「浣花洗剣録」第21集 決戦一転、修羅場は続く
いよいよ武林の命運を賭けた二人の主人公対決、それも(それとは知らぬままの)兄弟対決という、物語の折り返し地点に相応しい展開となった…と思いきや、大変なことになってしまった「浣花洗剣録」。全く、誰がこの展開を予想できたか、という修羅場の連続であります。
決戦前夜に奔月との婚礼を済ませた方宝玉、嬉し恥ずかしの共寝の翌朝…と思いきや、何と隣に寝ていたのは珠児! ビンタを食らわされた宝玉お互い目を白黒させているところに奔月がやって来て…と、冒頭からとんでもない修羅場展開です。
(これ、前回の白水聖母の策の結果だとは思いますが…やりすぎ)
そんな状況とも知らず武林大会の会場に現れた大臧。しかし宝玉は開始時間に現れず(ってそれどころではないですが)、代わりに現れたのはヤケになった奔月であります。
さあ殺せ! とばかりに襲いかかる奔月をあしらっているところにようやく現れた宝玉と珠児から昨夜の出来事? を聞かされた大臧ですが、もちろんこれには大激怒。宝玉に襲いかかります。
これは危うく割って入った侯風のおかげ(珍しく役に立った侯風)でストップをかけられた大臧は、私の意志じゃない、と抱きついてきた珠児を優しく受け止めるのですが――次の瞬間、珠児が手にした短刀で大臧のドテっ腹をブッスリと突き刺す!
さすがの大臧もあまりのことにダウン、一方珠児はポヤーンとした表情で心ここにあらず…激怒しつつも聖母を初めとする五行教一党は、大臧と、珠児を連れてこの場から撤退するのでありました。
さて、この惨劇の原因は、どさくさに紛れて武林の盟主となった王巓が、前回珠児に仕掛けた蠱毒。これを受けた者は、術者の意のままに操られてしまう…と、蠱毒はそういうものだったかな、という気もしますが、とにかく恐るべき毒であります。
しかしさすがに武林の盟主が実の娘にそんな毒を盛ったというのは外聞が悪いか、はじめはしらを切る王巓ですが、何でも知ってる金祖揚に見破られた上に、証拠となる虫の入れ物まで突きつけられて逃げ場なし。
それでも逆ギレ気味にその場を取り繕おうとするのはもはや才能ですが、しかし宝玉に「前夜のあれもあなたの仕業か」と疑われてファッ!? という顔になるのには大笑いいたしました。
さて、カラクリがわかったとはいえ、邪派に連れ去られた珠児の身が危険だと追いかけようとする宝玉は、本当に愛しているのなら自分を連れてどこかへ逃げて、という奔月を振り切って珠児を追いかけようとするのですが…この辺り、女心というか人の心のわからないお坊ちゃんぶりです(さすが陳家洛…はもういいって)。
さて、一方、白水営では木郎神君が蠱毒の存在を見破りますが、ご丁寧に毒を塗った短刀で刺された大臧は瀕死の状態で聖母は激怒&気を揉みまくる。
そこに火魔人が、このチャンスに正派に総攻撃かけましょうぜ、などと言うものだから聖母は激怒、殺人神水なるモノを飲まされて、追い出されてしまうのでした。
そして唯一毒を消せるであろう侯風を呼んでくることを脱塵郡主に託し、聖母と木郎、大臧と珠児はひとまずとある宿場に撤退…
さて、何故か真っ赤な衣装に着替えた(変装のつもり?)聖母は、おかんっぷりを発揮して大臧に薬湯だかスープだかを飲ませようとしますが、この怪我人、全く落ち着かない。何故世話を焼く(これはもっともな疑問ですが)だのなんだの話しかけて、瀕死の割にはえらく元気です。
一方、蠱毒のおかげということで命は助けられたものの、愛する人のドテっ腹をえぐった罪の意識と絶望感に囚われた珠児。
しれっと起きあがってきた大臧が、木郎から聞いて彼女の部屋を訪れたときには、その姿は既になく、近くの崖っぷちに…
来世で待つ、とばかりに飛び降りようとした珠児のもとに駆けつけたのはしっかり着物を着込んで追いかけてきた大臧。
静かに、しかし力強く優しい言葉をかけながら近づいた大臧は、文字通り崖っぷちの珠児を優しく抱きしめるのですが――
ここで珠児が大臧の体をドン、と一押し! 大臧の体は崖から真っ逆さま…と、往年の平成ライダーも真っ青なヒキで続きます。
いやはや、少なくとも三回は「ギャーッ」と言いたくなるようなシーンがあった今回。
ラストの珠児の行動は、もちろん蠱毒にやられてのものではありますが、大臧は一本差しだし、さすがに太刀を奪われることはないだろうと思っていたら…これは次回が気になって仕方がありません。
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