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2013.09.04

「浣花洗剣録」第36集 ついに合流、二人の主人公

 残すところ後五話「浣花洗剣録」、善魔入り乱れて全ての登場人物が一点に集結、ついに二人の主人公も合流して、最後の舞台へと物語は突き進んでいきます。そろそろ、どのキャラにも死亡フラグが立ってきたような気がして心配ではありますが、さて…

 金祖揚の住んでいた酒池肉林を占拠した木郎神君率いる錦衣衛。その真意を訝しむ白三空に対し木郎は、金祖揚が仕えている剣閣と、自分たちが探す伝説の羅亜古城に何らかの関係があるのではないかと語ります。いや、むしろ関係なかったら私は驚きますが…
 と、その羅亜古城を求める策が効き過ぎたか、川南では、江湖の人間たちの内輪もめが激化。木郎は白三空に対し、王巓を使って事態を収めさせようとしますが、あれが武林の頭首なんだから何をやっても無駄なような…

 そんなこんなで悪役ながら悩みの尽きない木郎は、脱塵郡主との触れ合いに一時の安らぎを求めようとしますが――(今回物凄い能面みたいな表情の)脱塵はこれを拒否。
 私が愛したのは今のあなたではなくて昔のあなたという、木郎にとっては非常に理不尽な、しかし脱塵にとっては偽らざる言葉についに半泣き、どころか涙を流してしまうのでありました。じゃあなぜ一緒にいるんだ、という問いを投げかける時点で何もわかってないよ木郎…そして本当に共依存な二人です。

 一方、剣閣を探しながらも相変わらず裏山で道に迷っている侯風・白艶燭・金祖揚の三人組。野宿の最中、金祖揚は剣閣の近くに都掌族なる部族が住んでいることを語ります。そして父の遺言で、かつて剣閣に往診したことのある医師の家族を皆殺しにしたことも…
 実にこの時から酒を手放せなくなり、結果金祖揚が「酔侠」と呼ばれることになった――というのは、少々意外な過去ではありましたが、作中では最も自由な人間の一人に見えた彼をしても、真に自由な生き方は難しいという、ある意味本作のテーマ的な部分に結びつく描写と感じます。
 しかし今回、この大人三人組はほとんど道に迷っていただけ…

 そんな中、川南にやって来た数少ない(今までがその分大変だったのですが)リア充カップルの呼延大臧と珠児は、江湖の連中の仲間割れの場に居合わせた際、そこから方宝玉が王巓の腰巾着・李子原を攫うのを目撃、後を追いかけて宝玉と再会。なかなかギクシャク感の取れない二人ですが、珠児が間に入ったおかげでようやく互いを敵視するのをやめ、協力することになります。(この辺り、本当に必死な珠児と、ギクシャクしまくって言葉を選びながらも何となく敵意のないことを説明する二人の姿がちょっとかわいらしい)
 三人は、捕らえた李子原をわざと逃がして後を追った先で白三空を見つけ、さらに木郎からの緊急の呼び出しで飛び出していった白三空(しかし本作の登場人物、一部を除いて本当に変装という概念を知らない…)の後をつけて、洪県城にたどり着くのでした。

 洪県城の役所で白三空を待っていた木郎は、元代の宝物を持っていた都掌人を捕らえ、そこから剣閣の位置がわかると言うのですが…ここで明かされる衝撃の事実。都掌人は「三国志」に登場する孟獲率いる異民族のうち、孟獲とともに中原に帰順するのをよしとせずに隠れた者たちの末裔だった! …と興奮する人間は少ないかと思いますが、いや、実に伝奇的な設定でよろしいではないですか。

 閑話休題、木郎の居場所を知った宝玉と大臧は、そこにいるであろう奔月を救出しようとしますが、さすがに錦衣衛が駐屯しているだけあって役所の警備は固い。
 そこで陽動のために動いた大臧は、真っ正面から役所に乗り込み、木郎を呼び出すのですが…このシーンが実に格好良い。問答無用で錦衣衛を叩き斬るのはちょっとどうかとも思いますが、初期の周りの者皆全てが敵のようだった彼を思い出させられます。

 そしてついに対面したかつての義兄弟二人――ある意味一番見たかった大臧と木郎の対面ですが、甘言を弄する木郎を相手にせず、口先だけのあんたは好漢ではないときっぱり絶縁宣言。ここで大臧は好漢の条件として公明正大であることを挙げますが、それが本作にとっての理想の人間像なのかな…という気がしてきました。

 一方、陽動の隙に役所に潜入した黒装束(本作で数少ない変装)の宝玉の前に現れたのは、白三空で…というところで次回に続きます。


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