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2013.05.26

6月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 楽しかったゴールデンウィークももの凄い勢いで終わってしまいましたが、しかしそうは言ってももうすぐ6月。祝日のない6月であります。しかし6月は、5月に比べて伝奇時代アイテムの発売数が激増! これだけで生きていけますよ…というわけで、6月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。

 文庫小説でやはり注目は、上田秀人の「決戦 奥右筆秘帳」。「上田秀人公式ガイドブック」によれば、このシリーズは全12巻とのことで、すなわちこの「決戦」が最終巻――長きにわたり刊行されてきた作者の代表作がどのようなラストを迎えるか、大いに気になるところです。

 その他、シリーズものでは、あさのあつこ「燦 4 炎の刃」、朝松健「ちゃらぽこ 長屋の神さわぎ(仮)」、平谷美樹「風の王国 8 黄金の仮面」、中谷航太郎「覇王のギヤマン 秘闘秘録 新三郎&魁」と、新しい世代の新しい作品が目白押しであります。あっ、小松エメルの待望のシリーズ第2弾「約束 蘭学塾幻幽堂青春記」
 また、毎月お楽しみの廣済堂モノノケ文庫は、6月は岳真也の「ぼっこれ 大江戸妖かし草紙」であります。

 一方、文庫化の方では、共に第3弾が刊行されたばかりの仁木英之「くるすの残光」、宮部みゆき「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」のほか、柴田錬三郎「眠狂四郎異端状」が何故か登場。再び和月伸宏絵の表紙でしょうか?

 また、先日「土方歳三蝦夷血風録」の副題で刊行された富樫倫太郎「箱館売ります」に続き、「松前の花 土方歳三蝦夷血風録」が登場。おそらくは「美姫血戦 松前パン屋事始異聞」の改題かと思いますが…さて、残り一作はいかに。

 また、中国ものの方では、丸山天寿の琅邪シリーズ第1弾「琅邪の鬼」がついに文庫化。徐福とその弟子を主人公とした豪快な伝奇ミステリですので、未読な方はぜひ。


 そして漫画の方では、まず驚かされたのが水木しげる「「忍法秘話」掲載作品 〔全〕」。6月から刊行開始の水木しげる漫画大全集の第1弾3点の一つですが、いやはや、いきなりすごい玉が飛んできました。

 その他、新登場では、まさかの明治時代を舞台にした新作、野部優美&夢枕獏「真・餓狼伝」と、タイトルそのままの怪作、荒木俊明「戦国ケンタウロス」が登場。

 続巻の方では、かわのいちろう&宮本昌孝「戦国SAGA 風魔風神伝」第3巻、水上悟志「戦国妖狐」第11巻、梶川卓郎&西村ミツル「信長のシェフ」第7巻、原哲夫「いくさの子 織田三郎信長伝」第4巻が気になるところです(しかしみな見事に戦国もの…)

 そして、月2冊ずつ刊行されてきた森田信吾「明楽と孫蔵」も、6月発売の2点でついに完結。今回の復活を機に、少しでも多くの方がこの名作に触れてくれることを期待します。


 一方映像の方は、東映ビデオが何故か元気。「影の軍団 服部半蔵」や「真田幸村の謀略」といった時代活劇の再発に加え、40年前に毎日放送で放映された怪談シリーズ全10話がおそらく初のDVD化と、気になるラインナップです。

 そして個人的に何よりも楽しみなのは、「水滸伝」のDVD化開始であります。一足早くCSで放送が始まりましたが、DVDの方はどうやら吹き替え音声入りのようで、こちらでもう一回チェックというのもいいかも…と、気持ちが揺れまくっております。



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