2月の時代伝奇アイテム発売スケジュール
年明け早々、強烈な寒さに驚かされる毎日ですが、冬来たりなば春遠からじ。時代伝奇関連アイテムの方は、1月の不作がウソのように、短い期間にもの凄い数であります。というわけで、2013年2月の時代伝奇アイテム発売スケジュールであります。
文庫小説の方では、新作・文庫化ともに注目の作品が並びます。
まず、上田秀人の新シリーズ第1弾「表御番医師診療録 切開」。これまで幕府の様々な役職の人間を主人公としてきた作者ですが、今回の主人公はタイトルにあるとおり表御番医師。人間の隠れた部分に接することができる役目だけに、描かれる物語にも期待であります。
また、シリーズものの続刊の方はかなりの豊作。最近は時代小説での活躍めざましい平谷美樹の「ゴミソの鐵次調伏覚書 傀儡使い(仮)」と「風の王国」第6巻、春からは作品の初ドラマ化を控えて快調の風野真知雄「新・若さま同心徳川竜之助 3 薄毛の秋」、シリーズ第3弾でいよいよ果心居士と直接対決! の武内涼「戦都の陰陽師 迷宮城編」と、気になる作品が目白押しです。
文庫化の方も、一冊にまとまった形での復刊は本当に久しぶりの山田風太郎「幕末妖人伝」、アクションものを得意とする作者の秘境冒険時代伝奇活劇の矢野隆「無頼無頼っ!(仮)」、夭逝した作者による小説版むげにんである大迫純一「無限の住人 刃獣異聞」と、楽しみな作品ばかりであります。
さて漫画の方も、新たに登場する作品と完結する作品、まだまだ続く作品、いずれも気になる作品が目白押し。
まず新登場では、なんと言ってもせがわまさきが山田風太郎のあの名作を描いた「十 忍法魔界転生」。たぶん主人公はまだ登場しないかと思いますが…。
そして個人的に気になるのは、「あっけら貫刃帖」の小林ゆきの新作「江戸天魔録 春と神」。マガジンらしいユニークな時代伝奇活劇であります。
完結の方では、もちろん19年の大河連載がついに完結した沙村広明「無限の住人」第30巻に注目。剣戟に次ぐ剣戟で目が離せなかった最終章ですが、最後の最後まで目が離せません。
完結といえば、新刊予告で(完)マークがついている日高建男&京極夏彦「後巷説百物語」は、まだエピソードを半分しか消化していないはずですが…
続刊は、睦月ムンク&夢枕獏「陰陽師 瀧夜叉姫」第2巻、ながてゆか「蝶獣戯譚Ⅱ」第4巻、紗久楽さわ「かぶき伊左」第2巻と、注目の作品が並んでおります。
最後にもう一つ、漫画で完結といえば、ついに宇河弘樹「朝霧の巫女」が第9巻で完結。雑誌連載の終了からずいぶん経ちましたが、まずはめでたい。時代伝奇ではありませんがユニークな伝奇ものであり、南北朝パートにも驚かされた作品であります。
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