましたが、まだまだ先の読めない展開が続きます。魔教・白水宮の暗躍と、謎の黒幕の「計画」の行方は…

 前回のラストを受けて、白宝玉は、祖父の遺した遺言に従い、「紫衣侯」候風に弟子入りしようとするのですが、候風は武芸を学ぶ前に精神を修めよと一喝。久々に出会った甥がヘラヘラしたお坊ちゃんになっていればそう言いたくもなろうものですが、宝玉はそれに反発、奔月と飛び出してしまいます。

 一方、候風との決闘の末に水落ちした大臧は、当然の如く生きておりましたが、樹上で野宿していたところを白水宮の火魔人(手足に炎をまとった壮漢)と土龍子(地面の中を移動する封神演義ライクな奴)に見つかり、白水宮に連行されることに。そこで大臧を手当てした白水聖母は、彼の背中の刺青に、ある男のことを思い出すのですが――この二人、どう見ても生き別れの母子では、と気づくのは視聴者のみであります。

 と、白水宮が木郎の実家(?)の青木堡を攻撃することを知った大臧は堡に向かうのですが、時既に遅く堡は全滅。そこに駆けつけたのは木郎と、中原武林の連中に配下を殺され、危機に陥ったところを木郎に救われた脱塵の寄る辺なしカップル。三人は、青木堡の再興のために義兄弟の契りを結びますが、なんかもう他人じゃない感じの木郎と脱塵はそれでいいのか…?

 さて、残る珠児は父・王巓が謎の黒幕(たぶん頭髪と眉がない人)の命令で動いており、大臧と候風の決闘も仕組まれたものであったことを偶然知ってしまいます。そして追っ手をかけられたところを祖母にして白水宮の王大娘に匿われた彼女は、祖母から大臧の生存と居所を聞いてさっそく大臧の元に向かうのですが…このシーン、呑気に焚き火で魚を焼いていたり天然ぽい大臧と、何故会いに来てくれなかったのと勝手にプリプリしている珠児のコントラストが妙におかしい。

 さて、これで前回何となくできた3組のカップルが出揃いましたが、ここから始まるのは毒薬祭り!
 まず、家出してほっつき歩いていた白宝玉と奔月が、腹を減らして調達してきた饅頭を食べたらその中に毒が! ダウンして、二人は候風の屋敷に担ぎ込まれることに…
 一方、茶店で食事しようとして、出された水を飲んだ木郎と脱塵ですが、そこにも毒が! 特に水を一気飲みした木郎は速攻でダウン。脱塵も毒が回った身で、彼を候風の屋敷に担ぎ込みます。

 これは皆、候風の動きを探ろうとした白水宮の仕業のようですが、ここで候風の頭によぎるのは、この毒が元々は自分の家に伝わるものではないのか、という疑念。そもそも、彼が自宅に戻ってきたのもこの毒の出所を探るためでもあったのです。
 実は彼は若き日に(大臧と宝玉の母である)艶燭恋しさのあまり、この毒を彼女の眼前で飲み、自分を受け入れないならそのまま放っておいてくれ、と最低な迫り方をしたことがあって…事故とはいえ兄を手にかけたり、この人も大概ですな。

 それはさておき、同じく侯家に伝わる紫衣神水を奔月・木郎・脱塵に飲ませる候風ですが、木郎は敵認定した候風ばかりか、彼に助けを求めた脱塵をも振り切って飛び出し、一人脱塵は候風の下に残ることに。
 一方、おしおきのため、ただ一人放置された宝玉の前には、オガワゴムっぽいマスクをつけた謎の男が出現。解毒の武功を授けてくれるというのですが…出た、武侠もの定番の毒を盛られてパワーアップ展開!

 そして毒薬祭りはまだ終わりません。さらに、町で珠児が蒸し菓子を買ったらそこにも毒が! しかも盛ったのは祖母の王大娘というひどい展開。大臧は珠児を救うため、王大娘の言うままに白水宮に協力することに…というところで、次回に続きます。


 前回辺りから食べ物が出てくると一悶着(アクションシーンが)ある本作ですが、今回はメインキャラが次々と毒を盛られまくって、もうちょっと気をつけろよ! と言いたくなる展開でありました。

 もちろんそれだけでなく、今後に向けた伏線らしきものも着々と描かれています。
 家出した宝玉たちが出会った武当派掌門の赤髭道人とその友人らしきお坊様や、宝玉に武功を授ける仮面の男などの正体だけでなく、木郎が何者かに受け取った指示らしきものも気になります(彼の場合、青木堡の残党との接触を断とうとしているのも怪しい)。

 まだまだ落としどころは全く見えませんが、武侠ものは先が見えない時がある意味一番面白い。まだまだ全体の1/4にも達していませんが、先の展開への期待が募ります。

関連記事
 「浣花洗剣録」第1集 未知なる古龍世界の幕開け
 「浣花洗剣録」第2集 入り乱れる因縁と血
 「浣花洗剣録」第3集/第4集 決闘、蓬莱剣士対紫衣侯

関連サイト
 公式サイト

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