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2013.09.08

「浣花洗剣録」第37集 今明かされる剣閣の真実!

 本当に残すところあと4話で終わるのか、そろそろ心配になってきた「浣花洗剣録」。ついに剣閣と羅亜古城を巡る謎が解けるのですが…まだまだ人々のすれ違いは終わらず、人々の戦いもまた、徐々に潰し合いの様相を呈してきたかとすら見えるのです。

 木郎神君に囚われたままの奔月を救うため、錦衣衛の守る洪県城の役所に潜入した方宝玉は、待ち構えていた祖父・白三空と対面。さらに陽動作戦に気づいた木郎が戻ってきたことで、その場を逃れることになります。
 後を追った三空は、翌日になって、宝玉に手傷を負わされた…と戻ってきますが、それは宝玉を見逃すために自らを傷つけたもの。しかし対面した宝玉に、朝廷に与し、死を偽装したことを詰られて精神的なダメージは小さくない模様です(宝玉がかつて祖父の言いつけを守って勉学していた時に模写した論語を叩きつけられるのが切ない)。

 一方、前夜に呼延大臧と対峙した木郎も、彼に卑劣漢と言い捨てられて、表面上は平静を装っているものの、こちらも内心は堪えている様子。さらに、唯一素で触れ合うことのできるはずの脱塵郡主からも冷たい言葉をぶつけられるのですが…口では色々と言いつつも木郎から離れない脱塵の方も何というか複雑で、まあ相変わらず絵に描いたような共依存カップルであります。

 また、羅亜古城目指して集結した武林の面々ですが、前回同様到底一枚岩ではなく、欲の皮の突っ張った連中は、盟主たる王巓の指示も聞こうとしないのですが――
 そもそも王巓、以前師太を殺した際に怒った大臧に足の筋を切られてまともに歩けず、車椅子生活を送る羽目に。武芸者としては致命的…と思いきや、いきなり車椅子で猛ダッシュして反抗した者たちを一瞬のうちに粛正してしまいます。
 おお、車椅子に乗った悪人なんてなかなか迫力あって良いぞ、と思ったのですが…

 と、そんな中、大きく動き始めたのは侯風・白艶燭・金祖揚の剣閣探索組。ようやく剣閣に近いという竹林を見つけた一行は、そこで原住民の都掌族と遭遇、彼らと何とか意思疎通して、彼らの町・都掌寨に案内されます。しかしこの都掌族、なんだか未開部族みたいな描写だったと思いきや、案内された先は思いっきり普通の中国の町並みなのには正直肩すかしでしたが…

 それはさておき、そこで彼らを待っていたのは、あまりに意外な人物――それは、以前、金祖揚の使用人だった(木郎に囚われて拷問され、脱塵に助けられたりした)男・喬。実は都掌族の人間だった彼は、身分を隠して外部との連絡係を務めていたのであります。
 なるほど、相手は姿を見せないのに、いつの間にか剣閣と連絡が取れていたのも納得であります。

 そして喬の口から、ついに剣閣と羅亜古城の関係が明かされることとなります。
 そもそも、三国時代に孟獲に従って中原の傘下に入るのをよしとしなかっった者たちが作ったのがこの都掌寨。それから長い年月が過ぎて、近くにやってきた九人の剣士が洞窟に居を構えたのが剣閣だというのです。
 そしてさらにやってきた元人が作ったのが羅亜古城ですが、しかし彼らは近くに住む都掌族を襲って乱暴狼藉三昧。耐えかねた都掌族は、剣閣の達人たちに助太刀を依頼し、激しい戦いの末に、ついに羅亜古城の元人を滅ぼしてしまったというのです。
(ちなみにこの時、戦いに加わるのをよしとせず剣閣を出た三人の達人の剣が、現在大臧の手にある三本の宝剣という――おお、平仄があってる!)

 いやはや、絶対剣閣=羅亜古城だと思っていたのですが、これは一本取られました。しかも羅亜古城は既に滅んでいたとは…

 さて、錦衣衛たちが羅亜古城を求めてやって来たことを知った喬は、一族を挙げて寨を捨て、雲南に移住する道を選びます。一方、それでも剣閣に向かおうとする金祖揚は、喬から剣閣の場所を聞き出そうとするのですが、彼はそれを拒み、一編の詩を残します。
 そこに暗号のように隠された地名を何とか発見した三人は、間一髪で木郎たちの来る前に都掌寨を脱出。既にもぬけの空の都掌寨でいらだつ木郎ですが…というところで次回に続きます。


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