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2013.10.26

11月の時代伝奇アイテム発売スケジュール

 10月に入った時には「まだあわてるような時間じゃない」という気分だったのですが、冷静に考えてみると今年もあと3ヶ月。そして来月になればあと2ヶ月(当たり前)。もう冬も目前、2013年の終わりも目前…というわけで、今年のラスト1つ前、11月の時代伝奇アイテム発売スケジュールです。

 と言ってみたものの、数の上ではちょっと寂しめな11月のアイテム。それでも文庫小説の方は、なかなかの注目作が並びます。

 まずなんと言っても注目は、今年「奥右筆秘帳」を完結させた上田秀人が、同じ講談社文庫からスタートする新シリーズ「百万石の留守居役 一 波乱」。
 内容の方はまだわかりませんが、百万石といえば加賀前田家。幕府の人間を主人公とすることが多かった上田作品が、どのように外様側からの物語を描くのか期待です。

 また楽しみなのは、待望のシリーズ第5弾となる小松エメル「一鬼夜行 鬼の祝言」。お話の方は、なんとあの閻魔顔の喜蔵のもとに縁談が、ということでいや本当にこれどうなるのでしょうと、大いに気になります。

 また、シリーズものの新刊では、風野真知雄「新・若さま同心徳川竜之助 5 薄闇の唄(仮)」、瀬川貴次「鬼舞 見習い陰陽師と応天門の変」が登場。特に後者はいよいよシリーズが佳境に入っているだけに注目であります。

 そして既刊の文庫化では、夢枕獏「陰陽師 醍醐ノ巻」、富樫倫太郎「早雲の軍配者」とヒット作が並びますが、やはり気になるのは荒山徹「友を選ばば」。タイトルからは想像できないような色々な意味で大変な作品ですので、未読の方はぜひ。

 もう一点、アンソロジーでは細谷正充編の「くノ一、百華」が。編者の方が方ですので、これは面白い作品が収録されているはずです。


 また、数は少ないですが見逃せない作品が並ぶのが単行本小説。宇月原晴明の平安もの「かがやく月の宮」、京極夏彦の新作は明治もの「書楼弔堂 破暁」、さらに秋梨惟喬の中国ミステリ「黄石斎真報」と、期待の作品が並びます。


 さて、一方漫画の方はかなり寂しい状況。
 ぱっと見て印象に残るのは野部優美「真・餓狼伝」第3巻、hakus「伏 少女とケモノの烈花譚」第3巻、かねた丸「剣客太平記」第1巻くらいという状況です。

 また、これまで文庫で刊行されてきた上条明峰「SAMURAI DEEPER KYO」は11月発売の第18巻でめでたく完結。全プレ下巻にも応募しないといけないですね。


 なお、11月はDVDで「座頭市」シリーズが再販されますが、その中でもこのサイト的にはやはり「新座頭市 破れ! 唐人剣」に注目するべきでしょうか。



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