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2013.03.30

4月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 長く続いた寒い日も終わり、一気に気候も良くなってもう4月。早いもので新年度の始まりであります。新しいスタートを切る方も多いかと思いますが、時代伝奇アイテムの方も、新年度に良い感じのスタートを切った感があります。というわけで、4月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。

 さて、文庫小説の方では、すっかり最近の文庫書き下ろし時代小説のトレンドとなった感のある妖怪時代小説が並びます。
 最近妖怪もので元気な朝松健の新シリーズ「およもん 子ども妖怪座敷わらし」のほか、こちらも新シリーズ(?)の小松エメル「うわん 七つまでは神のうち」、珍しいところでは平安もので瀬川貴次「ばけもの好む中将 平安不思議めぐり」、そしてレーベルを移して再刊の佐々木裕一「もののけ侍伝々 2 くもおんな」…さらに高橋由太の新作が2点と、一ヶ月間に相当の点数であります。

 さて、もう一つ気になるのは、「お髷番承り候 6 鳴動の徴」も刊行される上田秀人の「上田秀人公式ガイドブック」。刊行される徳間文庫は、作者の長編デビュー作の刊行元であり、考えてみれば最もこうした本を出すのに相応しいかもしれません。

 その他、新作ではシリーズ後半戦も快調な平谷美樹「風の王国 7 突欲死す」(このタイトルは…)、ついにこの4月からTVドラマ開始の風野真知雄「妻は、くノ一 蛇之巻 2 幽霊の町」とありますが、旧作の復刊も快調。

 まだまだ続くトラウマシリーズ、山田風太郎「明治かげろう俥」、柴田錬三郎初期の活劇「江戸群盗伝」、山本タカトの表紙も楽しみな岡本綺堂「近代異妖篇」、さらに富樫倫太郎の函館三部作その1「箱館売ります」と並びます。
 「箱館売ります」には「函館三部作1」と冠されるようですが、そうすると「殺生石」も…!


 さて、漫画の方では何といっても長谷川哲也の問題作「セキガハラ」1に注目。もう一つ新登場といえば、神崎将臣による「仮面の忍者赤影Remains」1も色々な意味で気になるところですが…
 そしてもう一つ、夏目義徳「White Tiger 白虎隊西部開拓譚」1も、その副題そのままの内容らしく、要チェックかと。

 シリーズものの既刊では、いよいよ新展開突入の金田達也「サムライ・ラガッツィ 戦国少年西方見聞録」8、待ちに待った新刊の永尾まる「猫絵十兵衛 御伽草紙」7、猫を題材とした連作幻想人情譚、ねこしみず美濃「花盛りの庭 江戸日々猫々」あたりが楽しみなところ。
 そして、3月から刊行開始の森田信吾「明楽と孫蔵」も完結まで頑張っていただきたいものです。


 最後に時代伝奇もの以外ですが、戸田泰成「ジャイアントロボ バベルの籠城」4は、前の巻が三国志祭りだったのに対し、水滸伝祭りになる予定で、非常に楽しみなのです。



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